深町純 On The Move [CD]
キーボード&シンセサイザー奏者の鬼才、深町純がニュー・ヨークのミュージシャン達と歌のあるインストゥルメンタルの聴きやすい新しいアルバムを作ろうと、今までもブレッカー・ブラザースなどのニュー・ヨークのミュージシャン達とは、何枚かアルバム作っていたが、それらはかなり実験的色彩の強いものだった。ブレッカー・ブラザーズ、スタッフ、サンボーンにマイニエリらの存在をさらに日本に知らしめたアルバムで、この後に日本で行われるニュー・ヨーク・オール・スターズのライブに繋がるアルバム。
「Letters To New York」深町純の作曲、彼が一番やりたかった歌物で、これこそがニュー・ヨークのサウンド、歌物でのマイケル・ブレッカーのソロでこれが一番だと思う。
「YOU'RE SORRY」マイケル・ブレッカーの 名曲のバラード「I'm Sorry」のオマージュで深町が作った曲、マイケル・ブレッカーのソロ、マイク・マイニエリのソロが素晴らしい、後半の スティーブ・ガット の三拍子のドラミングに息をのむ。
「When I Got Your Wave "Pathetique"」深町純がベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の第二楽章をアレンジしたもの。スティーブ・ガット からもこれをアメリカで出せばヒットしたのにと後で言われたと、深町純が言っている。
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