難波弘之 SENSE OF WONDER [CD]
難波弘之は学習院大学在学中より、プロミュージシャンとして活動を始め、1975年に、鳴瀬喜博の誘いで「金子マリ&バックスバニー」に加入、キーボーディストとして活躍。その後、プログレッシブ・ロックバンド「SENSE OF WONDER」を結成、山下達郎のコンサートツアーなどにも参加するようになる。
79年にファースト・ソロ・アルバム『センス・オブ・ワンダー』をリリースした。このアルバムのジャケットを手塚治虫、ライナーノーツを中島梓が綴っている。大のSFマニアでプログレ・マニアの難波弘之、このアルバムはSF小説の名作をイメージして作った曲で構成されている、プログレなのだがポップな作風で難波弘之の初々しいくて甘いボーカルとプログレらしい縦横無尽なキーボードのプレイが堪能できる、バラエティ豊かな内容は自身の愛するSF作品とその作家に捧げたものである。
「夏への扉」SF作家のロバート・A. ハインラインの名作を題材に吉田美奈子が作詞、山下達郎が書き下ろした名曲、山下達郎がアルバム「Ride On Time」でセルフ・カヴァーしている。
「アルジャーノンに花束を」アルバムの一曲目、アメリカの作家ダニエル・キイスによるSF小説を題材にしている。
「いちごの窓」アメリカ合衆国の小説家、詩人のレイ・ブラッドベリを題材に、同じく山下達郎が作曲。
難波弘之は一時ハマって、ライヴに何度も行ったことがあります。
この1stアルバムもレコードを持っています。
アルバムでは《ブルジョワジーの秘かな愉しみ》が好きです。
by lequiche (2021-04-14 01:02)
lequicheさん
コメントありがとうございます。
このアルバムが発売された数年前に萩尾望都が描くレイ・ブラッドベリの名作「ウは宇宙船のウ」を読み、レイ・ブラッドベリの小説を読んでいた頃だったので、SF作品とその作家に捧げるなんてと印象に残ったアルバムでした。
by ameneko (2021-04-14 13:05)