Sooo Baad Revue [CD]
関西ブルースシーンから登場した、SOOO BAAD REVUE、75年に結成され、76年にアルバム『SOOO BAAD REVUE』でレコードデビューしているのだが、彼らのスタジオ録音はこれだけで、76年の暮れに解散、その後77年に発売のライヴ盤『LIVE!』を含めても世に出たアルバムはわずか2枚だけである。オリジナルメンバーは山岸潤史(Gu)、石田長生(Gu)、北 京一(Vo)、砂川正和(Vo)、永本 忠(Ba)、土居正和(Dr)、国府照幸(Key)、チャールズ清水(Key)の8名で、山岸は日本で最初の本格的ブルース・バンドのウエスト・ロード・ブルース・バンドのメンバーで浪花のジミヘンと言われ、石田と土居は1971~1972年に上田正樹とバンドを組んでいるなど、関西の音楽シーンではある種のスパー・グループ的な集まりでした。レコーディングはロサンゼルスのエレクトラ・スタジオでメンバー8人と現地調達のホーン・セクションが参加している。関西のソウル・ブルース色が強いのかと思っていたら、当時の最先端の70年代のファンクのエッセンスを取り入れたソフィスティケートされた関西ファンクで他のどのバンドにも見られない個性的な存在だった。
「ソウル地下鉄 」ソウル・トレインを関西らしくもじった曲名の軽快なインスト。
「最後の本音」関西のソウルのスタンダード、この時まだ19歳だったという砂川の歌声。
「真夜中の歌姫」石田のボーカル、メロウで、どこかロマンチックな雰囲気を出している。
「What's Going On」ライブ・アルバムから石田の素朴なボーカルが味をだしている。
コメント 0