村田和人 MY CREW [CD]
サード・アルバム「MY CREW」は村田和人本人による初のセルフ・プロデュース・アルバムで84年にリリースされた。 当時ライブを共にしていた彼自身のバンド・メンバー(阿部 薫/山内 薫/山本圭右/小板橋博司)にキーボードの中西康晴を加えたメンバーでレコーディングされ、バンドとしてのまとまったサウンドのライブ感の強い一面がクローズアップされたアルバムとなり、また作詞:安藤芳彦と作曲・編曲:村田和人の2人世界が相俟って、前作の「ひとかけらの夏」よりさらに村田和人の持ち味を出し始め、サマーチューンがこれでもかと詰まったアルバムとなります。村田バンドは83年当時、あの小室哲哉がキーボードで在籍していたとのこと、翌年に彼はTMネットワークでデビューしますが、本作は彼を除いたバンドメンバーで録音されたものでした。
「あの波をつかまえて」山下達郎がアレンジ&ギターで参加した、アルバムの中でも一番の出来でハイライトとなる曲、個人的にもこのアルバムで一番好きな曲。
「Summer Vacation」夏の終わりを歌った竹内まりやとのちょっぴり切ないデュエット・ナンバー。
「Sexy Pacific」この曲も山下達郎がアレンジ&ギターで参加した、ミディアム・テンポの名曲。
2021-07-02 10:02
nice!(21)
コメント(2)
3曲とも夏の夕暮れのようなしっとりと気だるい感じが描写されているなと思いました。
「Sexy Pacific」は達郎さんの独特の音階があちらこちらに
感じられますね。
山下達郎さんの独特のギター奏法はアルバム[「FOR YOU」の中で
発揮されてるかなと思いました。
近年ではMIYABIさんのタッピング奏法でしたっけ?それがとてもセンセーショナルみたいですね。
by marimo (2021-07-03 11:05)
ameneko
marimoさん
気がついたらこの3曲を選んでいました、この手の曲が好きなんです、もっと違う曲も選ばないと。「Sexy Pacific」は曲は村田和人さんの作曲ですがアレンジが達郎さんです、達郎さんを感じますよね。
「FOR YOU」は何と言っても「SPARKLE」がありますからね。
タッピング奏法は50年以上前からある奏法でその頃はどちらかというとジャズ系の人達が使っていました。マイケル・ヘッジス、タッグ&パティのタック・アンドレス、日本では押尾コータローなどが有名です。MIYABIさんは早いパッセージのロック系の派手なタッピングに進化させたのが凄いです。
by ameneko (2021-07-03 15:27)