Crackin' Special Touch [CD]
Crackin'は「西のタワー・オブ・パワー、東のクラッキン」と言われるファンキー&メロウなサウンドが持ち味のバンドで、70年代に活動した白人・黒人混成のグループ。メンバーには、後にセッション・シンガーとソロとしても活躍するレスリー・スミスや、売れっ子プロデューサー・チームとしてロビー・ビュプリー, スモーキー・ロビンソン, テンプテイション, ケニーG、ロビー・ビュプリーなどを手がけるクラッキンのリズム・セクションの2人のピーター・バネッタ&リック・チューダコフが在籍、また現在ポール・マッカートニーのバンドにいるギターのブライアン・レイ、そしてキーボードのレスター・アブラムスはドゥービー・ブラザースの名曲「Minute by Minute」と「Open Your Eyes」をマイケル・マクドナルドと共作し、ドゥービー・ブラザースのアルバムにも参加している。クラッキンは東海岸のウッドストックで活動を開始、西海岸ベイエリアに安住の地を求めて本拠地を移動、70年代に4枚のアルバムを残して解散する。この「Special Touch」は4作目で、彼らのラスト・アルバムになる。前作に続いてマイケル・オマーティアンがプロデュースを担当、彼はこの2年後にクリストファー・クロスのグラミー受賞作「南から来た男」を手がけた名匠だ。メロウ&ソウルとAORが混合した洗練された作品だったが、このアルバムを最後に残念ながら活動を停止する。
「Nobody Else」ロビー・ビュプリー作曲のAORナンバー、80年に彼のデビュー・アルバム「ふたりだけの夜」においてセルフ・カヴァーしている、このアルバム「ふたりだけの夜」もピーター・バネッタ&リック・チューダコフがプロデュースし、その最初のビッグ・ヒットが、ロビー・ビュプリーのデビュー曲「Steal Away」のヒットだった。。
「Don't Cha Love Me」軽快なグルーヴとAORを合わせたクラッキンらしい曲。
「Too Young」同じくファンキーとメロウを巧みに融合したクラッキンらしい曲。
ご紹介の3曲とも気持ちよくドライブできそうな感じですね。
by marimo (2021-10-23 18:19)
marimoさん
クラッキンは良いサウンドのバンドだったんですよね、残念ながらあまり知名度が上がらなくて解散してしまうのですが、その後メンバーは色々な所で活躍、2002年ポール・マッカートニーの東京ドームの来日公演の時にギターのブライアン・レイがいたのでビックリしました。
by ameneko (2021-10-24 00:28)