Chicago X [CD]
「Chicago X」はシカゴの8枚目のスタジオ・アルバム。カリブー・ランチで録音され、76年にリリースされた。前作からブラス・ロックで鳴らしたシカゴにから、AORやポップス路線へと移行し始める要素が出て来た。シカゴ初期はロバート・ラム 、ジェイムズ・パンコウ 、テリー・キャスによる曲作りの中心にいたが、その後ピーター・セテラが頭角を現し、本作で「If You Leave Me Now」がグループ初の全米ナンバー・ワン・ヒットとなりグループ内の力の均衡が崩れていく。全米ナンバーワンを記録するが、バンドのリーダーであるテリー・キャスやロバート・ラムはこのような音楽性に強く反対したと言う。この後シカゴはテリー・キャスが拳銃暴発事故により死亡などもあり、ブラス・ロック指向の音楽性では売れず低迷期に突入することになる。80年代に入るとデイヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎え、社会派ブラス・ロックから時代に合わせたAORへと変化し大成功し復活する、デイヴィッド・フォスターとピーター・セテラの都会的で洗練されたAORセンスは近いものがあった為であった。「If You Leave Me Now」はピーター・セテラの都会的な洗練されたポップ・センスが初めて認められたヒット曲で、76年という時代を考えても、その後のシカゴに与えた影響は少なくない。
「If You Leave Me Now」
「You Are on My Mind」
「Another Rainy Day in New York City 」
「Mama Mama」
こんにちは。
「Chicago X」懐かしいですね。ピーター・セテラの洗練されたボーカルでシカゴを知りましたが、過去のロック色あるシカゴも魅力的です。いまだに「サタデイ・イン・ザ・パーク」を時々、聴いています!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-11-15 09:14)
Boss365さん
デビュー50年を超える超大御所バンドですから色々なヒット曲がありました。個人的には初期の「長い夜」や「サタデイ・イン・ザ・パーク」の方がシカゴらしいイメージで、「If You Leave Me Now」を
最初に聴いた時はシカゴの曲なのとビックリした思い出があります。
by ameneko (2022-11-15 21:33)