Art Garfunkel Scissors Cut [CD]
「シザーズ・カット(北風のラストレター ) 」はアート・ガーファンクルの5枚目のソロアルバムで81年にリリースされた、「Bridge over Troubled Water」を含むサイモン&ガーファンクルのアルバムも共同プロデュースしたロイ・ヘイリーが共同プロデュースをし、2年半ぶりとなったアルバムは、今は亡き恋人のローレン・バードに捧げたもの。日本でのファースト・シングルになった「Hang On In」はアップ・テンポのナンバーだが、それ以外は穏やかで静かな曲で構成された美しい作品で、タイトル曲の「Scissors Cut」はアート・ガーファンクルとの関係が深いジミー・ウェッブの書いた名曲に、梵語の輪廻(迷いの世界を生きかわり死にかわる)の歌詞にアート・ガーファンクルの心情がこめられている。ギャラガー&ライルのヒット曲のカヴァーの「A Heart In New York」は生まれ故郷のニューヨークを歌った曲で、ニューヨークという都会の喧騒や、希望などが入り混じった独特の空気が伝わってくる、凛々しいサックス・ソロはマイケル・ブレッカー。「In Cars」もジミー・ウェッブの書いた書いた美しいナンバー、ポール・サイモンががバック・ヴォーカルで参加している。
テオ・マセロの指揮するストリングスの美しさと、ニューヨークのえりぬきのミュージシャン達の演奏も完璧です。
「Scissors Cut」
「A Heart In New York」
「Hang On In」
「In Cars」
コメント 0