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Ben Sidran Live at Montreux [CD]


ライヴ・アット・モントルー(期間生産限定盤)

ライヴ・アット・モントルー(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ベン・シドラン
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD


ベン・シドランはシカゴ生まれのミュージシャン。英国サセックス大学の博士号を有し、音楽や特にジャズに対する造詣が深いことから "ドクター・ジャズ" の異名をもつ才人だ。スティーブ・ミラー・バンド(ボズ・スキャグスもこのバンドにいます)にキーボード奏者として参加したり、「Go Jazz」レーベルを主宰したり、音楽ライターとして著作活動をしたりと、その活動は多岐にわたる。
1978年モントルー・ジャズ・フェスティバルでアリスタ・レコードはアリスタ・オールスターズのユニットを作り合計5枚のライブ・アルバムを作る。メンバーは、マイケル・ブレッカー(ts)ランディ・ブレッカー(tp)トニー・レビン(b)マイク・マイニエリ(vib)スティーブ・カーン(g)スティーブ・ジョーダン(dr)ウォーレン・バンハート(p)のユニットで様々なフォーマットの演奏をして、フェスティバルの最大の目玉となった、その一つがべン・シドランとの共演である。(ウォーレン・バンハート(p)はベンがピアノを弾くためこのユニットでは入っていない)


映像は「Someday My Prince Will Come」

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大滝詠一 A LONG VACATION [CD]


A LONG VACATION 30th Edition

A LONG VACATION 30th Edition

  • 出版社/メーカー: SMR
  • 発売日: 2011/03/21
  • メディア: CD


大滝詠一は、シンガーソングライター、作曲家、アレンジャー、音楽プロデューサー、レコードレーベルのオーナー、ラジオDJ、レコーディング・エンジニア、マスタリング・エンジニア、著述家、そして音楽周辺にとどまらない、数え切れない趣味人。
1981年3月に『A LONG VACATION』を発表。当初は売り上げが低迷していたが、徐々にセールスを伸ばし、夏にはチャート2位を記録。「第23回日本レコード大賞・ベストアルバム賞」を受賞。大滝本人による「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語」を除いて、作詞はすべて松本隆が担当している、2人がコンビを組むのは、はっぴいえんど以来。本作品は、アルバム上でのコンサート・スタイルをとっていて、第1曲の「君は天然色」の開始前にチューニング風景を収録、「FUN×4」のエンディングには拍手とアン・コールのコールがなされ、アンコールに応じる形で「さらばシベリア鉄道」によってアルバムを締めくくっている。ナイアガラ・サウンドのオケは、オーバーダビング無しの大人数のオーケストラの一発録音が基本、その為、音の作りは重厚かつ重厚だが、聴き心地は爽やかで、心地良い、プロの技である。


映像は、大変珍しい「君は天然色」のライブ映像。

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Suger Babe SONGS [CD]


SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-

SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-

  • アーティスト: SUGAR BABE
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/08/05
  • メディア: CD


Suger Babe,活動当時は極めてマイナーなバンドであったが、日本の音楽史上では非常に重要なバンドである。当時はまだ珍しかった、メジャー7thや分数コードなどのコード・プログレッションを多用するほか、コーラス・ワークに重点を置いた音作りで、同じようなスタイルのバンドが他にいなかったため、そしてレコード会社の倒産などもありセールス的には大きく低迷し、アンダーグラウンドな存在に留まっていた。80年代以降にその素晴らしさを認識していくことになる。このアルバムになくてはならない人は、大滝詠一で、大滝詠一の名前でプロデュースを、笛吹銅次の名前でレコーディング・エンジニアとミキシングをしたこのアルバムの影の功労者で、あまり環境の良くないスタジオでも、ここまでの音が作れるマルチプレイヤーであった、大滝さんがいなかったらここまでの物は出来なかったと、後に山下達郎も言っている。前回の紹介した「コバルト・アワー」とほぼ同時期に発売されたのも興味深い。


一曲目の「SHOW」を聴いてほしい。

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荒井由実 Cobalt Hour [CD]


COBALT HOUR

COBALT HOUR

  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/04/26
  • メディア: CD


荒井由実(現:松任谷由実)の3枚目のオリジナルアルバム、全作詞・作曲: 荒井由実、全編曲: 松任谷正隆、キャラメル・ママの好サポートとも素晴らしい、「卒業写真」「ルージュの伝言」の名曲が入っている。
松任谷正隆が、後のインタビューで、「ルージュの伝言」と「何もきかないで」を、ツアーバンド(ダディ・オー)のメンバーたちに『たまにはレコーディングに参加させて欲しい』という要求が出され、OKしたものの、演奏のクオリティはいつもと比べると劣ってたので、手ごたえがなかったものになった。その後、ストリングスを加えるといったこともしたが、感覚としては60点という出来で、このままレコードにはできないと思った。その後、山下(達郎)は(吉田)美奈子とター坊(大貫さん)と伊集加代子さんを集めてコーラスをつくってくれた。あれで抜群のアメリカン・ポップになりました。だから、「ルージュの伝言」に関しては、山下の力がすごく大きい。結果的に由実さんのポップ・シンガー路線を開拓してくれた。山下達郎への賛辞を述べている。


「ルージュの伝言」の歌詞に出てくる「あの人」は、ロックミュージシャン矢沢永吉をモデルにしてると言われている。

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Aretha Franklin Love All The Hurt Away [CD]


LOVE ALL THE HURT AWAY ~ EXPANDED EDITION

LOVE ALL THE HURT AWAY ~ EXPANDED EDITION

  • アーティスト: ARETHA FRANKLIN
  • 出版社/メーカー: BBR
  • 発売日: 2012/08/05
  • メディア: CD


アレサ・フランクリン、ゴスペル・フィーリングの強い歌唱を持ち味としており、その圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”あるいは“レディ・ソウル”の異名を持つ。
80年代にアリスタ・レコードでも、数多くの名曲・名演を残し、その後、女性アーティスト初の「ロックの殿堂入り」を果たし、ローリング・ストーン誌で「歴史上もっとも偉大なシンガー」第1位にも輝いている。アリスタ・レコードに移籍後の2作目。最高位4位26週チャートインしたヒットアルバム。タイトル曲はジョージ・ベンソンとのデュエットでチャート6位、サム&デイヴやダイアナ・ロス、ローリング・ストーンズのカヴァーなども収録、卓越したヴォーカルが楽しめる。本作は巨匠アリフ・マーディンのプロデュースのもと、成熟した大人の色香を感じさせる作品で、ジョージ・ベンソンとデュエットしたが素晴らしいの出来栄え。デヴィッド・フォスター(key)、スティーヴ・ルカサー(g)、マーカス・ミラー(b)、ジェフ・ポーカロ(ds)ら超一流ミュージシャンたちがアレサならぜひと参加している。


やはり「 Love All The Hurt Away」ジョージ・ベンソンとのデュエットを聴いてほしい。

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George Benson Breezin' [CD]


Breezin'

Breezin'

  • アーティスト: Benson, George
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1994/08/22
  • メディア: CD


このアルバムは、ワーナー・ブラザース・レコードへの移籍後最初のアルバムであり、プロデューサーのトミー・リピューマが、ジョージ・ベンソンのジャズ・ギタリスト以外のシンガーとしての才能を見出したアルバムで、ジャズ、R&Bのアルバム・チャートにおいていずれも首位に 、そしてBillboard Hot 100 とR&B の両方で上位に達するヒットとなり、グラミー賞を複数受賞し、レオン・ラッセルも「マスカレード」で最優秀楽曲賞を受賞したアルバム。「マスカレード」は1973年、カーペンターズのカヴァーのヒットで知られていたが、このアルバムの大ヒットで、さらに名曲となり色々なジャンルでカヴァーされている。
ウェス・モンゴメリーのギター演奏を受け継ぐギタリスト、オクターブ奏法とユニゾン・スキャットの歌唱力を武器に幅広い音楽性で、ポップフィールドでも成功したアルバム。


ソフト&メロウ「The Masquerade」を聴いてほしい。

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Leon & Mary Russell  Wedding Album [CD]


ウェデイング・アルバム(SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)

ウェデイング・アルバム(SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: レオン・アンド・マリー・ラッセル
  • 出版社/メーカー: ヴィヴィド・サウンド
  • 発売日: 2012/11/28
  • メディア: CD



レオン・ラッセルがパートナーのマリー・マックリアリー(スライ&ザ・ファミリー・ストーン等にも参加の経験がある)との結婚を記念して作られた、1976年リリースの「Wedding Album」。オープニングを飾る「Rainbow In Your Eyes」はレオンの曲で、ドラムとハンドクラップ以外の全ての楽器、シンセ、ピアノ、ベース、ギター、パーカッション、エレピを担当、才能が溢れている、Al JarreauやJudy Robertsのカヴァーでも有名、サザンオールスターズの曲、「瞳の中にレインボウ」もここから曲名をつけた。そして本作のプロデューサービー・ウーマックの名曲で「Daylight」のカヴァーなど(ビー・ウーマックもギターで参加している)、それ以上に感動的な「WIND SONG」など、とにかく素晴らしい楽曲ばかり。
レオン・ラッセルといえば、職人気質のミュージシャンズミュージシャンで才能豊かなアーティストで、「A Song for You」や「This Masquerade」など名曲を多く作っていますが、このアルバムは、結婚を記念した、幸せに満ちたムードが漂っている二人によるポップなアルバムです。


「Rainbow In Your Eyes」聴いてほしい。

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松原みき Pocket Park [CD]


Pocket Park

Pocket Park

  • アーティスト: 松原みき
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD


1979年11月5日にファーストシングル「真夜中のドア〜Stay With Me」でデビュー。複数の新人賞を受賞、1980年にこのアルバム「Pockt Park」を発表、吉野藤丸、佐藤健、惣領泰則などの作曲人で、佳作が作品が満載の会心作に仕上がっている。やはり、林哲司の作・編曲の「真夜中のドア〜Stay With Me」がとびぬけて非常に完成度が高い、前回取り上げた名曲「It's The Falling In Love」を林哲司は日本人のポップスならこんな風に進化させるよと、そして80年代の幕開けを感じさせる曲なのかもしれない。
しかし、彼女は、44歳の若さで残念ながら病魔には勝てずに他界。


では、「真夜中のドア〜Stay With Me」ラストほうでボーカルと絡む松原正樹のギターソロもすばらしい。

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Carole Bayer Sager ...TOO [CD]


...TOO <SHM-CD>

...TOO <SHM-CD>

  • アーティスト: キャロル・ベイヤー・セイガー
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: CD


Carole Bayer Sagerのセカンド・アルバム。
David Walter Fosterと共作した永遠の名曲「恋をしましょう(It's The Falling In Love)」のほか、Bruce Roberts やMelissa Manchesterらとの共作で多くの名曲を生んだ珠玉のアルバム。そしてこのアルバムは、やはりDavid Fosterを中心とした、TOTOのSteve Lukather(g), David Hungate(b), Jeff Porcaro(ds)や、Jay Graydon(g)、Michael McDonald等、油の乗ったミュージシャンがサポートしたことで、サウンドの艶っぽさが増している、ソウルティックで跳ねるようなリズムとメリハリの効いた卓越した演奏が冴える。
「恋をしましょう(It's The Falling In Love)」は後にMichael Jacksonのアルバム「OFF THE WALL」(1979)やDee Dee Bridgewaterのアルバム「BAD FOR ME」(1979)でも、カヴァーされる、日本でも、松原みきの「真夜中のドア」の元ネタとして知られている。


やっぱり、「恋をしましょう(It's The Falling In Love)」を聴いてほしい。

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Christopher Cross [CD]


Christopher Cross

Christopher Cross

  • アーティスト: Cross, Christopher
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 1994/10/19
  • メディア: CD


1979年、アルバム『Christopher Cross』(邦題『南から来た男』)でデビュー。デビュー時はコンサートもせず、素顔を公開していなかった。これはクリストファー自身の意向によるものであった。 Sailingで一躍AORを代表する歌手となる。 同アルバムとシングル『セイリング(Sailing)』は1981年のグラミー賞の5部門を独占。特に主要4部門の同時受賞はグラミー賞史上初であった(最後の最優秀新人賞を同時に受賞することが、その性質上一生に一度しかなく難しい。後に2003年のグラミー賞でノラ・ジョーンズが達成したが、最優秀楽曲賞は作曲者であるジェシー・ハリスに送られたため、同一人物での同時受賞は2020年にビリー・アイリッシュが達成するまでクリストファー・クロス唯一人であった)。
参加するミュージシャンもラリー・カールトン、ジェイ・グレイドンなど。コーラスでは、ニコレット・ラーソン、マイケル・マクドナルド、ヴァレリー・カーター、ドン・ヘンリー&J・D・サウザーなどで、メンバーの名前を見るだけで、音が聴こえてくるようだ。


映像は、「Sailing」彼のハイトーンヴォイスの歌声を活かしたシンプルなアレンジが良い。

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