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Rickie Lee Jones 『浪漫』 [CD]


浪漫(MQA-CD/UHQCD)(完全生産限定盤)

浪漫(MQA-CD/UHQCD)(完全生産限定盤)

  • アーティスト: リッキー・リー・ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: CD

リッキー・リー・ジョーンズは家庭の問題で全米各地を転々とする生活を送っていたらしく、本人によれば14歳の頃に初めて家出をし、19歳の頃にロサンゼルスで暮らし始め、ウェイトレスとして働いた後クラブで歌うようになり、次第に名前が知れ渡ることに、77年にトム・ウェイツと知り合って同棲を始め、その時の音楽仲間のチャック・Eワイスの事を歌ったのが「恋するチャック」である。
1979年2月、アルバム『浪漫』でデビュー。全米3位の大ヒットとなる。同アルバムからシングルカットされた「恋するチャック」も全米4位のヒットとなった。同アルバムではマイケル・マクドナルド、ドクター・ジョン、ウィリー・ウィークス、スティーヴ・ガッド、ジェフ・ポーカロ、アンディ・ニューマークらがバックを務め、フォーク、ジャズ、ブルースなどの影響が濃い音楽性と独特の気だるいボーカルは高い評価を獲得、グラミー賞の最優秀新人賞を受賞した。


「恋するチャック」ソングライターとしての才能を感じ、 物憂げでクールなリッキーの姿と気だるく個性的な歌声が印象的な曲である。


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Scott Jarrett Without Rhyme Or Reason [CD]


Without Rhyme Or Reason

Without Rhyme Or Reason

  • アーティスト: Jarrett, Scott
  • 出版社/メーカー: Grp Records
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


大御所ジャズ・ピアニスト、キース・ジャレットの弟、スコット・ジャレットが残した唯一のアルバム。AORタイプのシンガー・ソングライターという感じたが、素直な甘い歌声と美しいメロディはなかなか魅力的、アコースティックギターの腕もなかなかのもので、ジョージ・ベンソンばりのギターとスキャットもなかなかエキサイティングだ。キース・ジャレットも2曲でしっかり参加して、キース・ジャレットが歌伴をすることはめったにないことなので、それだけでも貴重な録音だと言えます、音数が多いのに歌のジャマにならず、キース・ジャレットらしい即興性のある綺麗なフレーズで歌に寄り添って盛り上げていく、流石キース・ジャレットと思わせる演奏です。


「Pictures」スコット・ジャレットとキース・ジャレットの兄弟の演奏。


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大貫妙子 & 坂本龍一 UTAU [CD]


UTAU(2枚組)

UTAU(2枚組)

  • アーティスト: 大貫妙子 & 坂本龍一
  • 出版社/メーカー: commmons
  • 発売日: 2010/11/10
  • メディア: CD


2009年の前半頃に、坂本龍一に長年親交のある大貫妙子から「坂本の曲に詩をつけて歌いたい、アルバムをつくりたい」という話が出て、その後の2009年の秋に、大貫と坂本のツアー「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano featuring Taeko Onuki」が行われ、この時点で、アルバムをリリースする予定であることが発表されていた。『UTAU』は「Lucy」での共演以来約13年ぶりの共同制作作品となる。
1975年12月23日、シュガーベイブの「クリスマス・コンサート」で大貫のソロ・コーナーのピアノを受け持ったのが坂本で、それが最初の歌とピアノだけの演奏で、それ以来何回も共演している二人、その集大成の二人だけのアルバム、タイトルの「UTAU」意味は、Uで閉じた唇が、TAで離れて、もう一度Uで出会う、素晴らしいタイトル。


映像は、「3びきのくま」 作詞:大貫妙子/作曲:坂本龍一

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KYLYN [CD]


KYLYN

KYLYN

  • アーティスト: 渡辺香津美
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2017/07/19
  • メディア: CD


1977年の渡辺香津美のアルバム「オリーヴス・ステップ」が初共演の渡辺香津美と坂本龍一、その2人が、1979年2月六本木Pit Inで、ウィークリー・セッションをプロデュースする、日替わりで一週間、ありとあらゆるジャンルの若いトップ・ミュージシャンが集まった。坂本龍一は「香津美のような凄いギタリストが、ジャズだけやるのは、もったいないロックやファンクをガンガンやるからね、シーナ&ロケッツの鮎川君のようなロック・ギタリストするよ」この言葉のとうり、ブライアン・イーノ、ジノ・ヴァネリ、Pファンクなどの曲が演奏された、このセッションを母体に渡辺香津美を坂本龍一がプロデュースするアイデアが具体化し「KYLYN」が誕生する。渡辺香津美と坂本龍一と高橋幸宏と矢野顕子は、ほぼ同時進行でYMOの活動もしていて、この後ワールドツアーに行くのも驚きをかくせない。


当時の新進気鋭のミュージシャン達のエネルギーとアイデアが注ぎ込まれた演奏で、当時の坂本龍一らしいポップな曲で「 E-DAY PROJECT」。

当時の若々しくて、パワフルな、ライブ映像です。


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YMO FAKER HOLIC YMO WORLD TOUR LIVE [CD]


FAKER HOLIC YMO WORLD TOUR LIVE

FAKER HOLIC YMO WORLD TOUR LIVE

  • 出版社/メーカー: アルファレコード
  • 発売日: 1994/08/31
  • メディア: CD


1978年細野宅に呼ばれた高橋、坂本はコタツに入りおにぎりを食べながらYMOの構想を細野から聞かされ、その場で意気投合YMOが生まれることになる。しかし最初の予定は、佐藤準と林立夫で、彼らが別の事を始めた事から、高橋と坂本に決定したそうである、もしこの三人じゃなかったらと考えると運命を感じてしまう。その後、A&Mレコードのプロデューサーのトミー・リピューマに認められ「この音楽を世界に広げなくてはならない」と発言し、契約を交わす。このCDは世界進出の為の、1979年に行われた第一回のワールド・ツアーの模様をロンドン・パリ・サイドとニューヨーク・サイドの2枚のCD音源で、色々トラブルもあった様だが、最終的には、ロンドン・パリ・ニュヨーク共に盛り上がり見せ、絶賛され「世界で成功を納めたYMO」と言われる事になる、1980年代にYMOの爆発的な人気に出るのも、このツアーがあってからこそで、そのテンションをダイレクトに伝えるCDである。


「東風」はこのツアーでのメンバーの意気込みを感じているせいか、YMO初期でしか見れない、渡辺香津美の本気のギターが見れる貴重な映像。

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秋山一将  Dig My Style [CD]


ディグ・マイ・スタイル

ディグ・マイ・スタイル

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD


ジャズ・ギタリストの秋山一将の78年のファースト・リーダー・アルバム。星加 ルミ子、音楽雑誌「ミュージック・ライフ」編集長の実弟、星加 哲のプロデュース作品。当時ポスト渡辺香津美と言われた彼が、洒落なボーカルで4曲も歌ってくれるとは、ギター・フュージョンが好きな方にもお洒落なCITY POPSが好きな方にも楽しめるアルバムで、秋山一将の幅広い音楽性に驚いたのを覚えている。参加メンバーは、山木秀夫(dr)、杉本和弥(b)、益田幹夫(key)、横山達治(per)、笹路正徳(key)、清水靖晃(sax)、スペクトラムの前身ホーン・スペクトラムの新田一郎、兼崎順一、中村哲とコーラスに山川恵津子は、後にアレンジャーとして活躍する、豪華なメンバー。2作目のアルバムの後は、体調を崩して十分な活動が出来ていないのが残念である。


「Gettin'on」はお洒落なジャズシャッフルで、マイケル・フランクスに完全に影響されているのが顕著で、ブラジル音楽に感化されているのが手に取るように感じられる。秋山一将の歌心あるギター・ソロと清水靖晃のマイケル・ブレッカーを彷彿させるソロも良い。

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渡辺香津美 Mermaid Boulevard [CD]


マーメイド・ブールヴァード

マーメイド・ブールヴァード

  • 出版社/メーカー: アルファレコード
  • 発売日: 1997/10/29
  • メディア: CD


渡辺香津美が、当時圧倒的な演奏力で人気を集めていた、リー・リトナー率いるジェントル・ソウツと共演した78年リリースのアルバム。リー・リトナー&ジェントル・ソウツは、渡辺貞夫のアルバム『オータム・ブロー』 (1977年10月23日録音「東京厚生年金会館」にて)と 77年10月30日の六本木ピット・インのオープニングに出演する為に来日、(当日券でもないかと行ったけど、入り口の周りには日本人の知っているミュージシャンが沢山いて、すぐにあきらめて帰りました。)その間10.17~29 東京芝浦スタジオAでレコーディングしたもので、フュージョン全盛期の頃の渡辺香津美の柔らかいギター音でのセンスの良いアドリブの凄さを聴くことが出来るアルバム、海外のミュージシャンと初共演し、渡辺香津美が世界で通用する実力派ギタリストとして認められるようになったことを最初に証明した作品で、この後から海外での作品が多くなっていく。曲目は、渡辺香津美の曲が5曲と、「”Q”」は、ブラザース・ジョンソンの曲でそのアルバムにハービー・メイソン(dr)が参加していて、大好きな曲なので、入ったらしい、”Q”はクインシー・ジョーンズの事です。「SUGAR LOAF EXPRESS」はリー・リトナーの曲。


「SUGAR LOAF EXPRESS」リー・リトナーの曲を香津美はどう弾くか聴いてほしい。

こちらは、リー・リトナーの「SUGAR LOAF EXPRESS」

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高中正義 SEYCHELLES [CD]


SEYCHELLES

SEYCHELLES

  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: CD


ギタリスト高中正義の、記念すべきソロ・デビュー・アルバム、1976年のサディスティックス在籍時にリリースされた。全曲、高中正義の作曲で、3曲の歌の歌詞のすべて高橋ユキヒロが担当。当時としては、誰もやっていなかったトロピカルなムードのサウンドを全面に出し、さらに歌なしのインストロメンタルも耳にするのが新しく、フェンダー・ストラトキャスターのメイプルネックでしか出ないサウンドも心地良い、しかし人気が爆発するのは、まだ数年後の事である。参加ミュージシャンは、今井 裕(Key)、浜口 茂外也・斉藤 ノブ(Per)、Jake H.Comcepcion(Sax)、井上 陽水・TAN TAN(Cho)で、特に後藤 次利(B)、林 立夫(Ds)のリズム隊は、素晴らしいノリをサポートしている、今となっては、珍しい高中のヴォーカルをフィーチャーした2曲あるのも見逃せない。井上 陽水の参加は、彼のアルバム「氷の世界」に高中正義がベーシストで参加し、その後も、彼のアルバムにギタリスト、アレンジャーと色々なアルバムに参加している為だと思う。最後の曲「TROPIC BIRDS」は、9分近い大作で、井上 陽水の爽やかな多重コーラスがフェード・インしてくる、そして最後はまた井上 陽水の爽やかな多重コーラスでフェード・アウトで終る曲。


それでは、一曲目の「OH! TENGO SUERTETAN」TAN TANの甘い歌声も曲調に合っている。

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四人囃子 一触即発 [CD]


一触即発(+2)(紙ジャケット仕様)

一触即発(+2)(紙ジャケット仕様)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2007/04/11
  • メディア: CD


18歳の若さでピンク・フロイドの大曲"Echoes"を完璧に演奏できるバンドとして、名の知れた存在だったという四人囃子、1974年に東宝レコードから『一触即発』を発売して本格的にメジャー・デビューを果たす。当時最先端のプログレッシブ・ロックやハードロック、サイケデリック・ロックの影響を多大に受けた多様なサウンドと作詞家の末松康生のノスタルジックで非現実的な詞の世界、特に森園勝敏のギター、サウンドは素晴らしい。1975年、Deep Purple日本武道館公演のオープニングアクトを務めた、1978年Rainbow来日の際もオープニング・アクトに起用されたが、これはDeep Purple来日時同行していたことのあるRainbowのスタッフからの「あのバンドはまだやっているのか?」という逆オファーからの実現であった。 のちに名プロデューサーとして名を馳せることになる佐久間正英がベースとしてこの後のアルバムから在籍していたのも、興味深い。


「おまつり」はピンク・フロイドに影響を受けた日本的なプログレッシブロックの最高峰の曲の一つ,10分以上の大作なのだが、今聴いても45年以上前の曲だという古さを感じさせない。

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CREATION PURE ELECTRIC SOUL [CD]


PURE ELECTRIC SOUL+1

PURE ELECTRIC SOUL+1

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/09/19
  • メディア: CD


日本ロック史の草創期において、早くからハードロック・スタイルを取り込んだグループ。
竹田和夫(vo,g)率いるクリエイションが、フェリックス・パパラルディ(マウンテン)とのレコーディングや米国ツアー(キッス、ジョニー・ウィンターなどと共演)経て、1977年に発表したサード・アルバム。ブルージーなハード・ロックからソウルフルなバラード、さらには「アメリカのプロレス兄弟チーム、ザ・ファンクスのテーマにもなったファンキーなインスト「SPINNING TOE-HOLD」まで、バラエティに富んだ楽曲を揃える。竹田和夫(ギター)と飯島義昭(ギター)のツイン・リードギターも有名、この後、山内テツ(ベース)が参加し、フリートウッド・マック、サンタナらとオーストラリアツアーを行った。


「Tokyo Sally」コーラスで参加しているのは、オリビア・ニュートン・ジョンと共に来日していた3人の女性達だそうです。

CDにはなっていないですが、名曲なので、『CREATION WITH FELIX PAPPALARDI』に収録されていた名バラード「DREAMS I DREAM OF YOU (邦題:夢の彼方に)」です。

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