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Rickie Lee Jones Pirates [CD]


パイレーツ <SHM-CD>

パイレーツ <SHM-CD>

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: CD


リッキー・リー・ジョーンズが1981年に発表した2作目のスタジオ・アルバム、ジャケットにはブラッシャイの撮影した写真が使用され、ジャケ買いした人も多いと思う。「We Belong Together」の歌詞は、映画『理由なき反抗』にインスパイアされた内容である。「Living It Up」や「A Lucky Guy」の歌詞は、かつてジョーンズが交際していたトム・ウェイツに言及した内容といわれている「ウェスタン・スロープ」で共作者としてクレジットされているサル・ベルナルディは、1970年代中期よりジョーンズと親交のあったミュージシャンで、ジョーンズによれば、ベルナルディは本作の歌詞の世界観に大きな影響を与えたという。彼女は、このアルバムの事を、人生の中の翳りの濃いときを描いた1枚で、感情的で破壊的で、危うさと暗さがある、光る日もあれば陰る日もある、明るい場所だけで物語が生まれるわけではない、悲しかったリ、辛かったり、淋しかったり、そうゆうときにこそ、人の心に響く物語が紡がれるのではないかと。だからこそ、彼女の歌に心を奪われてしまうのかもしれない。


「Skeletons」彼女のインタビューで言ったことが一番表現出来ている曲、個人的にも一番好きな曲。

「A Lucky Guy」一つの恋が破れた時に、ニューヨークのブロードウェイのドウ通りを渡っているときにこの歌を思いついたらしい。

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白鳥英美子 Amazing Grace [CD]


AMAZING GRACE

AMAZING GRACE

  • アーティスト: 白鳥英美子
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1993/12/22
  • メディア: CD


透明感と艶やかさを兼ね備えた独特の歌声を持つ白鳥英美子、30年程前にライブを見る機会があり、キャロル・キングやジョニ・ミッチェルなどを歌うのが上手かった。
1986年にデビアスダイアモンドのCMソングとして「AMAZING GRACE」がオンエア開始された。レコード化の要望が殺到したものの、白鳥がレコード化を拒み続けたためなかなか実現しなかった。しかしCMディレクターの秋田新一郎の説得により最終的には承諾、1987年にレコード化されヒット
「Amazing Grace」、作詞者はジョン・ニュートン (John Newton,1725–1807)。作曲者は不詳。アイルランドかスコットランドの民謡を掛け合わせて作られたとしたり、19世紀に南部アメリカで作られたとするなど、諸説ある。
このアルバム、全体にクラシカルでアレンジはシンプル、透明感をたたえ、清廉に、美しく、感情が丁寧に表現された素晴らしい作品である。


一曲目の「HEARTLAND 」ブラームスの曲で始まる

アカペラで歌う「Amazing Grace」アルバムの最後の曲。


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Keith Jarrett My Song [CD]


My Song by KEITH QUARTET JARRETT (2011-06-28)

My Song by KEITH QUARTET JARRETT (2011-06-28)

  • アーティスト: KEITH QUARTET JARRETT
  • 出版社/メーカー: Universal Japan
  • メディア: CD


ヤン・ガルバレク、パレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンセンという北欧出身のメンバーの北欧の清浄な空気感を漂わせた叙情的なヨーロピアン・カルテットの傑作「My Song」です。
「My Song」、これはCMや映画でもたびたび使われ、もはや“隠れスタンダード”といっても過言ではないキース・ジャレットの代表作ですが、その親しみ易さの裏には、この音楽家の真髄ともいうべき繊細なハーモニーがたゆまなく流れています。途中、無伴奏のピアノ・ソロにサックスが入ってくる瞬間の高揚感とその後の一体感は、素晴らしいです。心揺さぶられるのはキース・ジャレットのソロ。ジャズの語法にとらわれない自由でメロディックなその演奏には、この人の天才的なピアノの感性が凝集している作品です。パット・メセニーもカヴァーしていて、とても素晴らしいので、何処かでまた紹介します。


「My Song」CDとは違うバージョンでソロとかは無いのですが、北欧の清浄な空気感を漂わせた叙情的なヨーロピアン・カルテットのジャズを感じられると思います。。

こちらの「My Song」は、1978年の日本でのソロ.コンサートの演奏です、このコンサートは見に行くことが出来て、あまりに素晴らしかったので、是非とも聴いてほしいです。中腰の姿勢で、時折うめき声を出しながらピアノを弾く姿が印象的でした。

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Pat Metheny Bright Size Life [CD]


ブライト・サイズ・ライフ

ブライト・サイズ・ライフ

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: CD


パット・メセニーは、ミズーリ州カンザス・シティの出身、曾祖父がノルウェーの移民第一号だったそうで、ギターのディレイの音色や音楽性に関係していると思ってしまうのは、気のせいだろうか。ゲイリー・バートンのコンサートで、パット・メセニーは彼の楽屋に行き、自身の演奏を披露しバートンのグループの加入を願う、ゲイリー・バートンはパット・メセニーの実力を認め、彼の推薦で18歳でバークリー音楽大学の講師を務めた、 1974年、ゲイリー・バートンの『リング』でレコーディング・デビュー。 1976年に初リーダー作『Bright Size Life』をECMで発表し、ベースにジャコ・パストリアスを起用する、1972年に出会っていたジャコ・パストリアスとは、2、3年間トリオでライブを続けていた、2人はそれぞれの楽器の役割と、ジャズの伝統の枠組みからさらに拡大することに意気投合していた、このECMレコーディングのためドイツに渡り、二人は多いに盛り上がっていたそうだ、しかしパットはいまだにこのレコーディングでもっと良い演奏していいればと後悔していると言っている。そして「ジャコ・パストリアスの肖像」からの吹いた風がこのアルバムを大いに持ち上げる事になる。この後グラミー賞を17個を受賞ジャズをルーツに持つギタリストでは最高記録のミュージシャンに成っていく。


一曲目の「Bright Size Life」。

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Hiram Bullock From All Sides [CD]


From All Sides

From All Sides

  • アーティスト: Bullock, Hiram
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


ハイラム・ブロックは、日本の堺市生まれ、アメリカのギタリスト。
16才の頃にマイアミでパット・メセニーにジャズを習い、同時期にジャコ・パストリアスらと、ナイトクラブで演奏していた、その後ニューヨークに出ていきセッションギタリストになり、東海岸一のセッションマンとして活躍。スティング、ビリー・ジョエル、チャカ・カーン、デイヴィッド・サンボーン、ボブ・ジェイムス、ジャコ・パストリアスなど、ジャンルを問わず超一流アーティストが、要所要所で彼のギターを求め、その都度彼はそこで、時にパワフル、そしてグルーヴィーなテイストを加えていった。最もニューヨーク・グルーブを醸し出せて、歌も自分で歌ってしまう、ジャズファンク+フュージョン+ロックな才能溢れるギタリスト。


映像は、このCDにも入っている、ウィルソン・ピケットの名曲「ファンキー・ブロードウェイ」。盟友ウィル・リー(b)とデヴィッド・サンボーン(Sax)もカッコイイ!

ハイラム・ブロックとジャコ・パストリアスとケンウッド・デナードのジャム・セッション、ビートルズの曲で「Dear Predence」。

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Jaco Pastorius [CD]


ジャコ・パストリアスの肖像(期間生産限定盤)

ジャコ・パストリアスの肖像(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ジャコ・パストリアス
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2017/11/08
  • メディア: CD


1976年に発売された ジャコ・パストリアスのソロ・デビュー・アルバム。ほぼ無名だった ジャコ・パストリアスが、エレクトリック・ベース・ギター(フレットレス・ベース)というリズム楽器において、ソロ楽器としての様々な可能性を提示し、ベース・ギターという楽器に留まらずに多大なる影響をおよぼす存在となったアルバム。チャーリー・パーカーの「Donna Lee」以外はジャコのオリジナル曲で、多くは、ジャコが10代の頃から作り上げてきたフレージングや音色的個性なども含めた独自性が多いのも驚かされる。単にベーシストとしてだけではなく、コンポーザー及びアレンジャーとしての才能もアルバム曲から感じることが出来る。今聴いても、この衝撃は何も変わることがない。


一曲目の「Donna Lee」9年間もフィンガリングとピチカートの練習をし続けたあげくに完成させたプレイの完結版で、サックスのようなプレイとグルーブ感とコードチェンジとフレーズどれを取っても驚くことばかり。

2曲目の「Come On, Come Over」サム&デイブを迎えたボーカル・ナンバーで、ジャコのファンキーなリフで引っぱっていくジャコらしいR&Bのナンバー。

「Portrait of Tracy」あらゆるハーモニック奏法を駆使した美しいバラードナンバー、ベース一本だけで表現するアイディアがミュージシャンの才能と奥深さが感じられる。

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Ian Hunter All American Alien Boy [CD]


All American Alien Boy

All American Alien Boy

  • アーティスト: Hunter, Ian
  • 出版社/メーカー: Music on CD
  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: CD


イアン・ハンター,イギリスのロックバンドモット・ザ・フープルのリード・シンガーとして最もよく知られる。モット・ザ・フープルの最後のツアーで、当時ほとんど知られていなかった新人バンド、クイーンを前座で登場させた。クイーンが他人のためにオープニングを務めたのはこの時だけで、その後クイーンのメンバーはイアンと長い友人関係を続ける、そんなイアン・ハンターの1976年のセカンド・アルバム「 All American Alien Boy(流浪者)」。何と言っても、まだ無名だったジャコ・パストリアスをベースとして一曲を除く全曲に参加、ロックのアーティストの参加は珍しい(「God」ではリードギターも弾いている)これはイアン・ハンターの友人のブラッド・スウェト&ティアーズのドラマーのボビー・コロンビーが勧めた為である、彼はこの後に出る名作「ジャコ・パストリアスの肖像」のプロデューサーでもある。デビット・サンボーンやコーネル・デュプリーの一流ミュージシャン達も参加、そしてクイーンのフレディ・マーキュリー、ロジャー・テイラー、ブライアン・メイが、一曲だけコーラスとして参加した事である。イギリスでは売れたがアメリカでは残念ながらセールスはそれ程良くはなかった。


「All American Alien Boy」初期のジャコ・パストリアスのソロが聴ける曲。

「You Nearly Did Me In」クイーンのフレディ・マーキュリー、ロジャー・テイラー、ブライアン・メイのコーラスとデビット・サンボーンのサックスで盛り上げていく曲、ジャコのベースも所々で光っている。

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The Band The Last Waltz [DVD]


ラスト・ワルツ 特別編 [DVD]

ラスト・ワルツ 特別編 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2002/11/08
  • メディア: DVD


1976年11月25日に米国カリフォルニア州サンフランシスコのウインター・ランドで行ったThe Bandの解散ライブ。長年にわたってアメリカン・ロック界を支えたザ・バンドのラスト・ライブということで、豪華なゲスト・ミュージシャンが参加(観客にはゲストが誰が来るかは知らされなかった)、 ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、マディ・ウォーターズ、ヴァン・モリソン、ドクター・ジョン、ジョニ・ミッチェル、ボビー・チャールズ、ロン・ウッド、リンゴ・スター、ロニー・ホーキンズ、ポール・バターフィールド、ニール・ダイアモンドが、ザ・バンドと競演を果たした。 マーティン・スコセッシ監督の下、1978年に映画化された。元々リハーサル期間も短く、ゲスト群の楽曲も覚えなければならなかったため、演奏面においては、あまり良い出来ではなかったという証言もある。収録時間の関係上、当日演奏された楽曲の3分の1程度しか収録されなかった。しかも、映画のサウンドトラックという性格上、本来の「ザ・バンドのステージ→ゲストとの競演」という実際のステージの流れとは異なる順番で収録された。
開催から26年後の2002年、未発表であった音源を大量に追加したボックス・セット『ラスト・ワルツ完全版』がリリースされた。ロック史に残る映像作品として今も語り継がれている。
日本での映画の初公開は1978年7月で、見に行きました、The Bandの解散ライブなのに、Led Zeppelinの永遠の詩(狂熱のライヴ)ほどのインパクトはなかったけど、豪華なゲストの記憶は、残っている。


The Band の演奏でライブのオープニングの「Up On Cripple Creek 」。

この作品の目玉はなんと言っても熱狂するレベルの高いファンの前で、ロック界の豪華なゲストたちが共演するこの曲「I Shall Be Released」。


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Led Zeppelin 永遠の詩(狂熱のライヴ) [DVD]


レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: DVD


『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』は、イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンのコンサートおよびプライベートの模様を描いたセミ・ドキュメンタリー映画。1973年7月27日から29日にかけて、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの映像を編集、バンドとしても一番絶頂期の頃の映像です。ジミー・ペイジは、本作に関して「(演奏自体は)全く編集していない」と語っているが、アルバート・ホールでの撮影の実績を買われ、監督にピーター・クリフトンが就任、クリフトンはディヴィッド・グラッドウェルという音声編集の名手と組んで、映像に音声が合うように3日間のコンサートの音源をジミー・ペイジすら編集に気付かないほどの巧妙さで組み合わせた。
ジャケットは前作『プレゼンス』に引き続きヒプノシスが手がけた。装丁は黒を基調としたジャケット。表側には、廃屋となった映画館で、ツェッペリンが1973年のツアーに備えてリハーサルを行なったオールド・ストリート・スタジオが描かれている。(日本での映画初公開は1977年7月で、当時は音楽のフイルム・コンサートが結構あったんですけど、レッド・ツェッペリンのフイルム・コンサートが無かったので、映画をすぐに見に行きました。あらためてジミー・ペイジの作曲力の良さ、特にリフの良さと構成力の良さを感じた、ギターソロのリズムが、所々で悪いのはご愛嬌かな、ギターの弾く位置も低いしね。他の3人は完璧です。)1984年にはビデオ化、その後DVD化/Blu-ray Disc化2007年にされて、レッド・ツェッペリンのステージ姿を見せるほぼ唯一の公式映像の為に、長く売れつづけている。


「Rock and Roll」マディソン・スクエア・ガーデンでの一曲目、カッコイイです。

[Heartbreaker]は映画のみで、CDには収録されていない。

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The Who Tommy [DVD]


ロック・オペラ 「トミー」 [DVD]

ロック・オペラ 「トミー」 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1997/11/22
  • メディア: DVD


「Tommy」は、1975年に公開されたイギリスのミュージカル映画。ザ・フーが1969年5月に発表した史上初のロック・オペラ・アルバム『トミー』を映像化した作品。監督はケン・ラッセル、原案、音楽監督はザ・フーのピート・タウンゼント。主人公のトミーをザ・フーのロジャー・ダルトリーが演じた、ザ・フーのメンバーをはじめ、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ティナ・ターナーらそうそうたる顔ぶれのミュージシャンたちが出演。映画は全編にわたり、ラッセルが得意とするアバンギャルドで狂気的な演出がなされ、そのため、本作では原作よりもラッセルの意向が強く出ており、反対に『トミー』の持つ内省的な面や繊細さが損なわれてしまい、タウンゼントは大いに失望したという。 音楽はすべてこの映画のためにあらためてレコーディングされており、俳優陣もすべて自分が演じたパートの歌を自らアフレコしており、吹き替えは一切ない、歌は専門ではないジャック・ニコルソン、オリヴァー・リードについてもすべて本人の歌唱である。 日本では76年に公開されて友達に誘われて見に行きました、面白かったですが、主人公のTommyを上手く表現出来ていない感じがあったかなあ。


このサントラ盤からエルトン・ジョンが歌った「ピンボールの魔術師」はシングルとしてリリースされ、全英7位につけるヒットとなった。(The Whoのバージョンもカッコイイです。)

「See Me, Feel Me / Listening to You Scene」エンディングの映像。


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