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Michael Buble [CD]


Michael Buble

Michael Buble

  • アーティスト: Michael Buble
  • 出版社/メーカー: Reprise / Wea
  • 発売日: 2003/02/17
  • メディア: CD


マイケル・ブーブレは祖父の影響で、幼少の頃からスタンダード曲を聴いて育つ,10年以上の下積みの末、当時のカナダ首相ブライアン・マルルーニーの令嬢の結婚式で歌う機会を得る。その時に歌った「マック・ザ・ナイフ」を、式に出席していたプロデューサーのデイヴィット・フォスターが見て、絶賛、この運命的な出会いがきっかけになり、2003年に自身の名を冠したデビューアルバム『Michael Bublé』をリリース。マイケル・ブーブレは同世代がニルヴァーナやパールジャムを聴いていた時に、フランク・シナトラやボビー・ダーリンを聴いていた、それがかれの音楽性に反映されている、彼がこのアルバムのプロデューサーのデイヴィット・フォスターに提案したのは70年代や80年代の曲を40年代っぽい音に仕上げてみないかと提案し、誰もが耳にしたことがあるスタンダード・ナンバーやヒット曲のカヴァー・アルバムを制作、オーストラリアで700万枚、アメリカを除く全世界で1850万枚を売る大ヒットとなる、その後にアメリカでも火が付いて人気を獲得する。


「How Can You Mend A Broken Heart」ビージーズのカヴァー、バリー・ギブがコーラスで参加。

「Kissing a Fool」ジョージ・マイケルのカヴァー。

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Joe Sample Rainbow Seeker [CD]


虹の楽園

虹の楽園

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: CD


クルセイダースのピアニストのジョー・サンプルの事実上の初のリーダー作、全曲彼のオリジナルの作品である。前作までのリーダー作は伝統的なジャズのスタイルで、その頃は表現したいピアノ・プレイをすると、君のフィーリングはジャズではないとジャズ評論家批判され、疑念を持ちながらプレイをしていた。評論家がなんと言おうと自分のフィーリングを押して作ったアルバムを作ろうとし、その為に彼が39歳の時の遅咲きのアルバムとなってしまう。この作品はクラッシック的なものあり、リズミックな要素ありと変化に富んでいることが特徴、彼のソウルがこもっているリリカルで透明感のあるピアノと、時折ファンキーな音色とのびのびとしたメロディとリズムが躍動しているピアノ・スタイルはユニークで感動してしまう、今でも彼の代表作だし、ベストの作品である。アルバムのプロデュースはスティックス・フーパー、ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダーのクルセイダースの3人でしているのも納得できる。


「Rainbow Seeker」

「There Are Many Stops Along The Way 」

「Melodies of love」

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Chapter 8 This Loves For Real [CD]


This Loves For Real (Bonus Tracks Edition)

This Loves For Real (Bonus Tracks Edition)

  • アーティスト: Chapter 8
  • 出版社/メーカー: Funky Town Grooves
  • 発売日: 2018/05/04
  • メディア: CD


80年代のアーバン・ソウルと言えばマイケル・J・パウエルらが作り出した、煌びやかで洗練されたサウンド、ジャージーだったりメロウだったりするのを思い出してしまう。そんな彼が在籍していたグループがチャプター8、ヴォーカル&インスゥルメンタル・グループである、85年にリリースされたセカンド・アルバム「This Loves For Real」夜の都会をオープンカーでドライヴする男女を描いたジャケットのイメージ通りの音楽が展開される、まさにアーバンを絵に描いたようなアルバムとなっている、前作までヴォーカルだったアニタ・ベイカーが脱退、後釜に入ったヴァレリー・ピンクストンとジェラルド・ライルズによるツイン・ボーカルが大きな魅力となりアーバンなサウンドを盛り上げている。


「Don't Stop Loving Me」マイケル・J・パウエルの作曲、サックスの艶やかな音に導かれてジェラルド・ライルズのボーカルが80年代を感じさせてくれる。

「This Love's For Real」ヴァレリー・ピンクストンの作曲、ツイン・ボーカルならではの曲。

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Richard Bona Scenes From My Life [CD]


Scenes From My Life

Scenes From My Life

  • アーティスト: Bona, Richard
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1999/08/24
  • メディア: CD


リチャード・ボナ 、西アフリカ・カメルーン出身のベーシスト。ジャコ・パストリアスのアルバム『ジャコ・パストリアスの肖像』に出会い、ギターからベースに持ち替えた。、その才能から「ジャコ・パストリアスの再来」と言われている。1995年にはウエザー・リポートのジョー・ザヴィヌルと共演するようになり、ニューヨークに拠点を移す。ザヴィヌルのアルバム『マイ・ピープル』の収録に参加しワールド・ツアーにも同行、さらに、ハリー・ベラフォンテのバンド・リーダー及び、音楽監督としても活動の幅を広げ知名度をあげる。その後もパット・メセニー、デイヴィッド・サンボーン、ジョー・サンプル、渡辺香津美、渡辺貞夫などと競演する、そんな彼のファースト・アルバムが「Scenes From My Life」ベースの超絶テクニックを期待した人には肩透かしをされたような内容だが、しかしアルバムは彼の稀な才能が、作曲、歌、ベース、ギター、パーカッションとあらゆる面で発揮されている、彼の出身地のカメルーンで育った頃の思い出を母国語のドゥアラ語で歌っている、彼の音楽の原点は歌からスタートしていて、歌うという行為を通してより心が安らぐメロディを届けたいと、そしてアフリカで育った経験からか、国も人種も音楽もボーダーレスで心からの平和な世界なのだ。


「Dipita」Dipitaは希望を意味する、宗教的な確言についての歌で、その信仰心について歌っている。

「Souwedi NA Wenge」嘘についての曲。

「Eyando 」亀を捕まえるのは非常に難しい、動きは鈍く控えめだが、非常に利口で油断ならない、ライオンを捕まえる方がよっぽど楽だと歌っている。

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Nick DeCaro  LOVE STORM [CD]


ラブ・ストーム(紙ジャケット仕様)

ラブ・ストーム(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ニック・デカロ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2008/06/18
  • メディア: CD


AORの祖であるニック・デカロが1990年にリリースした3rdアルバム。仕掛け人はミュージック・ライフの編集長星加ルミ子の弟の星加哲。全9曲中7曲が山下達郎楽曲のカバーで、ニック・デカロを慕っていた山下達郎氏も選曲に参加しデカロ向きの曲を選んだり、未発表曲まで準備したとか。曲目は01.Love Storm(Sprinkler) 02.Touch Me Lightly 03. Silent Night, Lonely Night(Christmas Eve) 04. Every Night 05. Great Communicator(For Tats) 06.Theme From Big Wave 07.Only With You 08.The Girl In White 09. Love Magicとなっている。バックのメンバーもDavid.T,Walker(g) Dean Parks(g) Neil Larsen(key) Neil Stubenhaus(b) Harvey Mason(dr) John Robinson(dr) Alex Acuna(perc) Eric Malienthal(sax)など豪華なメンバーが参加。本来デカロは裏方のヒトだからヴォーカル・スキル高くないが、独特の味わい深い歌声が心地良い。


「Silent Night, Lonely Night (Christmas Eve)」

「Theme from Big Wave」

「LOVE STORM 」

「Girl In White」

「Only With You」

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Roberta Flack Featuring Donny Hathaway [CD]


Roberta Flack Featuring Donny Hathaway by Roberta Flack (1996-01-01)

Roberta Flack Featuring Donny Hathaway by Roberta Flack (1996-01-01)

  • アーティスト: Roberta Flack;Donny Hathaway
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • メディア: CD


ロバータ・フラックが1980年に発表したスタジオ・アルバム。本来は全編ダニー・ハサウェイとのデュエット・アルバムとして計画されていた、当時ダニー・ハサウェイは精神を病んで約5年間も音楽活動から遠ざかっていた、ロバータ・フラックも前作のアルバムが彼女のキャリアで最も低い数字を記録するなどがあり、ダニーとの共演の動きが出たのも頷ける、問題はダニーの不調が続いていて「You Are My Heaven」と「Back Together Again」の2曲を完成させた後、ホテルの15階の部屋の窓から飛び降り、みずからの命を絶ってしまう、まだ33歳の若さであった。ロバータと制作スタッフは、このアルバムを完成する事がダニーの追悼になると考えアルバムは完成する事になる。2人の歌声聴ける「You Are My Heaven」と「Back Together Again」も当然良いのですが、他の曲もダニーへの切々とした想いを感じられる素晴らしい曲で全曲素晴らしい出来です。


「Only Heaven Can Wait (For Love)」アルバムの一曲目、ロバータ自身が作曲編曲もし、まさにダニーに捧ぐ曲。

「Back Together Again」最後のデュエットの一曲

「You Are My Heaven」最後のデュエットの一曲、スティー・ビーワンダーの作曲

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Casino Lights [CD]


カジノ・ライツ/ワーナー・ブラザーズ・オールスターズ・ライヴ・イン・モントルー<FUSION 1000>

カジノ・ライツ/ワーナー・ブラザーズ・オールスターズ・ライヴ・イン・モントルー<FUSION 1000>

  • アーティスト: VARIOUS
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: CD


1981年にワーナー・ブラザーズに所属するアーティストたちが集結した、モントルー・ジャズ・フェスティバルの模様を収録したアルバムが「カジノ・ライツ」です。
基本的には4つのグループの演奏で、そこにラリー・カールトンなどのミュージシャンが個々に参加している、冒頭の3曲は、アル・ジャロウとランディ・クロフォードの圧巻のデュエット、バックのメンバーがニール・ラーセン(key)バジー・フェイトン(g)マーカス・ミラー(b)リッキー・ローソン(dr)の演奏、ロベンフォードを含むイエロージャケッツのオリジナル・メンバーの演奏、デヴィッド・サンボーンの豪華なメンバー演奏、ラーセン・フェイトン・バンドの演奏で、オールスターのセッションならではの貴重なコラボレーションが聴けるライブ・アルバムで、今となっては現実不可能であるメンバーのレアな演奏が聴ける。


「Precious Love」アル・ジャロウとランディ・クロフォードのデュエットで、マービン・ゲイ&タミー・ティレルの67年のヒット曲。

「Who's right Who's wrong」アル・ジャロウとランディ・クロフォードのデュエット、ペイジズのリチャード・ペイジとケニー・ロギンスの共作で、79年にペイジズのアルバムとロギンスのアルバムにも収録された曲。

「Hideaway 」デヴィッド・サンボーンの代表曲、デヴィッド・サンボーン、マイク・マイニエリ、マーカス・ミラー、ロベン・フォードのソロが聴ける、魅力満載のセッションだ。

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Larsen Feiten Band [CD]


ラーセン=フェイトン・バンド

ラーセン=フェイトン・バンド

  • アーティスト: ラーセン=フェイトン・バンド
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/09/21
  • メディア: CD


ニール・ラーセン(Key)とバジー・フェイトン(g)が80年に結成したバンドのファースト・アルバム。71年に2人は出会いバングというバンドで活動、その後フルムーンへと発展し、レコーディングするが解散、ニール・ラーセンはセッション・プレイヤーとして、グレッグ・オールマンやロイ・ブキャナンなどのアルバムに参加、バジー・フェイトンは、フルムーンの解散後にラスカルズに加入、バンドの解散に伴ってセッション・ギタリストとして活動スティー・ビーワンダーやグレッグ・オールマンと共演などがあり、80年に再び結成したのがラーセン・フェイトン・バンドで、他のメンバーは、ウィリー・ウイークス(b)ダニー・ハサウェイの大名盤「ライブ」でのプレイが有名、アート・ロドリゲス(dr)はマンハッタントランスファーのアルバムに参加、レニー・カストロ(per)は西海岸の売れっ子ミュージシャン、彼ら5人による上質なAORが展開される。78年に偶然に初来日のニール・ラーセンとバジー・フェイトンのバンドの生のライブを見て、その後よくニール・ラーセンのソロのアルバムを良く聴いていました、バジー・フェイトンはとっても好きなギタリストで、ずっとギタリストして見ていたので、こんなにヴォーカルが歌えるのは驚きでした。


「Who'll Be The Fool Tonight 」アルバムの一曲目、バジー・フェイトンの作曲、彼のヴォーカルに良さに驚かされた曲(歌い方がボズ・スキャッグスぽいよね)、全米29位のヒット曲となる。

「Further Notice」とってもニール・ラーセンらしいインストのナンバー、ニール・ラーセンのオルガンの音が凄くいい音、バジー・フェイトンのソロがカッコイイです。

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Luther Vandross Never Too Much [CD]


ネヴァー・トゥー・マッチ(期間生産限定盤)

ネヴァー・トゥー・マッチ(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ルーサー・ヴァンドロス
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: CD


1960年代後半からプロとして活動し、ダイアナ・ロス、ロバータ・フラック、チャカ・カーン、ドナ・サマー、シック、デヴィッド・ボウイ、そしてチェンジやB.B.&Q.バンド等、無数のバック・ヴォーカルを経て、1981年にようやくリリースしたソロデビュー・アルバムがこの『ネヴァー・トゥー・マッチ』。ルーサー本人によるプロデュース、マーカス・ミラーやナット・アダレイJrがサウンドの右腕となり、バディ・ウィリアムス、レオン・ペンダービスなどのニュー・ヨークのミュージシャンが参加、ニューヨークのアーバン・サウンドを聴かしてくれる。「A House Is Not A Home」以外はルーサー本人の作曲、すでに実力十分だったこともあり、アルバムはR&Bチャート1位、ポップチャートでも19位を獲得。この大成功でルーサー・ヴァンドロスは、80年代のブラックコンテンポラリーを代表するヴォーカリスト兼サウンドクリエイターになった。


「Never Too Much」80年代ソウルの屈指の名作。

「She's A Super Lady」マーカス・ミラーのベースが強力なヘビィ級ファンク。

「A House Is Not A Home」バート・バカラック&ハル・デヴィッドの作曲、ディオンヌ・ワーウィックの歌で知られているバラードのカヴァー、素晴らしい作品になっている。

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Bobby Caldwell  イヴニング・スキャンダル [CD]


イヴニング・スキャンダル

イヴニング・スキャンダル

  • アーティスト: ボビー・コールドウェル
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/10/19
  • メディア: CD


1951年8月15日マンハッタン生まれ、幼い時からビートルズや数々のポップスの虜に、とりわけフランク・シナトラに夢中になる(前にも紹介した「Come Rain Or Come Shine」はフランク・シナトラのこだわりが詰まったトリビュート・アルバムも出している)やがて仲間達とバンドを結成しロサンゼルスに移り住み活動、しかし陽の目を見ることはなく、リトル・リチャードのバックなどのセッション活動を始める、そして新天地を求め両親の住むマイアミに、そこでT.K.プロダクションに接触し、そこから「イヴニング・スキャンダル」(原題:Bobby Caldwell)でデビューすることになる。そして「風のシルエット(What You Won’t Do For Love)」が全米第9位を記録、都会的なサウンドが当時のAOR、ソフト&メロー・ブームに乗って大人 気を博した、共作も含めて全てBobby Caldwellのオリジナルで、R&B/ソウルをベースとする洗練した曲を揃えている。ロマンティックなアート・ワークも含めて、トータルにスタイリッシュなアルバムになっている。


一曲目の、「Special To Me」

「What You Won't Do for Love」初のヒット曲

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