松岡直也&WESING DANZON [CD]
松岡直也&ウィシングのウィシングとしてのラスト・アルバム、81年にリリースされた「DANZON」キューバの上流社会で親しまれている舞踏曲のリズムをDANZONと言う、このリズムは1879年1月1日、キューバのマンタスという街のクラブで音楽家ミゲル・ファイルデのよって演奏された彼自身の曲がその起源となっている。アルバムのタイトルもこのリズムの事である、松岡直也&WESINGはこの意味をもっと大きく踊るための音楽という解釈でトータルにこのアルバムを作りあげた。特に本作では大空はるみ(Tan Tan)のヴォーカルをフィーチャーした歌物とファンキーなダンス物とラテンを融合に挑戦するなど新たな側面を見せている。
「Casanova Fun」松岡のピアノでよく聞けるラテンのモントゥーノのパタンを生かしたディスコ調の曲で型にはまらない開放的な姿勢がこの曲に象徴されている。
「Mi corazón」ラテンを深く追求しながら、ラテンの持つポピュラリティーを新しい感覚で表現している。
「Come to Me (Mi Amor)」このアルバムで最もサルサ的なアプローチをしている曲で、ラテン・ポップスを感じさせる曲となっている。