David Sanborn Voyeur [CD]
前作「Hideway」で初のゴールド・ディスクを獲得し、次のアルバムは「Voyeur」は81年にリリースされ、前作を上回るヒットとグラミー賞を獲得した、デヴィッド・サンボーンの通算6作目のアルバム。
マーカス・ミラーとデヴィッド・サンボーン初めての本格的なコラボレーションのアルバムで、またマーカス・ミラーがベースだけでなくダラムやキーボードなども担当し、さらに半数以上の曲を提供し、その後は名パートナー&プロデューサーとなっていく。サンボーンのアルト・サックスはR&Bのスタイル前面に出した物で、一度聞けば彼だとわかるワン・アンド・オンリーの音で、エッジの効いたブルージーでファンキーなサックスは感情を揺さぶられるプレイでジャンルを超えて色々な所で愛されている。サンボーンはこの時期から積極的に作曲を始めていて、前作から頭角を現し、この作品でより成熟したといえる。
「Let's Just Say Goodbye」デヴィッド・サンボーンの作曲、バジー・フェイトンのギターが素晴らしい。
「It's You」デヴィッド・サンボーンの作曲、当時、同じ建物に住んでいたセレステという美しい女性のために書いた曲。
「Run for Cover」マーカス・ミラーの代表曲。