Tower Of Power Back To Oakland [CD]
70年代中期に一世を風靡したベイ・エリア・ファンクを代表するタワー・オブ・パワーはオークランド発の人種混成バンドで、サンフランシスコ周辺の雑多な人種から成る音楽とスライ・ストーンを発端とする独自のファンクとジャズの要素まで取り込んだサウンドは、エネルギッシュながらポップで明快。74年にリリースされた「Back To Oakland」はタワー・オブ・パワーの傑作アルバムの一つ。重厚なホーンセクションのみならず、圧倒的な16ビートを駆使した強力なリズムセクションや見事なコーラスは素晴らしく、キレの良いホーンをバックに歌うヴォーカルのレニー・ウィリアムズ(彼は後にソロになっても活躍する)のソウルフルな歌声が聴けるアルバムとなっている。
「Can't You See (You Doin' Me Wrong)」軽快なファンク・バージョン。
「Just When We Started Makin' It」ソウル・バラードも完璧。
「Squib Cakes」タワー・オブ・パワーの代表曲のインスト、メンバーの演奏力の高さがわかる。