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Will Lee Love Gratitude & Other Distractions [CD]


Love Gratitude & Other Distractions

Love Gratitude & Other Distractions

  • アーティスト: Lee, Will
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: CD


数々の名作・名演にジャンルを問わず参加する超一流ベーシストのウィル・リー、最初に聴いたのは山下達郎のファースト・アルバムの「Windy Lady」のカッコイイ・ベースラインだった、ほぼ同時期にブレッカー・ブラザース結成に召集される頃には売れっ子のベーシストなっていて、大好きなベーシストになっていた。日本で人気だった24丁目バンドではロック・バンドとしてベースとボーカルで活躍、さらにニューヨークのライブ・シーンではビートルズのトリビュート・バンドThe Fab Fauxの活動も有名だ。人気・実力共にトップクラスのウィル・リーだったが初のリーダー・アルバムは93年と遅かった、あまりに広範囲な音楽性を持っているゆえ、本当の自分を表現するタイミングになく、ベン・シドランから誘われてファースト・アルバム「OH!」を完成させ、AOR系のヴォーカルを中心とした作品となり新たなウィル・リーの表現力を聴かせてもらった。
セカンド・アルバム「Love Gratitude & Other Distractions」はファースト・アルバムから20年ぶりとなる作品、ウィル・リーの表現力が前作よりさらに進化し明確となり、しかも楽曲も歌もさらに本格的な仕上がりになっている、知らない人が聴いたらベーシストではなく大人のシンガーソングライターの作品だと思う仕上がりになっている。


「1, 2, 3 」オリジナルはレン・バリーの65年のヒット曲でノリの良いポップ・チューンをバラードにし矢野顕子とのデュエットにしてしまうウィル・リーの表現力に脱帽だ、ドラムはブレッカー・ブラザースで一緒だったクリストファー・パーカーで、この頃は3人で矢野顕子トリオで活動していました、彼はスタッフのドラマーでもあります。

「Fooled Him」ウィル・リーとオリー・ロックバーガーとの共作、AOR路線のメロウ・チューン。

「Get Out Of My Life Woman」アラン・トゥーサンの作曲、リー・ドーシーが66年にヒットした作品、アラン・トゥーサンがピアノで参加、ZZトップのビリー・ギボンズがヴォーカルとギターで参加した異色のコラボ作。

「Smile」チャップリンの名曲をウィル・リーのベースとチャック・ローブのギターとのデュオで。

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