SSブログ

James Taylor In the Pocket [CD]


In the Pocket

In the Pocket

  • アーティスト: Taylor, James
  • 出版社/メーカー: Rhino Flashback
  • 発売日: 2008/07/15
  • メディア: CD


前作の名作「Gorilla」からの流れで作られたウエスト・コーストらしい明るさに満ち溢れたジェームス・テイラーの7枚目のスタジオ・アルバム「In the Pocket」。シングルカットされた「Shower the People」でもわかるように非常にメロディアスなアルバムであり、ジェームス・テイラーの最も多様で洗練されたアルバムとなった。 またジェームス・テイラーがアート・ガーファンクルと「A Junkie's Lament」とデュエットし、「Shower the People」ではカーリー・サイモンがバッキング・ボーカルを務め、「Don't Be Sad 'Cause Your Sun Is Down」ではスティーヴィー・ワンダーと共作し、ジェームス・テイラーとのハーモニーを歌い、ハーモニカを演奏した、デヴィッド・クロスビー、リンダ・ロンシュタット、ボニー・レイットなどの豪華メンバーも参加し、ジェームス・テイラーの人望の良さを感じてしまう。前作の「Gorilla」から続くニック・デカロの優しく包み込むようなストリングス・アレンジもあり、70年代中盤の頃はジェームス・テイラーの優しさがしみだすアルバムが多く、本当に心から癒されてしまう。


「Shower the People」カーリー・サイモン(当時のジェームス・テイラー夫人)のコーラスもいいです。

「Woman's Got To Have It」ボビー・ウーマックのカバー。

「Don't Be Sad 'Cause Your Sun Is Down」スティービー・ワンダーとの共作、スティービーがヴォーカルとハーモニカで参加。

「A Junkie's Lament」アート・ガーファンクルとのデュエット。

nice!(24)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

Doobie Brothers The Captain and Me [CD]


キャプテン・アンド・ミー <SHM-CD>

キャプテン・アンド・ミー <SHM-CD>

  • アーティスト: ドゥービー・ブラザーズ
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD


71年にデビューしたドゥービー・ブラザーズ。トム・ジョンストンを中心にサザン・ロック色の強いギター・サンウンドによるファンキーでワイルドなサウンドでアメリカ西海岸を代表するバンドになった。アルバム「The Captain and Me」はドゥービー・ブラザーズが73年に発表した3作目のスタジオ・アルバム、初のトップ10入りを果たし初期の代表曲するシングル・ヒット曲の「Long Train Runnin'」と「China Grove」が入っている、この2曲もトム・ジョンストンが作曲、彼らしいハードでエッジの効いたナンバーとなっている。またパトリック・シモンズのレイド・バックしたカントリーロック・バラード風のスタイルの曲がアルバムのバランスを取っており、両者の対比を示すアルバムとなっている。後にドゥービー・ブラザーズの正式メンバーとなるジェフ・バクスターが、サポート・メンバーとして初参加した作品でもある。
この後トム・ジョンストンの健康状態が悪化し一時的に脱退、ツアーを間近にしていたため、スティーリー・ダンから加入していたジェフ・バクスターの口利きでマイケル・マクドナルドを起用し、その後彼を正式メンバーとして迎え入れた。マイケル・マクドナルドの加入後は豪快で野性味あふれるギター・サウンドから都会的で洗練されたR&Bの影響を受けたAORサウンドに変わっていく。


「Long Train Runnin'」トム・ジョンストンの作曲とヴォーカル。

「China Grove」トム・ジョンストンの作曲とヴォーカル。。

「South City Midnight Lady」パトリック・シモンズの作曲とヴォーカル。。

nice!(19)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

Eagles One of These Nights [CD]


One of These Nights

One of These Nights

  • アーティスト: Eagles
  • 出版社/メーカー: Warner Bros UK
  • 発売日: 1994/10/11
  • メディア: CD


イーグルスが75年に発表した4枚目のアルバム「One of These Nights 」イーグルスのアルバムとして初めて全米No1ヒットを獲得、そして3枚の全米トップ10シングルを生み出し、名実ともにビッグ・グループへ上り詰めたアルバムである。前3作までは、アルバムの曲作りにJ.D.サウザーやジャクソン・ブラウンなどが参加していたが、本作では一切参加しておらず、ドン・ヘンリーとグレン・フライを中心としたメンバーだけで曲作りを行い、よりロックへの志向を強めた、カントリーロック調をイーグルスのアイデンティティーとしていたギターのバーニー・レドンにとっては、ロック色を強めたバンドの方向性は合い入れず脱退、この後のアルバムから後任として、ジェイムス・ギャングのギタリスト・ボーカリストなどで活躍し、また「ロッキー・マウンテン・ウェイ」などの全米大ヒット曲を持っていたジョー・ウォルシュが加入した。


「One of These Nights」 作詞作曲:ドン・ヘンリー&グレン・フライ、リード・ボーカル:ドン・ヘンリー

「Lyin' Eyes」 作詞作曲:ドン・ヘンリー&グレン・フライ、リード・ボーカル:グレン・フライ

「Take It To The Limit」ベースのランディ・マイズナーの作で彼によるリードボーカル。

nice!(19)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

The Three Degrees [CD]


スリー・ディグリーズ(期間生産限定盤)

スリー・ディグリーズ(期間生産限定盤)

  • アーティスト: スリー・ディグリーズ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: CD


ザ・スリー・ディグリーズ、60年代にフィラデルフィアで結成、オリジナルのメンバーはファイエット・ピンクニー、シャーリー・ポーター、リンダ・ターナー、グループのメンバーはしばしば入れ替わり、最盛期を迎えた時のメンバーはフェイエット・ピンクニー、シーラ・ファーガソン、ヴァレリー・ホリデイで、74年のシングル「天使のささやき」を吹き込んだのも彼女たちであった、フィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ(RIP)で最初に成功をした女性グループで、このアルバムはスリー・ディグリーズのフィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ移籍第1段のアルバムです。プロデュースはギャンブル&ハフ、彼らが書いた「Dirty Ol' Man」「Year Of Decision」「When Will I See You Again(天使のささやき)」フィリー・ソウルの典型でポップスの王道、特には「When Will I See You Again(天使のささやき)」は全世界で爆発的にヒット。名曲ぞろいのアルバムで、MFSBの華麗なサウンドに乗って、彼女達3人のセクシーでチャーミングなヴォーカルとハーモニーを聴かせてくれます。日本でも人気があり親日家で「天使のささやき」の日本語ヴァージョンや「にがい涙(Nigai Namida)」作曲が筒美京平、作詞が安井かずみ、編曲が深町純、演奏も全員日本人(ドラムは村上秀一です)の歌謡曲よりの歌も出して日本だけで発売ヒットしました。


「When Will I See You Again(天使のささやき)」

「Dirty Ol' Man」

「Year Of Decision」

「 I Didn't Know」

おまけで日本だけで発売した「Midnight Train」作曲は細野晴臣、作詞は松本隆、、編曲は矢野誠、演奏しているのはティン・パン・アレーです、日本人もフィリー・ソウル風でカッコイイ演奏できると思った曲でした。

nice!(20)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

MFSB Love Is The Message [CD]


LOVE IS THE MESSAGE ~ EXPANDED EDITION

LOVE IS THE MESSAGE ~ EXPANDED EDITION

  • アーティスト: MFSB
  • 出版社/メーカー: BBR
  • 発売日: 2012/08/05
  • メディア: CD


Mother,Father,Sister,Brotherの頭文字を取るMFSB、フィリー・ソウルでの有能なエンジニア、ジョー・ターシアが控えるシグマ・サウンド・スタジオのお抱えバンドで、筆頭アレンジャーのボビー・マーティンをはじめ、ノーマン・ハリス(g)ボビー・イーライ(g)ヴィンス・モンタナ(vib)アール・ヤング(ds)ロニー・ベイカー(b)などのメンバーからなる、60年代のモータウンがそうであったように人種もさまざまなスタッフ達が作りあげた音楽制作と同じ様な集団で、流麗なストリングスとホーンと骨太なビートが特徴のミュージシャン集団。有名な曲は音楽番組「ソウル・トレイン」のテーマ曲として広く愛された「T.S.O.P. (The Sound of Philadelphia)」後半のスリー・ディグリースの素晴らしいハーモニー、キャッチーなストリングスとホーンはこれこそフィリー・ソウル。「Love Is the Message」はヴォーカル以上に歌うストリングスとホーンを聴くことが出来る。


「T.S.O.P. (The Sound of Philadelphia)」

「Love Is the Message」

おまけで、こちらのヴァージョンの方が知っていますよね「The Sound Of Philadelphia (ソウル・トレインのテーマ)」

nice!(18)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

KC & The Sunshine Band [CD]


KC AND THE SUNSHINE BAND ~ EXPANDED EDITION

KC AND THE SUNSHINE BAND ~ EXPANDED EDITION

  • アーティスト: KC AND THE SUNSHINE BAND
  • 出版社/メーカー: BBR
  • 発売日: 2012/06/05
  • メディア: CD


73年に米国フロリダ州で、KCことハリー・ウェイン・ケーシー(Vo,key)とリチャード・フィンチ(b)の白人青年が率いるセッション・ミュージシャンとレコード技術師が中心になり結成され、メンバーが流動的に変わる人種混成バンドのKC & The Sunshine Bandのセカンド・アルバム。
ヘンリー・ストーンが経営するTKレーベルから75年にリリースされたアルバムは彼らの名前を世に知らしめたアルバムで「Get Down Tonight 」「That the way I like it」のヒット曲を生み出し、アルバムもポップ・チャートの4位まで上がっている。フロリダ・ファンクはアフロ・キューバンやカリプソなどの要素をミックスしひたすら踊らせる事に作られ、中毒性のあるリズムとキャッチーなリフとメロディーの繰り返しが特徴の快楽的なディスコ・ファンクである。
ウルフルズの「ガッツだぜ!!」は「That the way I like it」をヒントにして作られている。


「Get Down Tonight 」

「That the way I like it」


nice!(18)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

Eugene McDaniels Headless Heroes Of The Apocalypse [CD]


ヘッドレス・ヒーローズ

ヘッドレス・ヒーローズ

  • アーティスト: ユージン・マクダニエルズ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/04/24
  • メディア: CD


ジーン・マクダニエルスの名前で60年代にポップ・シンガーとしてデビューした彼は、全米チャートで自己最高となる3位を記録した「A Hundred Pounds Of Clay」や、バート・バカラックのペンによる「Tower Of Strength」といったヒットを連発。その後よりコンシャスな作風へと変化していき、当時の社会情勢やヴェトナム戦争を皮肉った「Compared To What」を発表、この楽曲は後にシングル・カットされて話題となる、ユージン・マクダニエルスの名前で「Headless Heroes Of The Apocalypse」は71年に発表され、ニュー・ソウルの名盤と言われるが、それだけでなくウエザー・リポートのメンバーのアルフォンス・ムザーン(ds)やミロスラフ・ヴィトウス(b)らのメンバーがサポートし、ファンクやソウルやジャズが混ざり合ったユージン・マクダニエルスの自由な発想からなるサウンドは今でも古さを感じさせない。
74年にはロバータ・フラックの名曲「Feel Like Makin' Love」の作者としても知られている。


「Headless Heroes」

「Lovin' Man」

「Jagger The Dagge」

おまけでアルフォンス・ムザーン(ds)とミロスラフ・ヴィトウス(b)が入っていた当時のウエザー・リポートのライブ映像。

nice!(21)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Queen A Day at the Races [CD]


華麗なるレース (リミテッド・エディション)(2SHM-CD)(特典:なし)

華麗なるレース (リミテッド・エディション)(2SHM-CD)(特典:なし)

  • アーティスト: クイーン
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/05/19
  • メディア: CD

オリンピックの開幕式で ジョン・レノンの「イマジン」を使用、前のオリンピックでも使っていたので納得、次にクイーンのブライアン・メイ作曲の「手をとりあって」を使用し、日本語の手をとりあってから始まったのを聴いた瞬間、日本人としてチョット感動してしまった。2005年長野で開催のスペシャル・オリンピックスの公式テーマ曲も「手をとりあって」だったの思い出した。
ということで「手をとりあって」が入っていたクイーンの5作目のアルバム「A Day at the Races(華麗なるレース)」を簡単に紹介、クイーンにとって初の自己プロデュース作品であり、かつ前作のボヘミアンラプソディーが入っている名作のアルバム「オペラ座の夜」の延長線上での作品で、まとまりはこちらの方が上かもしれないが前作に比べ、インパクトは弱かったが、流石クイーン良い曲が入っています、初期のピークとなったアルバム。「手をとりあって」の曲中では同じ意味の歌詞が、英語と日本語の両方で歌われている。 これはクイーンの人気が日本から始まって、その後に世界中に広まっていった事に対しての感謝を表している。


「Teo Torriatte (Let Us Cling Together) 」

「Somebody To Love」この曲も名曲ですよね。



nice!(23)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Eugene Record Welcome To My Fantasy [CD]


WELCOME TO MY FANTASY

WELCOME TO MY FANTASY

  • アーティスト: EUGENE RECORD
  • 出版社/メーカー: PNM
  • 発売日: 2015/06/22
  • メディア: CD


1940年12月23日米国シカゴ生まれのソウル・シンガーで名プロデューサー/コンポーザーのユージン・レコード、カーティス・メイフィールドと並ぶノーザン・ソウルの代表的アーティストでシカゴ・ソウル・シーンでもとりわけポップでマイルドな音楽センスを持つ。67年頃、プロデューサー、カール・ディヴィスに才能を認められソウル・グループ、シャイ・ライツでファルセットを活かし「オー・ガール」などのヒット曲を生み活躍。70年代初めにグループを解散すると77年には初のソロ・アルバムの発表、妻となるバーバラ・アクリンらへの楽曲提供などを行なう。3rdアルバム『WELCOME TO MY FANTASY』を79年にリリース、ユージンとパトリック・ヘンダーソンの共同プロデュース。シカゴ・ソウルから一歩踏み出した意欲作、ロサンゼルスでの録音も交えて女性シンガーとのデュエットなど新たなソウル・ミュージックのスタイルに挑戦。ボーナス・トラックとして、ディスコ・ヒット「Magnetism」など、同時期のシングル音源を3曲収録。


「Sweet Insanity」彼らしいグルーヴィーチューン。

「Help Yourself To Love」スウィートネスに満ちた男女デュエットによるバラード名曲であり、山下達郎・吉田美奈子もFM番組放送のためのスタジオ・ライヴ録音でカヴァーした。

おまけでセカンド・ソロ・アルバムから大好きな曲で「Trying To Get To You」

nice!(23)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

The Chi Lites For God's Sake Give More Power to People [CD]


For God's Sake Give More Power to People

For God's Sake Give More Power to People

  • アーティスト: Chi-Lites
  • 出版社/メーカー: Brunswick Records
  • 発売日: 2000/10/03
  • メディア: CD


シカゴ出身のユージン・レコードを中心とする「シカゴの灯」ことシャイ・ライツ、彼らのサード・アルバム「For God's Sake Give More Power to People」は71年にリリース、初のミリオンセラーとなってシャイ・ライツの名声を決定づけた代表作。 メンバーの変更が激しいヴォーカル・グループで彼らの全盛期の一枚。プロデュースもユージン・レコードが自身で担当している。バラードのヒット曲が多い事からスウィート・ソウルなグループと思われているが、実はアップ・テンポの曲も得意なノーザン・ソウルのグループでもある、硬派なファンクもあれば、ファルセットと地声を自在に使い分けるコーラス・ワークからなる屈指のソウル・バラードもある、ウィリアム・サンダースやトムトム84によるホーン・アレンジやストリングス・アレンジの効果もあり素晴らしいアルバムの仕上がりとなっている。


「Yes I'm Ready (If I Don't Get To Go)」

「I Want To Pay You Back (For Loving Me)」

「Have You Seen Her」

「We Are Neighbors」

nice!(20)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽