白鳥英美子 Voice Of Mine [CD]
『アメイジング・グレース』に始まるシリーズ5作のひとつ「Voice Of Mine」は90年にリリース、ロンドンでの録音、スコットランドのシンガー、メイ・マッケンナのプロデュースの曲などアイリッシュに包まれたアルバムは、全体にクラシカルでアレンジはシンプル、透明感をたたえ、清廉に、美しく、感情が丁寧に表現された素晴らしい作品である。英語詞で歌うことで言葉の意味性を薄め,彼女の歌声の魅力を全面に押し出し,声の音色で楽しませてくれる。アルバムの最後曲の「レット・ザ・リバー・ラン」はアルバム・コンセプトからは離れてしまっているが、ファンからの強い要望でアルバムに収録、TBSで1990年から放送されたテレビドラマ「ホテル」のテーマソングとして使われた曲で、この「ホテル」は第5シリーズまでありましたが、この曲がテーマとして使われたのは第1シリーズだけです。
「PORTRAIT OF MY LIFE」白鳥英美子の作曲、彼女の描いていた音をロンドンで見事に演奏している。
「NOTHING COMPARES 2U 」80年代にプリンスがザ・ファミリーに提供した楽曲で歌詞はそのザ・ファミリーのシンガーであったスザンナ・メルボインがモデルとなっている。90年にアイルランド出身のシネイド・オコナーによりカヴァーされ全米No.1を記録したのを始めとして、世界17ヶ国でNo.1を記録した名曲。
「KARISOLA」メイ・マッケンナの作曲、2人のハーモニーが聴きものです。
「QUIET WAYS」バッハの「G線上のアリア」に歌詞を付けたものです。
「LET THE RIVER RUN」作詞・作曲:カーリー・サイモン、日本語詞:白鳥英美子、編曲:鈴木宏昌