Bob Marley&The Wailers Burnin [CD]
「Burnin'」は、1973年にリリースされたザ・ウェイラーズのアルバム。ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーの3人が在籍していたウェイラーズとしては4枚目のアルバムかつ最後のアルバムで、このアルバムが出た後にトッシュとウェイラーはバンドを脱退し、ソロとして活動していく。前作『キャッチ・ア・ファイア』はある程度成功したものの、英米のロック市場におけるレゲエの認知度はまだかなり低くかった、この時にスライ&ファミリー・ストーンのツアーの前座を務め人気に火が付き始める、スライ&ファミリー・ストーン より前座のザ・ウェイラーズがライブの方が盛り上がってしまい、ツアーの途中でクビになるほどの演奏だった。これで方向性が決まったウェイラーズはアルバムを「Burnin 」作成、バンドの代表曲「Get Up, Stand Up」に始まり、エリック・クラプトンにもカバーされたボブ・マーリーのスタンダード・チューン「I Shot the Sheriff」や、さらに対決的かつ攻撃的なトーンの曲が続く、「Duppy Conqueror」「Small Axe」「Pass It On"」など、以前からの曲の再録もする、アルバム最終曲は、ナイヤビンギ様式の「Rastaman Chant」で幕を閉じる。 マーリーの他にトッシュとバニーがリードボーカルをつとめる曲もあり、トッシュ、バニーの平和的な曲はマーレィの攻撃的な曲と対照をなしている。 ザ・ウェイラーズの最初のヒット・アルバムとなりボブ・マーリーとレゲエが世界中に知られることとなるアルバムである。
「Get Up, Stand Up」
「I Shot the Sheriff」
「Small Axe」
「Pass It On」
「Rastaman Chant」