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Warren Bernhardt Hands On [CD]


Hands on

Hands on

  • アーティスト: Bernhardt, Warren
  • 出版社/メーカー: Digital Music Prod
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


故ビル・エバンスの門下生で彼のスタイルを継承するウォーレン・バーンハートのアルバム「Hands On」はdmpレーベルからの2作目で85年にリリースされ、彼のリリカルなタッチのピアノが聴けるアルバムである。
ウォーレン・バーンハートを簡単に紹介すると、子供の頃からクラシック・ピアノを習いジュリアード音楽院でクラシックを学び、その後シカゴ大学で面白い事に化学と物理学を専攻する学生でもあった。ジャズとの出会いはシカゴでオスカー・ピーターソンを聴いてジャズのトリコになり、その後ニュー・ヨークでセッション・ミュージシャンになりジミ・ヘンドリックスとの共演や、ジャック・デジョネットのジャズ・ロックのグループに参加、マイク・マイニエリらとフュージョンの伝説的なバンド、ホワイト・エレファントに参加、渡辺香津美の「トチカ」にも参加をしている。
このアルバムは、前回でも紹介したウエザー・リポートのドラマーのピーター・アースキンや少し前に紹介したギタリストのジョン・トロペイ、アンソニー・ジャクソンとマーク・ジョンソンの2人のベーシストが参加し、ウォーレン・バーンハートをサポートしている。
クラシックで学んだ豊かなテクニックはジャズ・ピアニストとして洗練され、そのフィーリングはより美しく、豊かさを深めている。同じクラシックからジャズピアニストになったビル・エバンスの門下生だけの事はある。アルバムの一曲目の冒頭にショパンのプレリュードが置かれているのも面白い。


「Prelude Op.28, No.20 & Variations - F.Chopin」

「Jan in January」

「Patterns」

「Praise」

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