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Mike Mainieri Quintet Live at Seventh Avenue South [CD]


Live at Seventh Avenue South

Live at Seventh Avenue South

  • アーティスト: Mainieri, Mike
  • 出版社/メーカー: NYC (New York City)
  • 発売日: 1999/09/27
  • メディア: CD


ニューヨークのリロイ・ストリートの角のあったジャズ・クラブそれが「セヴンス・アヴェニュー・サウス」ブレッカー・ブラザースがオーナーをつとめていたクラブは、78年にオープンし、86年にクローズするまで数多くの伝説を生んだ、ロサンゼルスのベイクド・ポテトと並ぶアメリカのジャズとフュージョンの温床で、当時まだ若手だったミュージシャン達がセッションを繰り広げていて、ジャコ・パストリアスのワード・オブ・マウス・バンドやウィル・リーやハイラム・ブロックなどによる24丁目バンドなどもこのクラブから生まれた。
今回はその「セヴンス・アヴェニュー・サウス」からのライブで、当時一番ニューヨークのサウンドを感じさせてくれていたヴィブラホン奏者のマイク・マイニエリ・クインテットの81年のライブで、最初にレーザー・ディスクで映像として当時発売されていたのですが、収録から15年後にCDとして音源だけでリリースされたものです。その後に映像としは発売されなかったのが残念です。
メンバーはマイク・マイニエリを中心に活躍していたステップス・アヘッドのメンバーだったベースのエディ・ゴメス、当時マイク・マイニエリの名パートナーだったピアニストのウォーレン・バーンハート、ジャコ・パストリアスのワード・オブ・マウス・バンドに参加し話題を呼んでいたサックスのボブ・ミンツァー、当時弱冠22歳でこの1年後にウエザー・リポートのドラマーになるオマー・ハキムという強力なメンバーとなっている。
映像の一部を見つけました、「Crossed Wires」でオマー・ハキムの若手らしいはつらつとしたビートから始まる曲、ボブ・ミンツァーのバス・クラリネットの効果も面白い、「Flying Colours」はマイク・マイニエリらしい代表的な曲で各自の素晴らしいソロが見れる「Colours~Song For Seth」はマイク・マイニエリとウォーレン・バーンハートの美しいデュオ「TeeBag」はアコースティックな4ビート・ナンバー。
このアルバムは当時のニューヨークのジャズ・シーンの熱気をヴィヴィッドに伝えてくれるアルバムで、「セヴンス・アヴェニュー・サウス」ではこういった演奏が毎日のように行われていた、とんでもないクラブだった。


「Crossed Wires~Flying Colours~Song For Seth~TeeBag」

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