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増尾好秋 Good Morning [CD]


グッド・モーニング

グッド・モーニング

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2014/12/10
  • メディア: CD


増尾好秋がエレクトリック・バードにおける3作目でメロウ・フュージョンのアルバム「Good Morning」は80年にリリースされた。彼のレギュラー・グループのメンバーのヴィクター・ブルース・ガッジー(ac.p,el.p) T.M.スティーヴンス(el.b,piccolo bass) ロビー・ゴンザレス(ds,congas) /シャーリー増尾(perc) による演奏はさらに一体感を生み、その爽やかなメロウ・サウンドの素晴らしい演奏は心地良さ満点のアルバムとなっている。1973年から1976年までソニー・ロリンズのバンドに在籍し、ロリンズの大らかプレイを継承、そのハートフルなサウンドは増尾好秋の人柄を感じてしまいます。さらにこのアルバムの要となっているのは実弟のギタリスト増尾元章との共演で、「BECAUSE OF YOU」と「INSIDE LOVE」の2曲を増尾元章が提供、「BECAUSE OF YOU」のポップさは個人的に好きで名曲だと思っています。「INSIDE LOVE」での二人の対照的なギター・ソロはまるで会話そのもので、内容までわかるような気がしないかいと増尾好秋が語っていて、さらにこれが僕のバンドなんだ、これが僕達の音楽なんだと語っています。

「(I'M STILL)BELIEVING IN DREAMS」作曲:増尾好秋 編曲:増尾好秋

「GOOD MORNING」作曲:増尾好秋 編曲:増尾好秋

「BECAUSE OF YOU」作曲:増尾元章 編曲:増尾元章

「INSIDE LOVE」作曲:増尾元章 編曲:増尾元章

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渡辺香津美  Village In Bubbles [CD]


Village In Bubbles

Village In Bubbles

  • アーティスト: 渡辺香津美 with マンハッタン・ブレイズ
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2017/07/19
  • メディア: CD


渡辺香津美の「ヴィレッジ・イン・バブルス」は前作「ロンサム・キャット」に続くニューヨーク録音の2作目で78年ににリリースされた。ニューヨークを中心に活動しているセッション・グループのマンハッタン・ブレイズと日本が世界に誇る名ギタリスト増尾好秋との共演に加え8人のホーン・セクション、14人のストリングス・セクションも加わった豪華な布陣でレコーディングし、渡辺香津美はその企画とアイディアを理解し、ジョージ・ケイブルスらアメリカのトップ・ミュージシャンを従えて堂々たるプレイをしたアルバムである。このアルバムのプロデュースはマックス・ローチのマネジャーとレコーディング・プロデューサーを兼ねてアメリカで活躍している小沢善雄、マンハッタン・ブレイズはレジー・ワークマン、ジョー・チェンバース、セシル・ブリッジウォーター、小沢善雄の4人が中心となって運営、演奏活動は始まったばかりで、グループとしての初レコーディングとなった。渡辺香津美が全曲を書き下ろし、セシル・ブリッジウォーターが編曲、ストリングスとホーン・セクションの指揮にあたっている。セシル・ブリッジウォーターはサド=メル・オーケストラやマックス・ローチ・カルテットの一員のトランペッターで、作編曲にも多くの実績をもつ逸材である。渡辺香津美とって計31名の大編成のオーケストラ従えたリーダー・アルバムは初めての事、このセッションのアイディアは小沢善雄によるものと思われるが、アルバム一曲目の「Park Avenue」を聴いてもらえるとわかると思うがストリングスとギターのアンサンブルは素晴らしく、渡辺香津美はその意図以上に応えているのには、改めて驚かされる。さらに増尾好秋と渡辺香津美の2人が共演が実現、2人アドリブ・ソロが聴ける「Village In Bubbles」では最初が渡辺香津美、続いて増尾好秋「Magic Carpet」では最初が増尾好秋、続いて渡辺香津美となっている。「Crystal Rain」ではアコースティック・ギターのソロをフューチャーした曲で個人的に好きな曲です。

「Park Avenue」

「Village In Bubbles」

「Magic Carpet」

「Crystal Rain」

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山本達彦 MARTINI HOUR [CD]


MARTINI HOUR(紙ジャケット仕様)

MARTINI HOUR(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 山本達彦
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD


前作の大ヒットアルバム「太陽がいっぱい」のポップなアルバムから一転し、よりサウンド志向が強く反映されたアルバムで、クールでストイックなダンディズムの極致ともいえる世界を展開、当時のファンには、当時大きな戸惑があったと思われるアルバム「マティーニ・アワー」は83年にリリースされた。現在の山本達彦の出発点となった作品で、スティーリー・ダンのフリークの彼らしい都会的で洗練されたナンバーが並び、スティーリー・ダンの名作「Aja」でエンジニアを務めたエリオット・シャイナーにミックスダウンを依頼する徹底ぶり、80年代シティポップの貴公子と言われた山本達彦らしいスマートな世界感を展開、彼のアルバムの中で、間違いなくトップクラスの出来の良さの作品である。作詞・作曲・編曲の顔ぶれは、作詞は山川啓介・竜真知子・杉山政美、作曲は山本本人とNOBODY、作詞で松尾由紀夫が初参加となっているのが大きいだろう、松尾はこの時期作詞家としての活動を手掛けるようになった当初だったようだが、以後山本のアルバムにおいて欠かせない存在となっていく、編曲は前作に続き井上鑑。さらに当時、航空会社の沖縄キャンペーン曲「MY MARINE MARILYN」は山本達彦の大きなステップアップのきっかけとなった。
余談ですが、高校時代は同級生の渡辺香津美(17歳でソロ・アルバムを出してデビューした天才ジャズ・ギタリスト)とバンドを組んでいたそうです。

「May Storm」

「In Summer Day」

「Too Far Away」

「Summer Holiday」

「My Marine Marilyn」

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THE KINGTONES SOUL MATES [CD]


SOUL MATES

SOUL MATES

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1995/04/21
  • メディア: CD


35年間変わらぬ歌声で人々を魅了し続けたジャパニーズ・ドゥー・ワップ・グループのザ・キングトーンズ(内田”JUN”正人、富賀”TOMMY"慎一郎、成田”NARY”邦彦、大川"CHARLIE"由香利)の35周年の記念アルバム「SOUL MATES」は95年にリリースされた。音楽を愛し続ける彼らに敬意を表し豪華な顔ぶれが集合、高野寛、大沢誉志幸、佐野元春、根本要、藤井尚之、上田正樹、松尾清徳などの豪華な作家陣による個性的な楽曲での見事なスカイ・テナーと美しいコーラスワークは涙モノ。元々キングトーンズ15周年のために伊藤銀次・山下達郎が書いた名曲でシュガーベイヴの代表曲の「DOWNTOWN」も収録された。シュガーベイブのギタリストだった村松邦男と上田正樹とサウストゥサウスのキーボードだった中西康晴の2人がサウンド・プロデュースをし、コーラスのアレンジは内田正人と村松邦男の2人で行っている。オールディーズからバラードまでCITY POP香る1枚となっていて、あの「グッド・ナイト・ベイビー」を村松邦男の新しいアレンジで、さらに英語によるアカペラ・バージョンは洋楽を聴いているかのようです。

「Down Town」作詞:伊藤銀次 作曲:山下達郎 編曲:村松邦男

「ウインク100万%」作詞:かつらかじ 作曲:松尾清徳 編曲:村松邦男

「夢の中で会えるでしょう」作詞・作曲:高野寛 編曲:村松邦男

おまけで「Sherry」フランキー・ヴァリ&フォシーズンズのカヴァーです、やっぱり内田正人さんの歌声は最高です。

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木戸やすひろ KID [CD]


KID

KID

  • アーティスト: 木戸やすひろ
  • 出版社/メーカー: マスクラット
  • 発売日: 2006/02/15
  • メディア: CD


数々のシティポップ名盤にコーラスワーク及び楽曲を提供した木戸やすひろのファースト・アルバム「KID」は78年にリリースされた。80年に入ってからの、稲垣潤一、WINK、酒井法子、酒井美紀、郷ひろみ、南野陽子、沢田知可子等へ品の良質のポップスを提供する作曲家としてのイメージが強いですが、コーラスの達人としても有名で松任谷由実、松田聖子、吉田拓郎、中島みゆき、稲垣潤一、SMAP、Kinki Kids、少年隊、山本潤子などのアルバムや、吉田拓郎、矢沢永吉、さだまさし、パラシュートなどのライブ・ステージにも参加しています。この後は元クラフトの三井誠さんとシナーラなるユニットを組み、2002年には比山貴咏史、、高尾直樹、松下誠、広谷順子(木戸やすひろさんの奥さん)とコーラス・ユニット「Breath By Breath」を結成し、新たなコーラスの可能性に挑戦していたりと才能溢れるミュージシャンである。アルバム「KID」はジャケットの印象通りオモチャ箱のようにどこか懐かしい雰囲気のキャッチーなポップ・ナンバーが収録されたアルバムで、木戸やすひろの美しく優しいヴォーカルの隠れシティ・ポップの名盤と言える。AORというよりは、ブリティッシュ・ポップスよりの優しいメロディとアコースティックなサウンドが魅力で、特に大村雅朗のアレンジによる「ジン・ジン・ジン」「街は眠り始めて」が際立っている。参加ミュージシャンも松原正樹、芳野藤丸、高水健司、長岡道夫、岡沢章、村上“ポンタ”秀一,松岡直也など豪華なメンバーが参加している。

「ジン・ジン・ジン」

「街は眠り始めて」

「エイプリル・フール」

「君にほのぼの」

「ウインク・アンド・キッス」

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松尾清憲 Side Effects-恋の副作用- [CD]


SIDE EFFECTS~恋の副作用(30th Anniversary Version)

SIDE EFFECTS~恋の副作用(30th Anniversary Version)

  • アーティスト: 松尾清憲
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2015/10/21
  • メディア: CD


80年に鈴木慶一プロデュースの元で、鈴木さえ子等と結成したモダン・ポップ・バンド「CINEMA」の一員としてデビューした松尾清憲。ソロ・デビュー・アルバム「Side Effects-恋の副作用-」は85年にリリースされた。プロデュース&アレンジはムーンライダーズの白井良明、作詞陣には秋元康、ピーター・バラカンが参加。バンド解散後に書き留めていた中から厳選した曲は、ブリティッシュ・ポップ・センスが詰まっている珠玉のポップ・ナンバーがズラリと並び、非凡なメロディー・メーカーとしての才能が遺憾なく発揮された、シングル曲の「愛しのロージー」ではギター・アレンジがクイーンのブライアン・メイの感じだし、この辺もブリティッシュ風味のポップでキャッチーなセンスを上手くアピール出来ている、アレンジには定評のある白井良明のプロデュースもはまっている。

「愛しのロージー」作曲:松尾清憲 作詞:秋元康

「サンセット・ドリーマー」作詞: 松尾清憲 作曲: 松尾清憲

「エスケイプ・ドライブ」作曲:松尾清憲 作詞:秋元康

「JULIET」作曲:松尾清憲 作詞:秋元康

おまけで「Sunny Shiny Morning」めぞん一刻のオープニングテーマ。

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BOX Box Pops/Jouney To Your Heart [CD]


BOX POPS/JOURNEY TO YOUR HEART

BOX POPS/JOURNEY TO YOUR HEART

  • アーティスト: BOX
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 2002/03/20
  • メディア: CD


杉真理と松尾清憲という稀代のソングライターの二枚看板に、小室和幸と田上正和を加えた「ボックス」のファースト・アルバム「BOX POPS」は88年にリリースされた。4人が影響を受けたビートルズ・サウンドに対する研究心からデモ作りが始まり、ビートルズ・マニアの杉真理がソロ活動ではオリジナルを優先し、小出しにしか出せなかったビートルズのルーツを、ビートルズの同志を得て、全開モードとなります。ビートルズやバッド・フィンガーなどを随所に連想させるナンバーを連発したアルバムです。同じファブ・フォー・マニアの竹内まりや、鈴木慶一、伊藤銀次、財津和夫などがゲストで参加。とにかくメンバー達が楽しんでいるアルバムでもあり、ビートルズを中心とした60年代英国ロック・ポップ・サウンドの要素が凝縮されており、シンプルさとソリッドな切れ味のサウンドが魅力的で、この手の音楽が好きな人にはとても楽しいアルバムでした、聴き手も一緒になって楽しんでほしいアルバムです。
セカンド・アルバムの「Jouney To Your Heart」との2in1のアルバムなので「Jouney To Your Heart」の曲を探したのですが見つかりませんでした、セカンド・アルバムはビートルズだけでなく70年代の10㏄やELOなどの要素も加わり、さらにカラフルさを増した作品でした、曲が見つかりましたら、またどこかで紹介したいです。

「Temptation Girl」

「魅惑の君」

「風のBad Girl」

「Train To The Heaven」

「Crazy Afternoon 」

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The Kingtones&Marie Resurrect 銀河からの帰還 [CD]


Resurrect

Resurrect

  • アーティスト: ザ・キングトーンズ&マリエ
  • 出版社/メーカー: ヴィヴィッド
  • 発売日: 2003/03/31
  • メディア: CD


不朽の名曲の68年のデビュー曲「グッド・ナイト・ベイビー」で有名なベテラン・ドゥー・ワップ・グループのザ・キングトーンズ、アルバム「Resurrect 銀河からの帰還」はザ・キングトーンズ&マリエの名義で78年にリリースされた。梅垣達志のプロデュースによる本作はシティ・ポップに挑戦したアルバムで、特に山下達郎との繋がりあるものだった、シュガー・ベイブの代表曲「ダウン・タウン」はもともとザ・キングトーンズへの提供曲として書かれたものでした。山下達郎が提供した3曲を選んでみました、「Let’s Dance Baby」と「Touch Me Lightly」は山下達郎がセルフ・カヴァーをしています、特に「Touch Me Lightly」の内田正人のファルセットは絶品でとろけてしまいそうになります。何かとシティ・ポップの人脈を繋がりがあるグループで、80年代初頭には大瀧詠一のプロデュースで「ラストダンスはヘイ・ジュード」を発表、さらに90年代にも、高野寛が名曲の「夢の中で会えるでしょう」を提供しています。

「My Blue Train」作詞:吉岡治 作曲:山下達郎 編曲:梅垣達志

「Let’s Dance Baby」作詞:吉岡治 作曲:山下達郎 編曲:梅垣達志

「Touch Me Lightly」作詞:Chris Mosdell 作曲:山下達郎 編曲:梅垣達志

おまけで「ラストダンスはヘイ・ジュード」大瀧詠一プロデュース作品。ドリフターズの「ラスト・ダンスは私に」と、コード進行が同じであるザ・ビートルズの「ヘイ・ジュード」の2曲によるマッシュアップ作品。

おまけで「夢の中で会えるでしょう」高野寛の提供作品であり、結成35周年記念アルバム『ソウル・メイツ』からのシングルカット。

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越美晴 おもちゃ箱 第一幕 [CD]


おもちゃ箱 第一幕

おもちゃ箱 第一幕

  • アーティスト: 越美晴
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1991/08/21
  • メディア: CD


ピアノを弾きながら歌う姿から当時は原田真二の女版と言われた女性シンガー・ソングライター越美晴 のデビュー・アルバム「おもちゃ箱 第一幕」は79年にリリースされた。編曲はオリジナル・ムーンライダーズでオルガンとして参加したキャリアを持ち、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー周辺人物で吉田美奈子、ムーンライダーズ等を始めアレンジャーとして数多くの作品を手掛けた、元矢野顕子の夫としても知られる矢野誠、坂本龍一、萩田光雄が担当。全曲に渡り越美晴がピアノを演奏、参加ミュージシャンも坂本龍一、羽田健太郎、松原正樹、村松邦男、小原礼、後藤次利、高水健司、高橋幸宏、斉藤ノブ、山下達郎、吉田美奈子、村岡建などの豪華なメンバーが参加。「気まぐれハイウェイ」と「恋はファニー・フィーリング」の2曲では山下達郎と吉田美奈子のコンビによるコーラスとコラース・アレンジが聴ける、「海辺」はその後のヨーロピアン路線を感じさせる影の名曲、全編自作によるナンバーでニューミュージック路線のデビュー・アルバムだった。その後のヨーロピアン路線で独自のポジションを確立するとは思えない内容は、この時代ならではのアイドル的な路線のデビューだったが、その後、細野晴臣との出会いを契機として「脱アイドル化」の道を自力で切り拓き、軽快なピアノ弾き語りのニューミュージック路線から180度転換して、フレンチ・ポップスを思わせる耽美的なテクノサウンドで従来からのファンを驚かせ、これらは彼女が子供の頃から身に付け馴染んできたジャンルであり、むしろ前衛的なテクノサウンドに接近したことで原点回帰したとも言える。

「ラブ・ステップ 」作詞・作曲:越美晴 編曲:矢野誠

「気まぐれハイウェイ」作詞・作曲:越美晴 編曲:萩田光雄

「恋はファニー・フィーリング」作詞・作曲:越美晴 編曲:矢野誠

「海辺」作詞・作曲:越美晴 編曲:矢野誠

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笹路正徳  HELTER SKELTER [CD]


ヘルター・スケルター

ヘルター・スケルター

  • 出版社/メーカー: アブソードミュージックジャパン
  • 発売日: 2004/02/25
  • メディア: CD


笹路正徳はマライア・プロジェクトを解散後J-POPからジャズに至る幅広い分野でプロデュース・アレンジ・演奏・作曲を行う。J-POPの時代を作った歴史的作品を数多く手掛け、プリンセス・プリンセス、UNICORN、SHOW-YA、スピッツ、the brilliant green、コブクロなどを次々にヒットさせていく日本のトップクラスのプロデューサーとなる。80年に発表したセカンド・アルバム「HELTER SKELTER」は清水靖晃(sax)、土方隆行(g)、渡辺モリオ(b)、山木秀夫(ds)、渡嘉敷祐一(ds)村川・J・聡(vo)などマライア・プロジェクトとしても知られる豪華ミュージシャン達が参加し、マライア・プロジェクトが絶頂期に作られた傑作であり問題作。同時期にほぼ同じメンバーで作られた清水靖晃の「ベルリン」と連作のような形で作られた。タイトル曲であるビートルズ・ナンバーの斬新な解釈によるカヴァーや、アイディアあふれるオリジナル曲など、どれも高い完成度を誇り、アヴァンギャルド・ポップというべきサウンドが展開される。

「HELTER SKELTER」作詞・作曲:LENNON & McCARTNEY  編曲:笹路正徳、コーラス・アレンジ:笹路正徳、清水靖晃 リード・ヴォーカルにまだ無名だった織田哲郎が起用されている。

「Flash Back」作詞:村川・J・聡 作・編曲:笹路正徳 ホーン・アレンジ:笹路正徳、清水靖晃 村田有美をリード・ヴォーカルとして起用。

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