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PACO DE LUCIA  Almoraima [CD]


Almoraima by PACO DE LUCIA (2014-06-18)

Almoraima by PACO DE LUCIA (2014-06-18)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD


わずか12歳で初レコーディングを経験し、67年に初のリーダー・アルバムを発表したフラメンコ・ギタリストの巨匠、パコ・デ・ルシア、代表作の一つと言われる「Almoraima」は全曲が傑作と言っていい稀有の作品で76年にリリースされた。前作の「Fuente y caudal」がスペインのヒット・チャートで第1位となったことにより、スペインのみならず広くパコ・デ・ルシアの名前は知られることとなる。このアルバムのタイトル曲は、彼の故郷アルへシーラス近郊にあるコルティホ・ラ・アルモライマ(農園)で作品のインスピレーションを得たことから作られ、彼がとても愛していたフラメンコ音楽の可能性を広げた作品で、伝統的なフラメンコの発展を目指し、70年代からの新しいフラメンコとラテンジャズの融合の進化において重要な役割を果たし、すでに驚異的な才能を確立されていた。「Almoraima」は情熱的で超絶なプレイが堪能できる代表的傑作として名高い作品で、前作の「Fuente y caudal」と同じように名作と言われている。全曲パコ・デ・ルシア作曲で、バックのミュージシャンはセカンドギターで兄のラモン・デ・アルヘシラス.、ベースのアルバロ・イェベネス 、パーカッションのペドロ・ルイ=ブラス 、パコ・デ・ルシアが楽譜の読み書きができない頃から楽譜の作成を手伝い、共作者だったホセ・トレグロサが編曲と音楽監督:を務めている。

「Almoraima (Bulerias)」

「Cueva del Gato」

「A la Perla de Cadiz」

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John Mclaughlin  The Promise [CD]


ザ・プロミス

ザ・プロミス

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: CD


ジョン・マクラフリンのアルバム「ザ・プロミス」は95年にリリースされた。一曲ごとに豪華なゲストが参加してるアルバムで、70年代を総括したアルバム「エレクトリック・ギタリスト」と同じ、ジャズ、ロック、フラメンコ、インド音楽と、レパートリー構成と同じですが、今回もこの時点での総括したアルバムです。とにかく曲ごとのゲストが凄い。ゲストアーティストはジェフ・ベック、エレクトリックギター「Django」マイケル・ブレッカー 、テナー・サックス 「Jazz Jungle」ジョーイ・デフランチェスコ 、ハモンドオルガン、トランペット「No Return」アル・ディ・メオラ 、 アコースティックギター 「El Ciego」トリロック・グルトゥ –、パーカッション 「The Wish」トニー・ハイマス 、キーボード 「Django」パコ・デ・ルシア 、アコースティックギター 「El Ciego」デヴィッド・サンボーン 、アルト・サックス「Shin Jin Rui」スティング 、ベース「English Jam」などです。ジョン・マクラフリンのジャム・セッションにおける音楽的な引き出しの多彩は素晴らしく、ゲストアーティストの良さも引き出しています。ダントツに凄いのは「Jazz Jungle」でのマイケル・ブレッカー とジョン・マクラフリンが壮絶なソロを展開しています。

「Django」

「Jazz Jungle」

「El Ciego」

「Shin Jin Rui」

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Al Di Meola Elegant Gypsy [CD]


Elegant Gypsy

Elegant Gypsy

  • アーティスト: Di Meola, Al
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2008/02/01
  • メディア: CD


リターン・トゥ・フォーエヴァーがメンバーを一新し、それまでサックスとリズム・セクションという編成だったのに対し、74年に19歳の若さだった、アル・ディ・メオラのギターが加わり、そのギターとリズムセクションという新しいサウンドは注目の的になる、チック・コリアとアル・ディ・メオラは元々スパニッシュ指向を持っていた為にその組み合わせは絶妙なものがあった。「エレガント・ジプシー」はアル・ディ・メオラが77年に発表したセカンド・ソロ・アルバムで、リターン・トゥ・フォーエヴァーを離れ、本格的に独り立ちを果たした作品といえる。「エレガント・ジプシー」はタイトルからも分かるようにスペイン音楽に大きな影響を受けて制作され、その過程でフラメンコ・ギタリストのパコ・デ・ルシアと出会ったことが、このアルバムの方向性に大きく作用している。アル・ディ・メオラが少年時代から影響されてきたロック・ギターに加え、スパニッシュ・ムードを随所にちりばめた独自の音楽性は高い評価を呼んだ、その中でも当時速弾きにかけては右に出る者なしといわれ、「Race With The Devil On a Spanish Highway」では脅威のユニゾン満載の曲が聴ける。一方でアコースティック・ギターにものめりこんでいく、アル・ディ・メオラとパコ・デ・ルシアは電話で意気投合し、何の計画もないままセッションを行い、作られたのが名曲「Mediterranean Sundance(地中海の舞踏)」である。これをきっかけにジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラ、パコ・デ・ルシアによる3ギター・ユニットが誕生する事になるのだが、本作のセッションから4年の歳月をみなければならなかった。

「Race With The Devil On a Spanish Highway」

「Mediterranean Sundance」

「Lady of Rome, Sister of Brazil」

「Midnight Tango」

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Santana Zebop! [CD]


ジーバップ! (期間生産限定盤)

ジーバップ! (期間生産限定盤)

  • アーティスト: サンタナ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/08/17
  • メディア: CD


サンタナのバンドとしてのスタジオ・アルバム「Zebop!」81年にリリースされた。デビュー以来、一貫してラテン・リズムを取り入れてきた情熱的なギタリストのカルロス・サンタナ。前作の純粋なソロ名義のアルバムとしては2作目に当たるアルバム「The Swing of Delight」は60年代にマイルス・デイヴィスのバックを務めたハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスとの共演で話題をさらったが、その体験というか余波から何か違うタイプの音楽を色々プレイしたい気持ちにかられ、徹底的に激しい思い切った事やりたくなり出来上がったのが「Zebop!」で「The Swing of Delight」の余波というか反響みたいな結果になっていたとサンタナが語っていた。大部分をセルフ・プロデュースにし、他のメンバーのアイディアや指向を上手く引き出し、前作とは極端に違う、ポップでハードでエキセントリックな仕上がりになり、ハードとラテンの野性味を持った作品となっている。このアルバムがリリースされた後に高中正義とのジョイントライブが決定した。

「CHANGES」

「PRIMERA INVASION」

「OVER AND OVER」

「BRIGHTEST STAR」

おまけで「READY TO FLY」81年8月2日、横浜スタジアムで行われた高中正義とサンタナとのライブです。

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高中正義 BRASILIAN SKIES [CD]


BRASILIAN SKIES

BRASILIAN SKIES

  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: CD


ギタリストの高中正義が78年に発表した4thアルバム。ロサンゼルス録音と日本での録音、そして初めてブラジルで本場のミュージシャンとプレイし録音されたアルバム。以前から「マンボNO.5」などで、ラテン・リズムによる高中サウンドは気持ちよく一体化していたが、今回のブラジル録音はラテンではなくて、サンバなんだと痛感させるアルバムで、高中はそのエッセンスを吸収しサンバのイマジネーションを上手く表現している「Beleza Pula」「Brasilian Skies」スターウォーズのテーマをサンバアレンジした曲「Star Wars Samba」などがブラジル録音、ファンに根強い人気の「Disco B」などがロサンゼルス録音、唯一日本で録音されたのが「伊豆甘夏納豆売り」で、セミの声から始まり日本の夏を表現した曲で、夏の終わりにピッタリだと思いこのアルバムを選んでみました。

「Beleza Pula」

「Brasilian Skies」

「Disco "B"」

「Star Wars Samba」

「伊豆甘夏納豆売り」

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Jadoes Free Drink [CD]


Free Drink

Free Drink

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2014/02/05
  • メディア: CD


ジャドーズはヴォーカル&ベースの藤沢秀樹を中心にお笑い芸人グループとして活動していたが、86年11月、角松敏生プロデュースにより日本コロムビアからシングル「FRIDAY NIGHT」アルバム『IT'S FRIDAY』で晴れて音楽バンドとしてデビュー。セカンド・アルバム「Free Drink」は87年にリリースされ、引き続き角松敏生プロデュースにより、ダンサブルなサウンドを展開している。ほぼ全ての作曲を藤沢秀樹が手掛け、演奏も素晴らしく、ジャドーズ自身が一線級の作りてである事を証明したアルバムでもある。「Summer Lady」は角松敏生がアレンジをした彼らしい爽快なナンバー、「Stardust Night」はジャドーズ自身がアレンジをしたナンバー。バラード曲の「Give Me Your Love Again」「The Time Takes You Away (時は雨の彼方に…)」も良い出来上がりでバンドとしての幅の広さを感じさせる。ジャドーズ解散後、藤沢秀樹を中心にダンス☆マンとして活動、ジャドーズのライブメンバーにサポートメンバーを加え、98年にCDデビューを果たし、さらに音楽プロデューサー、つんくの目に留まり、99年にモーニング娘の最大のヒット曲「LOVEマシーン」の編曲に抜擢される。

「Summer Lady」

「Stardust Night」

「Give Me Your Love Again」

「The Time Takes You Away (時は雨の彼方に…)」

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国分友里恵 Steps [CD]


STEPS+2

STEPS+2

  • アーティスト: 国分友里恵
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2014/05/21
  • メディア: CD


山下達郎&竹内まりやの全国ツアー・メンバーとしても知られる実力派シンガーであり、作詞家としても活躍する国分友里恵が、87年に発表したセカンド・アルバム「Steps」、前作の「Relief 72 hours」は林哲司によるプロデュースで彼らしいジャパニーズ・シティ・ポップの仕上がりになっていたが、82年にジョージ・デュークの日本ツアーにコーラスで同行、角松敏生「さよならは愛の言葉」をはじめ、角松作品に参加し、そのファンキーなテイストに磨きがかかった。今回から、岩本正樹プロデュースでさらにに国分友里恵の持つ長所を活かし、さらにブラック・コンテンポラリー色が濃い仕上がりになった。シンセサイザーと打ち込みを導入し、多彩なダンス・チューンとスローバラード・チューンを収録している。佐藤博のピアノをフューチャーしたバラード「You Are Love For Me」の出来も素晴らしい。

「Just Go Up」

「I Wanna Be With You」

「Cosmic Love」

「You Are Love For Me」

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Pazz Bananafish [CD]


バナナフィッシュ

バナナフィッシュ

  • アーティスト: PAZZ
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 2000/10/12
  • メディア: CD


87年にリリースされた3人組ユニット、PAZZの唯一のアルバム「バナナフィッシュ 」。伝説の和製ブギー・ユニット、CHOCOLATE LIPSのヴォーカリストとして84年にデビューしていた藤原美穂がユニット解散後に、岩田雅之(ヴォーカル、ギター)と意気投合、そして岩田が連れて来た西脇辰弥(キーボード)が入り結成、この二人はPAZZのメンバーとしてプロデビューを果たした。CHOCOLATE LIPSが当時のプリンスやジャム&ルイスなどの最新のサウンドに影響を受け、そのファンキーなサウンドに日本語の歌詞を乗せる型だった、その形を継承した日本語の歌詞を乗せるアーバン・ファンクのユニットで、シンセと打ち込みを多用し、テクニカルな構成の楽曲は、当時の洋楽ファンク好きのはたまらない物だった。その後、藤原美穂は今井美樹、鈴木雅之、平井堅などのライヴやレコーディングにおけるコーラス、CMなども含め、膨大な数の仕事をこなし、岩田雅之と西脇辰弥も作編曲家として活躍している。

「Empty Heart」この曲はチャカ・カーンの「What Cha' Gonna Do For Me」ですよね!

「Woman」

「Black Out」

「Over Passion」

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Cindy Angel Touch [CD]


Angel Touch

Angel Touch

  • アーティスト: Cindy
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


エンジェル・ヴォイスが聴く者の心をつかむCindy、80年代初頭から「うる星やつら」などアニメ・ソングの音楽や、高中正義や山下達郎のツアーのコーラスに参加するなど多岐にわたって美声を聞かせてくれた、ソングライターとしても中山美穂らにヒット曲を提供し、その稀な才能を発揮していた。前にも紹介したデビュー・アルバム「Love life」から4年、90年にリリースしたセカンド・アルバム「Angel Touch」は前作より大人びた雰囲気で統一されていて、彼女の才能がさらに増している。「東北新幹線」の鳴海寛や鳥山雄司らによるアレンジは洗練されていて、このアルバムのイメージを現している。「Fall In Love」では山下達郎がギターやコーラスを担当しアレンジもしている。「When Tomorrow Comes」の一人アカペラも素晴らしく、「天使の気持ち」「Destiny」は中山美穂への提供曲、バラエティに富んだ内容に仕上がっています。

「Surprise」作詞:康珍化 作曲:Cindy 編曲:鳴海寛&鳥山雄司

「私達を信じていて」作詞:康珍化 作曲:Cindy&鳴海寛 編曲:鳴海寛

「Fall In Love」作詞&作曲:Cindy 編曲:山下達郎

「When Tomorrow Comes」作詞&作曲:Cindy 編曲:鳴海寛

「天使の気持ち」作詞&作曲:Cindy 編曲:Rod Antoon

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SEASIDE LOVERS - MEMORIES IN BEACH HOUSE [CD]


SEASIDE LOVERS

SEASIDE LOVERS

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2013/07/24
  • メディア: CD


細野晴臣、山下達郎、鈴木茂が参加したことで知られる「Pacific」から始まったCBSソニーの名物企画サウンド・イメージ・シリーズの第4弾としてリリースされた「SEASIDE LOVERS - MEMORIES IN BEACH HOUSE」は83年にリリースされた。ビーチ・ハウスを舞台にした幻想のインストルメンタル・ラブ・ストーリーをコンセプトに、サウンド・クリエイターの井上鑑、松任谷正隆、佐藤博の3人の鍵盤奏者が3曲ずつをプロデュースした楽曲を収めたアルバムで、松任谷正隆はアコースティック・ピアノをフィーチャーし、映画音楽風からファンキーなナンバーまでをムードたっぷりに表現、井上鑑はプログラミングやシンセ・サウンドを駆使し幻想的なサウンドを上手く表現している、佐藤博はお得意のリンドラムとピアノやキーボードとのコンビネーションで、彼にしか出来ないナンバーは秀逸の出来。清涼感溢れるヴォーカル、コーラスで参加したEVE、やまがたすみこは、この作品の真夏感、リゾート感をより際立たせている。

「Lovers Paradise」作曲・編曲:松任谷正隆

「Melting Blue」作曲・編曲:井上鑑

「X's And O's 」作曲・編曲:佐藤博

「Wind, Wave And Wineglass」作曲・編曲:井上鑑

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