Footloose(Original Soundtrack Of The Paramount Motion Picture) [CD]

Footloose: Original Motion Picture Soundtrack, 15th Anniversary Collectors' Edition
- 出版社/メーカー: Columbia
- 発売日: 1998/10/15
- メディア: CD
「フットルース」は、映画「フットルース」のサウンドトラックアルバムです。ダンスを禁止された保守的な街で、ケヴィン・ベーコン演じる主人公の青年が繰り広げる青春映画のサウンドトラックアルバムで、オリジナルの9曲入りアルバムは84年にリリースされ、米国のビルボード200チャートで1位を獲得しました。その中には、ケニー・ロギンスの「Footloose」とデニース・ウィリアムズの「Let's Hear It for the Boy」の2曲がランクインし、アン・ウィルソンとマイク・レノのデュエット曲「Almost Paradise」は7位を記録し、カーラ・ボノフの「Somebody's Eyes」はアダルト・コンテンポラリー・チャートで16位にランク・インしました。当時のダンス・ビートやロックン・ロールの素晴らしさを讃えるジュークボックス・ミュージカル的な映画でした。
「Footloose」Kenny Loggins
「Let's Hear It for the Boy」Deniece Williams
「Almost Paradise」Mike Reno & Ann Wilson
「Waiting For A Girl Like You」Foreigner
The Buggles The Age of Plastic [CD]
77年、トレヴァー・ホーン、ジェフ・ダウンズ、ブルース・ウーリーの3人でバグルスを結成するが、ブルース・ウーリーははデビュー前に脱退、そして、バンドは79年にデビュー・シングル「ラジオ・スターの悲劇」を発表して全英1位を獲得、ニュー・ウェイヴの時代を象徴する一曲となった。「ラジオ・スターの悲劇」を収録したアルバム「The Age of Plastic」は80年にリリースされる。残念ながら本作からの他のシングル・カット曲は、いずれも「ラジオ・スターの悲劇」ほどの成功を収めることはできなかったが、1曲目の冒頭の音から、トレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズは聴き手をリビングから宇宙家族ジェットソンのような世界へ飛ばすSF的な志向なサウンドを展開し、80年代のテクノ・ポップ/モダーン・ポップ・アルバムの金字塔的な作品となる。ラッセル・マルケイ制作の「ラジオ・スターの悲劇」のミュージック・ビデオは、81年8月1日12時10分に開始したMTVのミュージック・チャンネルの最初に流された曲となり、2000年2月27日にはMTVでの放映回数100万回を数えた。その後、トレヴァー・ホーンは83年に再結成されたイエスのアルバム「90125」をプロデュースし、自らも共作者として名を連ねる「ロンリー・ハート」を全米1位に送り込み、当時最先端だったこのデジタル機器を駆使して斬新で刺激的なサウンドを作り出し、一躍時の人となった。
「Video Killed the Radio Star(ラジオ・スターの悲劇)」
「Living In The Plastic Age」
「Clean, Clean」
「Elstree」
おまけでイエスの大ヒット曲「Owner Of A Lonely Heart 」
Rainer Brüninghaus Freigeweht [CD]
「Freigeweht」は、ドイツのキーボーディスト兼作曲家、ドイツを代表するキーボーディストのライナー・ブリューニングハウスが、ECMから81年にリリースした初のリーダー・アルバムです。サックス奏者/作曲家のヤン・ガルバレクとベーシストの作曲家エバーハルト・ウェーバーのサイドマンである彼は、完全にクラシック音楽を基礎としたヨーロッパ・ジャズのピアニストです。ピアノorシンセサイザー、フリューゲルホーン、ドラム、オーボエというベースレスの編成による、ミニマリズムを基調とした軽やかなアンサンブルで、理知的先行のサウンドかといえば決してそうではなく、ケニー・ウィーラー のフリューゲルホルン、ブリンヤル・ホフ – オーボエのイングリッシュホルン、ジョン・クリステンセン の ドラムによる即興性と伸縮性に満ちた演奏を聴く事が出来る。自由で伸びやかな開放感とスピードのある浮遊感が心地よいECMならではの名作です。アンビエント・ミュージックの好きな人にもお勧めです。
「Stufen」
「Spielraum」
「Radspuren」
「Die Flüsse hinauf」
Brand X Moroccan Roll [CD]
イギリスのバンド、ブランドXはプログレッシブロックにジャズ・フュージョンを組み合わせたバンドで、即興演奏が多用されており、これはどちらのジャンルの音楽にも共通していたものでした。セカンド・アルバム「モロッコ・ロール」は77年にリリースされ、ロックン・ロールではなくモロッコ、つまり東洋の音を取り入れた作品でした。ファースト・アルバムではウェザー・リポートやマハヴィシュヌ・オーケストラを目指しジャズ的な要素を取り入れたましたが、セカンド・アルバム「モロッコ・ロール」では、よりポップな要素を多く取り入れていますが、楽曲はブランドXそのものであるサウンドでした。バンドのキーボーディストであるロビン・ラムリーがプロデュースを担当し、ドラマーであるフィル・コリンズがサンスクリット語で歌う「Sun in the Night」なども収録されていますが、このアルバムは主はインストゥルメンタルです。本作から正式にモーリス・パート(Dr、per)が参加しますが、フィル・コリンズがこのアルバムの後にジェネシスとの契約のためにグループを脱退、その後パット・マルティーノのグループにいたドラマーのケンウッド・デナードがスカウトされます。直後の77年にリリースしたアルバム「ライブストック」ではフィル・コリンズとケンウッド・デナード、二人のドラム・プレイが聴く事ができます。「モロッコ・ロール」はフィル・コリンズの縦横無尽のドラム、パーシー・ジョーンズの独自のフレットレス・べース、ジョン・グッドソールのイギリス人らしい表情豊かなギター、ロビン・ラムリーの美しいローズやシンセの音色など、4人の才能を感じられる作品でした。
「Sun In The Nigh」
「Disco Suicide」
「Why Should I Lend You Mine」
「Collapsar」
Air Supply Lost In Love [CD]
「ロスト・イン・ラヴ」 は、オーストラリアのロックバンド、エア・サプライによる5枚目のアルバムで、80年にリリースされた。エア・サプライはオーストラリア出身のシンガー・ソングライターでありギタリストのグラハム・ラッセルとリード・ヴォーカリストのラッセル・ヒッチコックによって75年にオーストラリアで結成された。アリスタ・レコードの社長で音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィスに見い出されたエア・サプライが、アリスタ・レコードと契約を交わした初のアルバムでもある。前作までの4枚のアルバムは、オーストラリア国外で注目を浴びることはなかったが、本作はは世界中のチャートで大きな成功を収め、アメリカでは22位に達し、トップ5に入るシングルが3曲も収録された。ラッセル・ヒッチコックとグラハム・ラッセルの二人のツインボーカルによる優美なメロディと爽やかなヴォーカル&ハーモニーを特徴とする彼らの音楽は「ペパーミント・サウンド」と称されている、面白い事にエア・サプライは、76年のデビュー以来メンバーの変動が年中行事のようになっているバンドでもある。
「Lost In Love」
「All Out Of Love」
「Every Woman In The World」
「I Can't Get Excited」
Bruce Hibbard Never Turnin' Back [CD]
キリスト教の布教を目的とし、歌詞に重点を置いた音楽ジャンルと言われるCCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)系のAOR、ブルース・ヒバードのセカンド・アルバム「Never Turnin' Back」は80年にリリースされた。プロデュースを務めているコイノニアのギタリストのハドリー・ホッケンスミスで、彼との共作がほとんどを占めているので、彼は重要な役割をはたしている。CCMというのは基本的に激しいサウンドを志向しないので、歌詞を除いた「音作り」という点に関してはAORと何ら変わらない傾向があり、普通のアーティストかと思ったら実はCCMの人だったなんてことも少なくありません。それぞれの人がもともと持っているセンスなのか、クリスチャンだからなのか分かりませんが、何しろCCMには名曲と呼べる曲が多く存在しています。ブルース・ヒバードは、ソングライターとして多くのアーティストに楽曲を提供するとともに自らもアルバムを制作していますが、その才能は、一般的にはあまり知られていない、しかし本作は楽曲の質があまりにも素晴らしく、AORの手本と言われる幻の名盤と言われている。
「Never Turnin' Back」
「You'll Never Let Me Go」
「You're So Good To Me」
「Forgiven」
「We Are All His Children」
Minnie Riperton Minnie [CD]
ミニー・リパートンが79年にリリースした「Minnie」は5枚目のスタジオ・アルバム、このアルバム発表の2か月後、31歳という若さで乳がんで亡くなってしまう、生前最後のオリジナル・アルバムとなってしまった。乳がん闘病中に入退院を繰り返しながら録音されたアルバムだが、そんな事を感じさせない内容で、彼女の5オクターブの音域とキュートなヴォーカルは健在である。公私にわたるパートナーのリチャード・ルドルフと数々の第一線のポップ、ジャズ、R&Bアーティスト達を手がけてきたベテラン・プロデューサーのスチュアート・レヴィンとの3人での共同プロデュースで作られている。キャピトル・レコードへの移籍しての初のアルバムで、アルバムからリリースされた最初のシングルは「Memory Lane」で、この曲のミュージック・ビデオが撮影されたのは彼女が79年7月12日に癌で亡くなる1か月余り前のことでした。死後のシングルには「Lover and Friend」と「Dancin' & Actin' Crazy」がリリースされ、「Dancin' & Actin' Crazy」には娘のマヤや息子のマークもガヤと手拍子で参加しています。唯一のカヴァー曲はドアーズの「Light My Fire」でホセ・フェリシアーノとのデュエット曲でした。
「Memory Lane」
「Lover and Friend」
「Dancin' And Actin' Crazy」
「Light My Fire」
Bob James Touchdown [CD]
ボブ・ジェームスが設立したレーベル、タッパン・ジーから発表した、6枚目のアルバム「タッチダウン」は78年にリリースされた。アルバム・タイトルはアメフトのタッチダウンの得点が6点であることと、アルバム6作目であることを引っかけたものです。ボブ・ジェームスは音楽プロデューサー、ピアニスト、作曲家、編曲家で、本作は自身のオリジナル曲で固めたアルバム、ブラスやストリングスを贅沢に使った内容で、楽曲ごとにメンバーを変え、キャッチーで洗練されたメロディーを歌い上げている。参加メンバーはヒューバート・ロウズ(fl)、デヴィッド・サンボーン(as)、アール・クルー(g)、エリック・ゲイル(g)、ロン・カーター(b)、スティーブ・ガッド(ds)、ラルフ・マクドナルド(perc)、リッチー・レズニコフ(g)、アイドリス・ムハマッド(ds)、モンゴ・サンタマリア(perc)などで、彼らを適材適所に使い、あくまでボブ・ジェームスの世界を作り出しソフトでメロウなサウンドを聴かせてくれます。特にロン・カーター、アール・クルーを加えた魅力のアコースティックな曲は逸品です。
「Touchdown」
「I Want To Thank You (Very Much)」
「Sun Runner」
「Caribbean Nights」
Mark Murphy Mark Murphy Sings [CD]
「Mark Murphy Sings」はマーク・マーフィーが75年にリリースしたスタジオ・アルバム。マーク・ハウ・マーフィーはニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、サンフランシスコを拠点に活動したアメリカのジャズシンガーで、卓越した技巧と天才的なひらめきを持つシンガーで、非常に広い音域と器楽的な歌唱が特徴的で、革新的なボーカルの即興演奏で知られていたインスト・ナンバーに歌詞を付けて歌うことで知られたヴォーカリスト。名作にオリジナルの歌詞をつけて歌うヴォーカリーズは、もともとエディ・ジェファーソンによって始められ、ジョン・ヘンドリックスらによって発展したジャンルであったが、それをさらにおしすすめたのがこのマーク・マーフィーである。本作では、フレディ・ハバートの名曲「Red Clay」や「On The Red Clay」、ミルトン・ナシメントの「Empty Faces」、そしてハーヴィー・ハンコックの「Maiden Voyage」「Cantaloupe Island」をヴォーカルを入れてカヴァー・バージョンを収録している。また、マーク・マーフィーのヴォーカルとバックのサウンドの絡みが素晴らしいのは、後にマンハッタン・ジャズ・クインテットで知られるデヴィッド・マシューズによるプロデュースの力によるものです。
「On The Red Clay」
「Empty Faces」
「Maiden Voyage」
「Cantaloupe Island」
Santana Borboletta [CD]
「Borboletta(不死蝶)」はサンタナが74年に発表した6作目のアルバム。前作「ウェルカム』」の流れを汲みつつも、オリジナル・サンタナ・バンドのベーシストであるデイヴィッド・ブラウンの復帰や、ヴォーカルにはレオン・トーマスに代わって新たにレオン・パティーロを起用し、第1期リターン・トゥ・フォーエヴァーのスタンリー・クラークや、同バンドの元メンバーであるアイアート・モレイラ、フローラ・プリムがゲスト参加。共同プロデューサーとしてもクレジットされているマイケル・シュリーヴは、本作を最後に脱退し、一部のドラム・パートを担当したレオン・ンドゥグ・チャンクラーが、サンタナの2代目ドラマーとなった。72年の名盤「キャラバンサライ」以来、スピリチュアル・ジャズに傾倒していたカルロス・サンタナの気高き精神性とラテンの躍動感がしなやかに融合しており、幻想的なサウンドを主体にポップ・ヴォーカル・ナンバーも収録。カルロス・サンタナの官能的ギターとジュール・ブルサードのサックスから発せられる妖艶な魅力も含め、極めて完成度の高いアルバムと評価を得たが、セールス的には大きな成果を挙げられずに、隠れた傑作と言われている。
「Life Is Anew」
「Give and Take」
「One with the Sun」
「Practice What You Preach」
「Promise of a Fisherman」