Roberta Flack Oasis [CD]
Oasis by Roberta Flack (2013-05-03)
- 出版社/メーカー:
- メディア: CD
「Oasis」は、ロバータ・フラックが88年にリリースしたアルバム。ピーボ・ブライソンと連名で発表した『愛に生きて』(1983年)以来5年ぶりのアルバムで、今までよりも曲作りに時間がかかった作品でもあった。プロデューサーにマーカス・ミラー、ジェリー・ヘイ、マイケル・オマーティアン、そしてエグゼクティヴ・プロデューサーにクインシー・ジョーンズを迎えた作品で、ロバータ・フラックが、インタビューにおいて、このアルバムでは私が本当に好きな曲を歌う機会に恵まれたと語っていて、5年ぶりとは思えないロバータ・フラックらしさが出ている素晴らしいアルバムとなった。本作からの第1弾シングル「Oasis」は『ビルボード』のR&B/ヒップホップ・シングル・チャートで1位を獲得し、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは13位に達し、アシュフォード&シンプソンが提供した「Uh-Uh Ooh-Ooh Look Out 」もヒットしている、ちなみに98年の映画『Down in the Delta』のサウンドトラック・アルバムにおいて同曲をセルフ・カヴァーしている。「And so It Goes」ではゲスト・ミュージシャンのアール・クルーの心地良いアコースティック・ギターのソロが聴ける。
「Oasis」
「Uh-Uh Ooh-Ooh Look Out (Here It Comes)」
「And so It Goes」
「(His Name) Brazil」
Chaka khan What'Cha Gonna Do for Me [CD]
WHAT CHA' GONNA DO FOR ME: EXPANDED EDITION
- アーティスト: CHAKA KHAN
- 出版社/メーカー: BBR
- 発売日: 2016/02/05
- メディア: CD
「What Cha' Gonna Do for Me」は、チャカ・カーンの3枚目のソロ・アルバムで、81年にリリースされた。アリフ・マルディンと再びタッグを組み、革新的なサウンドを作り始めた。この作品は、それ以前の作品を凌駕するだけでなく、74年の「アベレージ・ホワイト・バンド」以来、マルディンの最も充実した作品となっている。ビートルズの素晴らしいアレンジによるカヴァー「We Can Work It Out」から始まり、マクラリーズのカヴァー「Any Old Sunday」なども収録、何と言っても、そしてビルボードのR&Bシングル・チャートでナンバーワン・ヒットとなったアルバムのタイトル・トラック「What'Cha Gonna Do for Me」、またジャズの聴衆の間で人気を博したのは、ディジー・ガレスピー作曲の「ナイト・イン・チュニジア」をカヴァーした「And The Melody Still Lingers」は、ガレスピー自身がゲスト出演したことと、チャーリー・パーカーが1946年に録音した伝説的な4小節のアルト・ブレイクの「サンプル」が収録された。強力なサウンドを支えたミュージシャン達は、スティーヴ・フェローン(ds)アンソニー・ジャクソン(b)デヴィッド・ウィリアムス(g)ハミッシュ・スチュアート(g)ラリー・ウィリアムズ(key)マイク・センベロ(g)マイケル・ブレッカー(sax)などが参加している。このアルバムは、81年に最優秀R&Bボーカルパフォーマンス、女性にノミネートされた。
「We Can Work It Out」
「Any Old Sunday」
「What'Cha Gonna Do for Me」
「And the Melody Still Lingers On (Night in Tunisia)」
Steely Dan Pretzel Logic [CD]
スティーリー・ダンのゴールドセラーとなった3枚目のスタジオアルバム「プレッツェル・ロジック(さわやか革命)」は、74年にリリースされた。不評だった前作から一転、キャリア最大のポップ・ヒット作となり、アルバムは8位となり、名作「Aja」の3位にに次ぐ高成績を残し、シングル曲の「Rikki Don't Lose That Number(リキの電話番号)」は全売4位のヒット曲となった。ゲイリー・カッツがプロデュースし、ウォルター・ベッカー(ベース)とバンドリーダーのドナルド・フェイゲン(ボーカル、キーボード)が中心となって、スティーリー・ダンの主要メンバーとして活躍するきっかけとなった作品でもある。このアルバムの音楽は、ハーモニー、カウンター・メロディー、バップ・フレージングが特徴である。また、ストレートなポップスからの影響も多い。彼らは本作のレコーディングにロサンゼルスの著名なスタジオミュージシャンを起用したが、ドラム以外はまだ時々オーバーダブをする程度であった、創設者のドラマー、ジム・ホダーはバックシンガーになり、代わりにジム・ゴードンとジェフ・ポーカロがアルバムの全曲でドラムを叩いている。その他のミュージシャンは、チャック・レイニー、ウィルトン・フェルダー、マイケル・オマーティアン、デヴィッド・ペイチ、ヴィクター・フェルドマンなどが参加している。初のカヴァー曲、デューク・エリントンの「East St. Louis Toodle-Oo」も話題になった。ニューヨークのプレッツェル売りをモチーフにしたアルバムのジャケット写真は、ミュージシャンやハリウッドのセレブリティを撮影しているライアン・ルーベンスタインが撮影したもの。
「Rikki Don't Lose That Number」
「Any Major Dude Will Tell You」
「Pretzel Logic」
「Barrytown」
山本達彦 MEDITERRANEE [CD]
80年代シティポップの貴公子と言われた山本達彦の通算9枚目のアルバム「メディテラネ」は85年にリリースされた。クールでストイックなダンディズムの極致ともいえる世界を展開、スティーリー・ダンのフリークの彼らしい都会的で洗練されたナンバーを展開していたが、本作では、全編にジャズ・テイストがちりばめられている。「Mon amour」では、エルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズの「A Night In New York」を彷彿させるナンバーも取り入れている。山本達彦の`シティポップスの貴公子`から`大人のシンガー`への過渡期を象徴するアルバム。高校時代は同級生の渡辺香津美(17歳でソロ・アルバムを出してデビューした天才ジャズ・ギタリスト)とロック・バンドを組んでいたそうです。
「Mon amour」
「Le mistral」
「潮騒」
「Loving You」
Jive KLAXON [CD]
JIVE (ジャイブ) は、日本の4人組コーラス・グループ、79年、宮下文一と前田克美を中心に大学サークルの後輩の高橋誠、内海秀和で結成。セカンド・アルバム「KLAXON」は85年にリリースされた。小林武史プロデュース作品で、ポップなオリジナル曲が多数収録。高橋誠、芹沢類、田口俊、宮下文一、そして小林武史らといった若手の作家陣による楽曲が提供された。ファースト・アルバムと同様に洗練されたコーラスワークによる珠玉のポップス作品集となり、前作と違うのは、古き良きアメリカン・ポップス・スタイルだけではなく、80年代当時の新しいサウンドにも挑戦している作品で、多彩なハーモニーとポップス感覚を十分発揮している。CMソングの歌唱も多く、関わった作品は400作以上。
「熱い瞳のマジック」
「SCENE」
「The Proof Of The Pudding Is In The Eating」
「シルクのチャイナドレス」