バークリー出身の女性ジャズ・ギタリスト、モネット・サドラー。彼女が初めてジャズに触れたのは、大叔父のピアノ演奏を聴いたときだった。15歳のとき、フィラデルフィアのウォートン・センターでギターのレッスンを受ける。ドラムとピアノを演奏することができ、作曲、編曲、歌、詩の執筆も行う。キャリア初期には、ビブラフォン奏者のカーン・ジャマールと「サウンズ・オブ・リベレーション」で活動した。そのキャリアの中で、ケニー・バロン、フレディ・ハバード、ジョセフ・ジャーマン、、セシル・マクビー、グローヴァー・ワシントン・Jr、などとセッションをしている。ソリッドなギターを弾きまくり、ウェス・モンゴメリーのフレージングにジミ・ヘンドリックスのカッティングやワウワウを使ってのトーキング・ギターにソニー・シャーロックみたいな60年代のフリー・ジャズの要素などが混ざったギターを弾いている。モネット・サドラーがスティープル・チェイスに残した傑作「ブライター・デイズ・フォー・ユー」は77年にリリースされたアルバム、パーカッシヴなリズムとマリンバがスピリチュアルに響くなか、ギターが軽やかに疾走しています。ローラ・ニーロを彷彿とさせるモネット・サドラーのヴォーカルが感動的なバラード・ナンバー「Moments of Love」も素晴らしい。
「Moments of Love」
「To Be Exposed」
「Natural Accurrance」
「Congo」