Survival

  • アーティスト: O'Jays
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2008/04/29
  • メディア: CD


58年に結成されたオージェイズは日本および世界では、72年ごろに初めて知られるようになるが、それ以前にニュージャージーで録音したり、苦節10年以上の年月があった。第一弾アルバム「Back Stabbers」(1972年)からの「Back Stabbers(裏切り者のテーマ)」の大ヒットで彼らは70年代のR&Bを牽引したフィリー・サウンドの中心的な役割を果たしていく、フィリー・サウンドのレーベル、フィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ(P.I.R.)そのP.I.R.から最も多くのナンバーワン・ヒットを送り込んだグループでもある。P.I.R.からの3作目のアルバム「Survival」は75年にリリースされ、ギャンブル&ハフがプロデュース、演奏は前にも紹介した気鋭のミュージシャン集団MFSB、アレンジはボビー・マーティン、フィリー・サウンドらしい大編成のオーケストレーションを基調とした繊細かつ軽やかなフィリー・サウンドを聴くことが出来る。シンプルなリズムを基調にホーンが鳴るファンク・ナンバー「Give The People What They Want」はR&Bチャートのナンバー・ワンを獲得。スウィート・チューンの「Let Me Make Love To You」落ち着いた曲調の「Never Break Us Up」など、様々スタイルを聞けるオージェイズ絶頂期のアルバムである。


「Give The People What They Want」

「Let Me Make Love To You」

「Never Break Us Up」

「Where Did We Go Wrong」