キッズ&ミー

  • アーティスト: ビリー・プレストン
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: CD


ビリー・プレストンは60年代前半からリーダー作を出し、サム・クックやレイ・チャールズのバッキングをしたり、スライ&ザ・ファミリー・ストーンとも交流をしスタイルに磨きをかけ、ビートルズの「Let It Be」と「Abbey Road」に参加し、ビリー・プレストンらしいゴスペルとニューオリンズの要素が混ざったキーボード・プレイで、ビートルズのシングルにクレジットされたこともあり「5人目のビートルズ」と言われ、その後アップル・レコードから2枚のソロ・アルバムを出し、ソロ・シンガーとしても頭角を現します。さらに70年代前半にはザ・ローリング・ストーンズのアルバル作りに参加しサウンドを牛耳ってもいました。マルチな才能を持つミュージシャンでキーボーディスト・シンガー・俳優であるビリー・プレストンの表現が円熟していた74年にリリースした「The Kids And Me」は4作目ののスタジオ・アルバムであり彼の代表作、ゴスペル感覚を持ち独創的なポップ感覚は作曲、メロディ、サウンド、歌声、どれも彼らしく鮮やかに表現されていました。「Nothing From Nothing」は全米1位となり、ファンキーなインスト「Struttin'」は当時バンドにいたブラザース・ジョンソンとの共作、今やスタンダードの美しいバラード「You Are So Beautiful」はビリー・プレストンとブルース・フィッシャーの共作ですが、ザ・ビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソンもソングライティングに協力したといわれておりウィルソンは長年にわたり、この曲をザ・ビーチ・ボーイズのライヴで歌っていました。この後すぐにジョー・コッカーがカヴァーし大ヒットさせています。さらにイーグルス加入前のジョー・ウォルシュもスライドギターで参加しています。

「Tell Me You Need My Loving」

「Nothing From Nothing」

「Struttin'」

「You Are So Beautiful」