Nelson Motown +

  • アーティスト: Nelson Super Project
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: CD


ネルソン・スーパー・プロジェクト (Nelson Super Project) は、1998年に山下達郎のライブツアー「Performance '98-'99」のバックバンドとして集まった9人のミュージシャンが意気投合し、結成されたバンド。ライブ中心に活動していたが、ついに2002年にはファースト・アルバム「Nelson Magic」を製作、そして今回紹介するのは、6年ぶりに制作された「Nelson Motown+」は珠玉のモータウン・ヒット11曲とオリジナル2曲を加えたアルバムとなっている。メンバーは青山純(ドラムス) 伊藤広規(ベース)佐橋佳幸(エレキギター&アコースティックギター)難波弘之(キーボード)重実徹(キーボード)土岐英史(アルトサックス&ソプラノサックス) 佐々木久美(リードヴォーカル、バックグラウンドヴォーカル、ハモンドオルガン) 国分友里恵(リードヴォーカル&バックグラウンドヴォーカル) 三谷泰弘(リードヴォーカル、バックグラウンドヴォーカル、パーカッション)、セッションから始まったバンドらしく、カヴァーとメンバー各個人のオリジナルを持ち寄ってライブを行っていたが、メンバーの半数が作曲・編曲が出来るという極めて特殊なバンドだった。今回のアルバムは日本で作れる最高のモータウンのカヴァー・アルバムを作ろうと、この最高のメンバー全員が知恵を絞り持てる力を総動員して作り上げたアルバムである。あまり知名度は無かったので2枚のアルバムで終わってしまったのが残念、個人的には2枚とも大好きなアルバムです。2001年に行なわれた竹内まりやの18年ぶりのコンサートにも全員が参加しており(その時バンドマスターである山下達郎)山下・竹内夫妻との縁は深い。今回の紹介は、 アルバム「Nelson Motown+」からの「Ain't No Mountain High Enough」とファースト・アルバム「Nelson Magic」から「We Are Nelson(A Cappella)~Our Music」と、前にも紹介したライブの映像「THANK YOU 」です。

「Ain't No Mountain High Enough」作詞・作曲は、アシュフォード&シンプソン、最初のヒットはマーヴィン・ゲイとタミー・テレルよるもの、その後にダイアナ・ロスがドラマティックなアレンジで再ヒットし、カヴァーも無数にある超名曲。ゴスペル的コーラスがフィーチャーされたナンバー、竹内まりやも参加している。

「We Are Nelson(A Cappella)~Our Music」ファースト・アルバム「Nelson Magic」からのナンバーで「We Are Nelson(A Cappella)」は作詞:青山純、作曲:佐々木久美「Our Music」は作詞、作曲:元スターダスト・レビューの三谷泰弘。Nelson Super Projectらしさが一番伝わる曲。

「THANK YOU 」作詞、作曲:三谷泰弘、ターダスト・レビュー時代のナンバーを三谷のリード・ヴォーカルで、Nelson Super Projectが活動を始めた当初から演奏をしていたので、素晴らしいノリの演奏です、今年亡くなった土岐さんのサックスが良いです。