IQ179

  • 出版社/メーカー: アブソードミュージックジャパン
  • 発売日: 2003/11/27
  • メディア: CD


清水 靖晃はジャズ・サクソフォーンの演奏に秀でた気鋭の音楽家として表舞台に登場する。78年に実験的ロック・バンド「マライア」を結成。81年にリリースした清水靖晃のサード・アルバム「IQ179」は、ポストパンク/ニューウェイブとジャパニーズ・テクノとジャズが融合したようなアヴァンギャルド作品で、当時の東京でしか生まれ得なかった当時の先端実験サウンドとなった。参加したマライアのメンバー、清水靖晃(Sax)笹路正徳(Key)土方隆行(Gtr)山木秀夫(Drs)渡辺モリオ(Bass)村川ジミー聡(Vo)に加え、ゲスト・ミュージシャンとして渡辺香津美(Gtr)坂本龍一(Syn,Drs)吉田美奈子(Cho)の豪華ゲストが参加。多彩な音楽表現の可能性を探るべくユニークな活動を通して、清水は絶えず創作領域の限界を突破することに喜びを見出していた。後に坂本龍一と共に出演したナム・ジュン・パイクによる東京・ニューヨーク・ソウルを結んだ衛星通信プロジェクト『バイ・バイ・キップリング』(1986年)などの活動に、そうした清水の創作上の探求心がうかがえる。

「LIZARD」

「CLOUD 9」

「PUZZLE 34」

「LITTLE “L”」

「SHASHIN」