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サディスティック・ミカ・バンド HOT! MENU [CD]


HOT!MENU

HOT!MENU

  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD


サディスティック・ミカ・バンドのサード・アルバムであり、実質上のラスト・アルバムの「HOT! MENU」、前作の傑作の誉れ高い「黒船」サディスティック・ミカ・バンドが海外進出するきっかけなったアルバムから一年後に日英同時発売されています。前作同様クリス・トーマスをプロデューサーに迎えて制作、一番の違いはオリジナル・メンバーの小原礼が抜け、後藤次利が正式メンバーとしてベーシストとしてレコーディングを行った(当初は細野晴臣が入る話も合った)。楽曲の方向性も含めて前のアルバムはロック・ポップス路線の範疇で制作、「HOT! MENU」はもっと枠を広げた作風となっている、加藤和彦の楽曲も前作の9曲から3曲になり、具体的には16ビートのインストがあり、サンバがあり、バンプを基調にしたファンキーあり、サディスティック・ミカ・バンドらしい遊び心のある「Funky Mahjang」「マダマダ産婆」もあり、余裕を感じられる大人のグループのアルバムとなった。根本的なバンドの成立でもあった加藤和彦とミカ夫妻の危機が生じたのがこのレコーディング中だったのも皮肉な話である。


「Funky Mahjang」

「WA KAH! CHICO」

「マダマダ産婆」

「 ヘーイ, ごきげんはいかが 」

nice!(22)  コメント(6) 
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コメント 6

みうさぎ

面白い歌詞ですね。
by みうさぎ (2021-08-18 13:05) 

kou

なっつかしい!
定番のタイムマシンにお願いはもちろんですが、サイクリング・ブギは結構な頻度でグルグル回ります。あのリズムが最高なんですよ。
by kou (2021-08-18 18:02) 

ameneko

みうさぎさん
ミカ・バンドは遊び心のあるユーモアやウイットにとんだユニークなキャラクターのバンドゆえに、当時の日本(フォークソングが主流)では理解者は限定され、むしろ海外、特にイギリスにおいては多様な音楽性とセンス溢れる個性とオリジナリティなどが評価されていました。特にスティングはイギリスで彼らの公演を目の当たりにし、大ファンになり、ポリスとして初来日した時に彼らと出会いを求め、サインを願ったというエピソードがあります。
by ameneko (2021-08-18 21:00) 

marimo

サディスティック・ミカバンドは
私より少し上の年代の方々がどストライクの楽曲なのでしょうかw
名前は知っていますが聴いたことはなかったです。
シーナ&ロケッツとちょっと被ってしまうw

by marimo (2021-08-18 21:09) 

ameneko

kouさん
89年の最初の再結成ライブを見に行き、つてで最前列のど真ん中の席とってもらい、終盤の「サイクリング・ブギ」「ピクニック・ブギ」「ダンスはスンダ」の3曲をメドレーを見た時は最高に盛り上がりましたよ!「タイムマシンにお願い」も好きですけど、「塀までひとっとび」を最初に聴いた時はファンキーでなんてカッコイイんだと思いました。
by ameneko (2021-08-18 21:27) 

ameneko

marimoさん
ミカ・バンドは当時としてはユニーク過ぎるバンドだったので、日本では評価されるのは解散後のもっとあとだったと思います。日本ではまだ誰も知らない初めてレゲエを取り入れたり、イギリスのグラム・ロックのセンスを取り入れたり、衣装もファショナブルであったりと、それまでの日本には存在しない新しいバンドでした。その為か理解者は一部に限定されていたので、ヒット・チャートに名前が出る事もありませんでした。高橋幸宏、高中正義、後藤次利、今井裕、などのメンバーの演奏力の高さはイギリスのツアーでも認められ、初めて海外で人気を得た日本のバンドでした。やっぱり「タイムマシンにお願い」が代表曲です。
ミカ・バンドが解散してから4年後にシーナ&ロケッツはデビューしているので時代的には違うのですが、夫婦である事と妻のシーナさんのヴォーカルがミカさんに影響を受けているじゃないかなと思われるので被ってしまうかも。
by ameneko (2021-08-18 22:31) 

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