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タモリ ラジカル・ヒステリー・ツアー [CD]


ラジカル・ヒステリー・ツアー

ラジカル・ヒステリー・ツアー

  • アーティスト: タモリ
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: CD


81年にリリースされたタモリさんの4枚目のアルバム「ラジカル・ヒステリー・ツアー」。ちなみに当時このアルバムの発売を記念して、タモリさん初の全国縦断コンサート「ラジカル・ヒステリー・ツアー」まで開催されました。このアルバムではおふざけ要素は一切ありません、タモリの歌詞は音楽に対するリスペクトに満ちており、楽曲の完成度に大きく貢献しています。自身のハードボイルドなナレーションをはさんで、ジャズ~ニューウェーブに至るまで、様々なスタイルの歌唱を堪能することができます。アルバムのバックを務めるのはザ・プレイヤーズにザ・スクエアで、ジャズからポップスまで、いずれも一級品の演奏が素晴らしいです。ちなみに81年から始まったトーク・コント・バラエティ番組『今夜は最高!』はタモリさん自らが、歌ったりトランペットやフルートを演奏し、そのバックを務めるのはザ・プレイヤーズで、中村誠一を始め、鈴木宏昌、松木恒秀、岡沢章、渡嘉敷祐一がコントをするという、普通では見られない姿がとっても楽しかった番組だったのを思い出します。桑田佳祐さんが提供した「狂い咲きフライデイ・ナイト」は先行シングルとして発売された曲なんですが、これは写真家の浅井慎平さんが監督したタモリさんの主演映画「キッドナップ・ブルース」の主題歌だった曲でもあります。「惑星流し」の作曲はスクェア(T-SQUARE)のリーダー兼ギタリストの安藤正容さん「タモリのワーク・ソング」はナット・アダレイのカヴァーでタモリさんが様々な有名ジャズマンに扮して出演していたビデオテープのテレビ・コマーシャルで使われていたCMソングでした。

「狂い咲きフライデイナイト」

「ミンク・タッチ」

「タモリのワーク・ソング」

「惑星流し」

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Deniece Williams My Melody [CD]


My Melody

My Melody

  • アーティスト: Deniece Williams
  • 出版社/メーカー: BIG BREAK
  • 発売日: 2011/03/21
  • メディア: CD


スティーヴィー・ワンダーのバック・コーラス・グループ=ワンダーラヴのいち員として活躍していたところを、アース・ウィンド&ファイアーの総帥モーリス・ホワイトに見初められ、モーリス・ホワイトのカリンバ・プロダクションの秘蔵っ子として売り出したデニース・ウィリアムス。前作で初めてモーリス・ホワイトとEW&Fのバックアップから離れ、レイ・パーカーJr.とデイビッド・フォスター、そしてデニース・ウィリアムス自身との共同プロデュースとなった。それから2年後の81年にリリースしたアルバム「My Melody」は自身でプロデュースするとともに共同プロデューサーに、フィラデルフィアの大御所トム・ベルを選び、全てのアレンジを彼に任せている、当然バック・アップするミュージシャン達はシグマ・サウンド・スタジオの精鋭たちで、フィリー・ソウルにデニース・ウィリアムスの歌声が溶け合った作品となった。トム・ベルは実に丁寧に彼女のメロディ・ラインを活かしたアレンジをし、これまでになかったデニース・ウィリアムスを上手く引き出している。

「My Melody」

「It's Your Conscience」

「Silly」

「Sweet Surrender」

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Leah Kunkel [CD]


リア

リア

  • アーティスト: リア・カンケル
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1993/12/12
  • メディア: CD


リア・カンケルは、夫がドラマーのラス・カンケル、姉は「California Dreamin' / 夢のカリフォルニア」のヒットで知られるザ・ママス&ザ・パパスのキャス・エリオット。彼女は70年代の初頭からジャクソン・ブラウン、スティーヴン・ビショップ、カーリー・サイモン、アーロ・ガスリー、ジェームズ・テイラー、アート・ガーファンクルなどの作品に参加するなど西海岸の音楽シーンの真っ只中いた、そんな彼女のファースト・アルバム「リア・カンケル」は79年にリリースされた。夫のラス・カンケルが全曲のドラムスを担当し、プロデュースにも関わった。。収録された10曲のうち、彼女のオリジナルは「Under The Jamaican Moon 」と「Souvenir Of The Circus 」の2曲、それ以外はザ・ママス&ザ・パパス、ビー・ジーズ、マーヴィン・ゲイ、などのカヴァーや、当時ニュー・ウェイブなサウンドに挑戦していたジュールズ・シアーが楽曲を提供していた。参加したミュージシャンはラス・カンケル(dr)をはじめ、ダニー・コーチ(g)リーランド・スクラー(b)クレイグ・ダーギ(key)など、つまりジェームズ・テイラーのバック・バンドで有名なザ・セクションの演奏で、当時のウエスト・コースト・サウンドを支えていた演奏が聴ける。なかでもニック・デカロが74年にリリースしたアルバム「イタリアン・グラフィティ」に提供した曲「Under The Jamaican Moon」リア・カンケルとスティーヴン・ビショップが共作した名曲をセルフカヴァーし、最高の出来上がりとなっている。

「Under The Jamaican Moon」リア・カンケルとスティーヴン・ビショップが共作した名曲。

「Step Right Up」ピーター・マッキャンの作品、79年にリリースしたアルバム「One On One」からの選曲。

「Losing In Love」ハーラン・コリンズの書き下ろしの曲。

「Fool At Heart」スティーヴン・ビショップの作品、前にも紹介したスティーヴン・ビショップのアルバム「Bish」からの選曲。

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Roberta Flack I'm The One [CD]


I'm the One

I'm the One

  • アーティスト: Flack, Roberta
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1990/08/18
  • メディア: CD


「アイム・ザ・ワン」は82年にリリースされたロバータ・フラックのアルバム。久しぶりにラルフ・マクドナルド、ウィリアム・イートン、ウィリアム・ソルター、そしてロバータ・フラック自身による共同でのプロデュースとなった、そんなラルフ・マクドナルドら3人の曲を中心に、女性シンガーソング・ライターのブレンダ・ラッセル、ブルー・アイド・ソウル・シンガーのボビー・コールドウェル、ロバータ・フラックとのデュエットで有名なピーボ・ブライソン、バート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーの共作の曲を収録、どの曲もこの時代を象徴するようなスロー・ミディアム・テンポの曲で素晴らしい出来になっている。ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイのデュエットによる「Where Is The Love」やグローヴァー・ワシントン・ジュニアの「Just The Two Of Us」などを作曲したラルフ・マクドナルドの作曲能力は特に素晴らしく、このアルバムでは、個人的に大好きな曲の「In the Name of Love」をカヴァーしてくれたのは嬉しかったです。参加したミュージシャンは、リチャード・ティー (key)彼のローズ・ピアノの音がなければこのアルバムは成立しない、スティーヴ・ガッド(dr)マーカス・ミラー (b)エリック・ゲイル(g)ラルフ・マクドナルド(per)グローバー・ワシントン・Jr(sax)のメンバーが中心となりロバータ・フラックのヴォーカルに寄り添うような素晴らしサウンドを作りあげている。彼女の洗練された音楽性や誰もが認めるメロディとヴォーカルの素晴らしさに、癒されるアルバムである。

「I'm the One」ウィリアム・イートン、ラルフ・マクドナルド:作曲 ウィリアム・ソルター:作詞

「In the Name of Love」ラルフ・マクドナルド、ビル・ウィザーズ:作曲 ウィリアム・ソルター:作詞

「Never Loved Before」ボビー・コールドウェル:作曲 ヘンリー・グランポ・マルクス:作詞

「Making Love」バート・バカラック、ブルース・ロバーツ:作曲 キャロル・ベイヤー・セイガー:作詞

「My Love for You」ブレンダ・ラッセル:作曲 ウィリアム・D・スミス:作詞

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Antônio Carlos Jobim  Wave [CD]


波(限定盤)(UHQ-CD/MQA)

波(限定盤)(UHQ-CD/MQA)

  • アーティスト: アントニオ・カルロス・ジョビン
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2020/09/02
  • メディア: CD


20世紀のブラジル音楽を代表する作曲家、編曲家、ミュージシャンのアントニオ・カルロス・ジョビン。イージーリスニング調のアルバム「ウェーブ」はアントニオ・カルロス・ジョビンの5枚目のスタジオ・アルバムで、67年にリリースされた。参加したミュージシャンはトロンボーン奏者のアービー・グリーンとジミー・クリーブランド、フルート奏者のジェローム・リチャードソン、ベーシストのロン・カーターなどで、67年に録音した本作はイージーリスニング調のソフトな感触のインストゥルメンタル作品ということで人気がある。ここではヴォーカル曲は1曲だけで、あとはクラウス・オガーマン編曲指揮のストリングス入りオーケストラとの共演による心地良いインストゥルメンタル。名プロデューサーのクリード・テイラーがプロデュースしたCTI/A&M作品ということで、ネイティヴなボサノヴァとはやや趣が違うが、アメリカナイズされたその都会的な雰囲気がジョビンのメロディにフィットしていている。この後もボサノヴァを基調としたインストゥルメンタル・アルバムの名作を次々とアメリカでレコーディングしていく。「イパネマの娘」「コルコヴァード」「ワン・ノート・サンバ」など、アントニオ・カルロス・ジョビンは実に多くのボサノヴァの名曲を書いている。

「Wave」

「Triste」

「Lamento」

「Captain Bacardi」

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Herb Alpert Rise [CD]


RISE

RISE

  • アーティスト: ALPERT, HERB
  • 出版社/メーカー: ADAGL
  • 発売日: 2016/09/09
  • メディア: CD


60年代初頭から自己のグループ、ティファナ・ブラスを率いてヒットを残してきたトランペット奏者のハーブ・アルバート。イージー・リスニングというインストゥルメンタル・ミュージックのパイオニア的な存在であった。A&Mレコードの創始者で、副社長であもある彼は、プロデューサーとしても数え切れないアルバムに関わっている。79年にリリースしたソロ名義のアルバム「ライズ」はソロとしては自身初のNo.1ヒット曲になり、さらに同曲でグラミー賞ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門を受賞。ハーブ・アルバートにとって初めてのアメリカでのNo.1ヒットとなった「ライズ」や、クルセイダーズが録音した「ストリートライフ」のカバーや、ハーブ・アルパートのボーカルをフィーチャーしたビル・ウィザーズの曲「ラブ・イズ」や、ミッシェル・コロンビエがアレンジをしている「アランフエス (モン・アムール)」などソフトなジャズ・ファンク、ダンス・ミュージック、イージー・リスミング、メロウなアーバン・ポップスを巧みにブレンドした作品となった。

「Rise」

「Love Is」

「Street Life」

「Aranjuez (Mon Amour)」

おまけで「Bittersweet Samba」日本で一番有名なハーブ・アルバートの楽曲、ニッポン放送の「オールナイトニッポン」のテーマ音楽。

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Michel Colombier [CD]


スーパー・フィージョン! – Michel Colombier

スーパー・フィージョン! – Michel Colombier

  • 出版社/メーカー: Chrysalis / 東芝EMI
  • 発売日: 2022/09/23
  • メディア: LP Record


フローラ・プリンのアルバム「エブリデイ・エブリナイト」でコラボレーションした、プロデューサー、作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト、キーボーディストのミッシェル・コロンビエ。彼はフランスのリヨンで生まれ、6歳からクラシックの音楽教育を受け始め14歳の頃からジャズに傾倒しコンボやビッグ・バンドでの即興演奏などをするようになった。22歳の時にシャルル・アズナブールのアルバムのアレンジメントを手がけることとなり、その後もフランスの様々なアーティストとコラボレートする機会が増え、その後渡米する。A&Mレコードの創始者ハーブ・アルパートと知り合い、その直後にはアーティスト・コンポーザー・パフォーマーとしてA&Mレコードと契約することとなり、映画音楽を中心に10年間活躍、79年に「Michel Colombier」をリリースする。ジャコ・パストリアスを始めスティーヴ・ガッド 、ラリー・カールトン 、リー・リトナー、レイ・パーカー・ジュニア 、ハービー・ハンコック 、トム・スコット 、マイケル・ブレッカー、アイアート・モレイラなどが参加し話題となった。とりわけジャコ・パストリアスの参加作として広く知られている。彼の音楽性から感じ取れる「クラシカル」「ジャズ」「映像的」な世界と、アメリカ人には無い独創的なアレンジと作曲性はオリジナリティに溢れています。その後もミッシェル・コロンビエは非常に多くのジャンルから受け入れられ、ステファン・グラッペリ、マドンナ、プリンス 、スーパートランプ、クインシー・ジョーンズ、ロバータ・フラック、セルジュ・ゲンスブールなど、世界的アーティストなアーティストとの制作活動が続くようになったのですが、残念ながら2004年に癌で亡くなりました。

「Sunday」

「Overture!」

「LAYAS」

「Autumn Land」

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Manhattan Transfer Bodies and Souls [CD]


Bodies & Souls

Bodies & Souls

  • アーティスト: Manhattan Transfer
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1987/06/01
  • メディア: CD


マンハッタン・トランスファーのアルバム「Bodies and Souls」は83年にリリースされた。LP時代のA面がBodies、そしてB面がSoulsの作りになっている。前2作がジェイ・グレイドンのプロデュースでしたが、今回、本作の大半のプロデュースを手掛けたのがリチャード・ルドルフで、彼はチョット前に紹介したミニー・リパートンの夫で、ミニー・リパートンのアルバムでもプロデューサーとして名を連ねていたが、彼女が80年に亡くなり、その後はジャーメイン・ジャクソン、ニュー・エディション、マイケル・センベロ、マイケル・マクドナルド、テンプテイションズなどジャンルを超えて色々なアーティストを手掛けるようになっていた。彼はマイケル・ジャクソンの「スリラー」などやクインシー・ジョーンズのヒットを提供した作曲家のロッド・テンパートンやAORファンにはお馴染みのシンガーのマーク・ジョーダンとそのコラボレーターのジョン・ケペックに作曲を依頼し、新しいモダンでエレクトリックなマンハッタン・トランスファーを作り出し、マンハッタン・トランスファーのアルバムとして初めてR&Bチャートで32位、ポップチャートで40位までヒットさせている。

「Spice of Life」ロッド・テンパートンの作曲、ハーモニカ・ソロはスティーヴィー・ワンダーによるものだが、リチャード・ルドルフとスティーヴィー・ワンダーは74年のミニー・リパートンのアルバム「パーフェクト・エンジェル」で一緒に仕事をして以来、ずっと良き親友同士になっている。

「Mystery」ロッド・テンパートンの作曲の名バラード。

「American Pop」マーク・ジョーダン&ジョン・ケペックの作品、リズミカルなポップ・チューンでゲストとしてフランキー・ヴァリが参加、日本ではV.S.O.P.のCMソングになっている。

「Down South Camp Meetin'」ジャズのスタンダード・ナンバーでベニー・グッドマンのオーケストラで有名になった曲、この曲もV.S.O.P.のCMソングになっている。

「The Night That Monk Returned To Heaven」シンガーとしても多くのファンを持つロバート・クラフトの作曲、82年に亡くなったジャズ・ピアニストの巨匠セロニアス・モンクへのトリビュート・チューン。ア・カペラ・チューンの後にセロニアス・モンクが残した不滅のスタンダード「ラウンド・ミッドナイト」の旋律がラストに流れる演出が素晴らしい。

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Michael Franks Tiger in the rain [CD]


Tiger in the Rain

Tiger in the Rain

  • アーティスト: Franks, Michael
  • 出版社/メーカー: Culture Factory
  • 発売日: 2015/06/09
  • メディア: CD


フランスの画家、アンリ・ルソーの「熱帯嵐のなかのトラ」をジャケッとに使用したアルバム「Tiger in the rain」は79年にリリースされた。その後の作品にもポール・ゴーギャンが用いられたり、歌詞にもマルク・シャガールやミケランジェロ・ブオナローティー、レオナルド・ダ・ヴィンチが登場している、マイケル・フランクスのアート通は良く知られているが、彼の音楽の作風はこうしたところにリンクしているのかもしれない。このアルバムからプロデューサーがトミー・リピューマからジョン・サイモンに変わり、さらに進化した音楽を聴かせてくれている。「Sanpaku」や「Jardin Botanico」はトミー・リピューマから踏襲したブラジリアン・サウンド、さらに「When It's Over」では贅沢にもフローラ・プリンをバック・ヴォーカルに迎え入れている、これをきっかけにマイケル・フランクスは色々なジャンルのシンガー達とデュエットをするようになる。アルバム後半の「Underneath the Apple Tree」「Tiger in the Rain」などはロン・カター(b)ケニー・バロン(p)マイク・マイニエリ(vib)らが参加し、ジャズ色が強くなる。ブラジリアン・サウンドとジャズをアルバム内で同居させ、独自のトーンで統一させたのは、ジョン・サイモンによる手腕が大きく、マイケル・フランクスのブラジル・サウンドへの傾倒ぶりを解くカギとなる重要な作品で、ターニング・ポイントとなった素晴らしいアルバムである。

「Sanpaku」

「Jardin Botanico」

「When It's Over」

「Underneath the Apple Tree」

「Tiger in the Rain」

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Flora Purim Everyday Everynight [CD]


エヴリデイ、エヴリナイト

エヴリデイ、エヴリナイト

  • アーティスト: フローラ・プリン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/12/18
  • メディア: CD


ブラジル出身のフローラ・プリンは72年チック・コリアが結成したリターン・トゥ・フォーエヴァーに夫のアイルト・モレイラと共に参加、新時代のヴォーカリストとしてセンセーションを巻き起こした。「エブリデイ・エブリナイト」は78年にリリースされた。フローラ・プリンとミッシェル・コロンビエーとのコラボレーションを軸とするアルバムで、ミッシェル・コロンビエーはフランス人の作編曲でキーボード奏者で主に映画音楽の分野で活躍してきた。フローラ・プリンにミッシェル・コロンビエーを紹介したのはジャコ・パストリアスで、このアルバムでも4曲のレコーディングに参加している。前作あたりからポップ志向強めてきたフローラ・プリンにシンフォニックな構成美が持ち味のミッシェル・コロンビエーとの共作を含め収録曲の大多数を作曲。ミッシェル・コロンビエーはさらにキボードを弾き、ホーントとストリングスのアレンジも手掛けている。バックアップするミュージシャンもゴージャスでハービー・ハンコック、ジャコ・パストリアス、ジョージ・デューク、リー・リトナー、ハーヴィー・メイソン、アルフォンソ・ジョンソン、デヴィド・サンボーン、ブレッカー・ブラザースのランディ&マイケル、さらにデビッド・フォスターとジェイ・グレイドンなどで、その演奏能力でポップとジャズとブラジル音楽とが巧みに合わさった音楽を適材適所で力を発揮し、フローラ・プリンのヴォーカルを引き立たせている。

「Everyday, Everynight」

「The Hope」

「Five-Four」

「Walking Away」

「Las Olas」

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