Michael Franks Tiger in the rain [CD]
フランスの画家、アンリ・ルソーの「熱帯嵐のなかのトラ」をジャケッとに使用したアルバム「Tiger in the rain」は79年にリリースされた。その後の作品にもポール・ゴーギャンが用いられたり、歌詞にもマルク・シャガールやミケランジェロ・ブオナローティー、レオナルド・ダ・ヴィンチが登場している、マイケル・フランクスのアート通は良く知られているが、彼の音楽の作風はこうしたところにリンクしているのかもしれない。このアルバムからプロデューサーがトミー・リピューマからジョン・サイモンに変わり、さらに進化した音楽を聴かせてくれている。「Sanpaku」や「Jardin Botanico」はトミー・リピューマから踏襲したブラジリアン・サウンド、さらに「When It's Over」では贅沢にもフローラ・プリンをバック・ヴォーカルに迎え入れている、これをきっかけにマイケル・フランクスは色々なジャンルのシンガー達とデュエットをするようになる。アルバム後半の「Underneath the Apple Tree」「Tiger in the Rain」などはロン・カター(b)ケニー・バロン(p)マイク・マイニエリ(vib)らが参加し、ジャズ色が強くなる。ブラジリアン・サウンドとジャズをアルバム内で同居させ、独自のトーンで統一させたのは、ジョン・サイモンによる手腕が大きく、マイケル・フランクスのブラジル・サウンドへの傾倒ぶりを解くカギとなる重要な作品で、ターニング・ポイントとなった素晴らしいアルバムである。
「Sanpaku」
「Jardin Botanico」
「When It's Over」
「Underneath the Apple Tree」
「Tiger in the Rain」
中学生の時に彼のアルバムの購入を行いバンド仲間から揶揄されたのを
覚えています。ですからあの当時の心情が今また思い返すのです。
では、有り難うございました。
by PopLife (2022-09-22 10:34)
なんと!アート通だったのですね!!
ゴーギャンとルソーがジャケになっているのに納得です。
マイケル・フランクスの声を聞いているとホッとします。
大好きなアーティストですよー。
そうそうずっと気になってた冷蔵庫、解決しましたか???
by ちぃ (2022-09-22 16:35)
PopLifeさん
AORの先駆けとなったマイケル・フランクスなんですけどね、同じく75年にシュガーベイブを聴いていると言ったら揶揄されたのを思い出します。
by ameneko (2022-09-22 17:33)
ちぃさん
マイケル・フランクスはUCLA大学でアメリカ文学のティーチングアシスタントをしながら作曲をしていたインテリでした。大好きなセカンド・アルバムで傑作の「スリーピング・ジプシー」このアルバム・タイトルはフランスの画家アンリ・ルソーの絵画「眠るジプシー女」をイメージしたものでした。彼のウィスパー・ヴォイスを76年に初めて聴いた時からずっと癒されています、同じく大好きなアーティストです。
すいません、報告するのをすっかり忘れていました。新しい冷蔵庫が5日後に来ました。10月から家電製品が値上げになると電気屋さんが言っていたので、ちょうどいい時に壊れたと思っています。
by ameneko (2022-09-22 18:04)