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太田裕美 ELEGANCE [CD]


ELEGANCE

ELEGANCE

  • アーティスト: 太田裕美
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1991/09/14
  • メディア: CD


「エレガンス」は、78年に発表された太田裕美の8枚目のアルバム。名盤「こけてぃっしゅ」を彷彿させる内容は、デビューからのブレーンである作詞家の松本隆と作曲家の筒美京平が、1年ぶりに全曲を手掛けている、これは「こけてぃっしゅ」も同様であるが、当時、太田裕美は23歳で、その年齢を考え、今回は、フォーク・ソングぽさから抜け出し、より大人な女性を表現し、哀愁、嫉妬、背徳、などの傷心風景が描かれている。タイトル通リ、洗練された内容は、当時の歌謡曲やニューミュージックを越えてシティ・ポップの名作となった。太田裕美作品における松本隆の詞世界の総括を行っている。後の松本隆による松田聖子の世界感は本作にも通じていると言われている。
「クリスタル・ムーン」作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:筒美京平

「ピッツア・ハウス22時」作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄

「煉瓦荘」作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄

「Summer End Samba」作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄

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忌野清志郎 Memphis [CD]


Memphis [Analog]

Memphis [Analog]

  • アーティスト: 忌野清志郎javascript:openFixedPhrase('article__body','myform');
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2023/12/13
  • メディア: LP Record


91年に来日したブルース・ブラザーズ・バンドの司会を忌野が務め、それをきっかけにメンバーのスティーヴ・クロッパー、ドナルド・”ダック”・ダン等とレコーディングしたのが「Memphis」で、91年にリリースされた。忌野清志郎が長年ファンだった元ブッカー・T&ザ・MG'sと共演し、録音はブッカー・T&ザ・MG'sの本拠地、テネシー州メンフィスで行われた。当然プロデュースはスティーヴ・クロッパーが担当し、R&Bへの愛が溢れる作品となった。このアルバムは忌野清志郎のヒット作となっただけではなく、ブッカー・T&ザ・MG's再結成のきっかけにもなった。また、そのアルバム「Memphis」を引っ提げて、92年にブッカー・T&ザ・MG'sらとともに来日公演を果たしている。
「Boys」

「Kamonabe」

「高齢化社会」

「石井さん」

「MTN」

おまけで忌野清志郎 with Booker T & the M.G.'s のライブから「トランジスタラジオ」

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中森明菜 不思議 [CD]


【Amazon.co.jp限定】不思議 [オリジナル・カラオケ付] <2023ラッカーマスターサウンド> [2CD] (メガジャケ付)

【Amazon.co.jp限定】不思議 [オリジナル・カラオケ付] <2023ラッカーマスターサウンド> [2CD] (メガジャケ付)

  • アーティスト: 中森明菜
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2023/05/01
  • メディア: CD


「不思議」は中森明菜の9枚目のスタジオ・アルバム。86年にリリースされた。このアルバムは中森明菜にとって初めてのセルフ・プロデュースをした作品。ディレクターの藤倉克己によると、そろそろコンセプト・アルバムを作ろうと話していたところ、「不思議」というコンセプトを中森から持ちかけてきたという、シングル「TATTOO」を手掛けている関根安里らのEUROX、吉田美奈子、SANDII & THE SUNSETS(SANDII、久保田真箏、井上ケン一)らの楽曲が選定され、1回目のトラックダウン終了後、中森は「そのミキシングでは"カッコいいけど、不思議じゃないネ」と発言、当時、新進気鋭のバンドサウンドのEUROXによるアレンジでサウンドとヴォーカルがひとまとまりとなって聴こえる2回目のトラックダウンが行われた。ミキシングに関しては、もともと中森のアイデアにより、ヴォーカルを小さく処理したとディレクターの藤倉は明かしている。本作のコンセプトは、声も楽器の一部であるというものであった。かなりチャレンジングなミックスとなった為か「ヴォーカルがよく聞き取れない。不良品ではないのか?」との問い合わせが絶えなかったという。『CDジャーナル』は本作について「初めて聴くと、何かが足りないのではないかという疑問と不安が入り交ったフクザツな気持になる。そう、それを意図した作品のようだ」とコメントした。
「Back Door Night」作詞:麻生圭子 作曲:EUROX 編曲:EUROX

「Labyrinth」作詞:麻生圭子 作曲:EUROX 編曲:EUROX

「燠火(おきび)」作詞:吉田美奈子 作曲:吉田美奈子 編曲:吉田美奈子、椎名和夫

「Mushroom dance」作詞:SANDII 作曲:久保田真箏・井上ケン 編曲:EUROX

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福耳 THE BEST ACOUSTIC WORKS [CD]


福耳 THE BEST ACOUSTIC WORKS

福耳 THE BEST ACOUSTIC WORKS

  • アーティスト: 福耳
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
  • 発売日: 2010/07/21
  • メディア: CD


98年、Zepp Sapporoの杮落しライブ「福耳」に、杏子、山崎まさよし、スガシカオの3人で出演し3人で杏子のシングル曲『星のかけらを探しに行こう Again』を合唱する。翌1999年、杏子・山崎・スガの3名が『星のかけらを探しに行こう Again』を「福耳」名義によるシングルとしてリリース。2001年には、3人の所属するオフィスオーガスタ所属アーティストの出演する野外コンサート「Augusta Camp」にて元ちとせを加えて「福耳」が復活。以後不定期にシングル・アルバムなどをリリースしている。
「 THE BEST ACOUSTIC WORKS」は2010年にリリースしたアルバムで、福耳参加メンバーが過去に発売した自身の楽曲を選出して、新たに最小限の楽器と歌[2]で表現するアコースティック調で再録音したものを中心に構成したセルフカバー・アルバム。
「Intro」歌:山崎まさよし

「星のかけらを探しに行こう Again 」歌:杏子+さだまさよし(岡本定義[COIL]+山崎まさよし)

「ピアノとギターと愛の詩(うた)」歌:大橋卓弥+さかいゆう

「明日のラストナイト」歌;長澤知之

「なごり雪 」歌:秦基博+元ちとせ

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今井優子  VOYAGER [CD]


VOYAGEUR

VOYAGEUR

  • アーティスト: 今井優子
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1991/12/21
  • メディア: CD


「VOYAGER」88年にリリースされた、今井優子のサード・アルバム。中崎英也プロデュース。テーマは旅。中崎英也はこの頃作曲家としても活躍中で、初期の今井美樹のアルバム等で印象的なメロディメイカーぶりを発揮していた。今井優子は幼少期に母親の影響を受け、ジャズを聴いて育ち、18歳の時にスカウトされた事を切っ掛けにシンガーの道を歩み始める。87年にキングレコードよりアルバム・シングル同時リリースでデビュー。その後FMラジオパーソナリティやコンサートを行い、立て続けにアルバムを発表。このアルバムでは中崎英也の洒落た雰囲気の曲を独特な硬質な声で美しく歌っているいる。この後、角松敏生と出会い今井優子自身も作詞をし、シンガーソングライターへの道を歩むこととなり、切ない情景を表現していくのだが、まだこの時点では、与えられた楽曲を歌っているのだが、その楽曲に対する理解度はなかなかの物で、アルバムのテーマである旅も含め、その美しい声質を聴いてほしい。
「あなたのいた景色」

「明るい雨に歩けば」

「MELODIES」

「私らしさをあなた」

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スガシカオ Clover [CD]


CLOVER

CLOVER

  • 出版社/メーカー: キティ
  • 発売日: 1997/09/03
  • メディア: CD


「クローバー」は、スガシカオのファースト・アルバム、97年にリリースされた。脱サラしてミュージシャンになるという、大胆な転身を華麗に果たしたスガシカオの実力作。デビュー曲「ヒットチャートをかけぬけろ」から「黄金の月」など詩情あふれるものに日常を独自の視点で切り取った楽曲など彼らしさ満載のファースト・フル・アルバムとなった。言葉にキチンとした意味のあるファンクがしたかったと作り上げた力作、デビュー作でありながら、刃物のような鋭さをもったリアルな歌詞と肉感的なサウンドが混ざり合った、独特の世界観は、今までの日本にはいないタイプのミュージシャンだった、日本語のポップスに、新たな境地を作り上げている。「前人未到のハイジャンプ」「ドキドキしちゃう」「ヒットチャートをかけぬけろ」「黄金の月」などの力作が揃っている。

「前人未到のハイジャンプ」

「ドキドキしちゃう」

「ヒットチャートをかけぬけろ」

「黄金の月」

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bird Mindtravel [CD]


MINDTRAVEL

MINDTRAVEL

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
  • 発売日: 2000/11/22
  • メディア: CD


「マインドトラベル」はbirdの2枚目のオリジナル・アルバム。2000年にリリースされた。ファースト・アルバムと同じくMONDO GROSSOの大沢伸一プロデュースによるアルバムで、最高のトラック・メイクもさることながら、はbird本人のソウルフルでタップリと深みのある声のすばらしさ、歌詞の数々のリアリティが見事にフォーカスされたアルバムとなった。ファースト・アルバムと同じく、谷川俊太郎の詩をフィーチャーしたと言われる「これが私の優しさです」など、ジャズ・ファンク。ヒップホップ、そしてちょっと歌謡曲の要素も加え、多彩なサウンドを落ちついた芯のある歌声による統一感のある作品となった。この後、田島貴男(オリジナル・ラブ)や冨田恵一(冨田ラボ)のプロデュースでアルバムを作っている。夫はみうらじゅん氏

「4 PM」

「Oasis」

「Game」

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pizzicato five 女王陛下のピチカート・ファイヴ –ON HER MAJESTY'S REQUEST– [CD]


女王陛下のピチカートファイブ

女王陛下のピチカートファイブ

  • アーティスト: ピチカート・ファイヴ
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1995/11/01
  • メディア: CD


「女王陛下のピチカート・ファイヴ –ON HER MAJESTY'S REQUEST–」は89年にリリースされたピチカート・ファイヴのサード・アルバム。架空のスパイ映画のサウンド・ラックというコンセプトの下に制作され、このアルバムは彼らにとって、CDのみでのリリースを念頭において制作された最初のアルバムだったが、これについてはインタビュアーの「作り手はレコードからCDに変わったときにどう対応していいのかすごく迷ったのでは」との問いに「まさに僕もそう思った。昔からA面があってB面があるっていう古典的な作りを当然だと思っていた人間だから、それを作っちゃいけないって言われた時にすごく困惑した」と答えている。「衛星中継」は、当時ポータブル・ロックのメンバーだった野宮真貴の初レコーディング参加曲だが、そのきっかけについて野宮は、ポータブル・ロックのギターの鈴木智文と中原信雄が「女王陛下のピチカート・ファイヴ 」のレコーディングに参加して、たまたま遊びに行った時に初対面のピチカート・ファイヴ のリーダーの小西から、田島貴男(オリジナル・ラブのヴォーカルでもある)とデュエットする人を捜しているのでやってくれないかと言われた、という。また、野宮は、その曲は自分が今まで歌ってきたタイプに近かったし、自然に歌えた、なんか感性が近い人たちなのかなと思った、と答えている。この後、90年代の日本において一世を風靡した「渋谷系」として人気がでるのは、この世界を歌える3代目ボーカルである野宮真貴になってからで、その音楽性のみならずルックス・ファッションがあっかたからである。
「恋のテレビジョン・エイジ」

「トップ・シークレット」

「ホームシック・ブルース」

「Satellite Hour (衛星中継)」

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大村憲司 春がいっぱい [CD]


春がいっぱい(紙)

春がいっぱい(紙)

  • アーティスト: 大村憲司
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2003/08/06
  • メディア: CD


「春がいっぱい」は81年にリリースされた大村憲司のサード・アルバム。前作「Kenji Shock」はハヴィー・メイソンのプロデュースにより、アメリカ西海岸のミュージシャン達、ジェフ・ポーカロ(ds)リー・リトナー(g)パトリッシュ・ラッセン(key)などとの共演によるフュージョン・アルバムだったが、それから2年、YMOのサポートギターとしてツアーに参加、矢野顕子のアルバムにも参加し、音楽的にもYMOと矢野顕子に抜群の信頼関係を築いていった大村憲司。76年には坂本龍一を自分のバンドに引き入れ、新たな音楽を作ろうとしていたのが懐かしい。そんな関係もありYMOの全面サポートもあり作り上げたのが「春がいっぱい」で、テクノ・サウンドに大村憲司の人間味あふれるギターとブライアン・フェリーのようなヴォーカルがギリギリのバランスでフィットするユニークな作品となった。
「極東の男」

「春がいっぱい 」

「Maps」

おまけで「knockin' on heaven's door」大村憲司にこの手の曲を弾かせると抜群にカッコイイです。

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矢野顕子 ただいま [CD]


ただいま。

ただいま。

  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 1993/09/21
  • メディア: CD


「ただいま」は、矢野顕子の5枚目のアルバムで、81年にリリースされた。坂本龍一との共同プロデュースのもと、テクノポップ系の音を中心としたアルバムとなった。前作の「ごはんができたよ」に続き、イエロー・マジック・オーケストラのメンバーである坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣が参加し、「ただいま。」と「いつか王子様が」では、ひばり児童合唱団が参加、「たいようのおなら」は児童詩集に曲をつけた異色作などが収録されている。ヒット曲「春咲小紅」を含むアルバムではあるが実験的な作風の曲も目立つアルバムであった。カネボウのCM用に書いた「春咲小紅」は、コピーライターの糸井重里が歌詞を担当し、矢野顕子が作曲を担当、編曲はymoymo(YMO)が担当し、テクノ・ポップのキャッチーさを上手く表現した、この曲の摩訶不思議なオーラは、今聴いても衰えを知らない、当時は売れる事を前提に携わった全員によって作られた作品で、その才能は感服するしかない。矢野顕子の最大のヒット曲となる。
「ただいま」

「いつか王子様が」

「春咲小紅 」

「ROSE GARDEN」

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