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Chic Risque [CD]


危険な関係

危険な関係

  • アーティスト: シック
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2011/04/06
  • メディア: CD


シックはニューヨークでセッション・ミュージシャンとして活動していたギタリストのナイル・ロジャースとベーシストのバーナード・エドワードによって76年に結成されたグループ。グループのコンセプトはスタイリッシュなダンス・ミュージックを演奏する事、シックというバンド名は正しくはシークというフランス語の発音で、上品だとか粋、熟練などの意味で、シックのアルバムでもフランス語が使用されている。シックの特徴はひたすらダンサブルなリズムと粘りのあるベース、そしてナイル・ロジャースの小気味よいカッティング・ギターにある。79年にリリースされたサード・アルバム「Risque」は乗りに乗った勢いを感じさせるアルバムであるが、アルバムを出すごとに洗練され、綺麗すぎる印象もある作品となった。その後シックは80年代に入ると人気は低迷し解散、バーナード・エドワードとトニー・トンプソンはパワー・ステイションのメンバーとして活動し、ナイル・ロジャースはプロデューサーとしてマドンナの「Like A Virgin」デヴィッド・ボウイの「Let's Dance」などを手掛け、その他にもヂュラン・デュラン、ミック・ジャガーなどのプロデュースに携わり、ヒット請負人として名を馳せていく。

「Good Times」

「A Warm Summer Night」

「My Forbidden Lover」

「Can't Stand to Love You」

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Rufus featuring Chaka Khan [CD]


Rufus Featuring Chaka Khan

Rufus Featuring Chaka Khan

  • アーティスト: Rufus
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 1990/08/13
  • メディア: CD


60年代に活動をしていたシカゴのロック・バンドのアメリカン・ブリードを母体にメンバー・チェンジとグループ名を変更し、チャカ・カーンを加えたルーファスとしてデビューしたのが73年のこと、当初はロック的な要素も残っていて、方向性は定まっていなかったが、ヒットを連発する。前作からギターのトニー・メイデンとベースのボビー・ワトソンが加入したことにより方向性が定まった。75年にリリースされた「Rufus featuring Chaka Khan」初のセルフ・プロデュースとタワー・オブ・パワー・ホーンズの参加を得て、全米7位のスマッシュ・ヒットを記録した。シングル・カットした「Sweet Thing」がR&Bチャート1位を達成し、グループにとって2枚目のゴールド・シングルとなった。この曲に続き、76年には「Dance Wit Me」をアルバムから次なるシングルとして発表してソウルのトップ5を記録、そしてビー・ジーズのカヴァー「Jive Talkin’」が3枚目で最後のシングルとしてリリースされた。「Sweet Thing」は80年代のデヴィッド・ボウイのヒット曲のサウンドを作っていたシックのナイル・ロジャースに大きな影響を与えている。

「Fool's Paradise」

「Sweet Thing」

「Dance Wit Me」

「Jive Talkin'」

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Lonette McKee Lonette [CD]


ロネッタ(世界初CD化、最新マスタリング、解説、歌詞付き)

ロネッタ(世界初CD化、最新マスタリング、解説、歌詞付き)

  • 出版社/メーカー: SUSSEX/OCTAVE-LAB
  • 発売日: 2022/08/17
  • メディア: CD


ロネット・マッキーは地元デトロイトで幼少期から活動をしていて10歳で歌い、キーボードを演奏し、演奏を始め、神童として11歳だったマッキーは、「ドント・ウォーリー・アバウト・イット」というタイトルの最初のレコードを録音しローカル・ヒット、それを手掛けたのが、デニス・コフィーとマイク・セオドアのコンビだった。先に女優デビューした姉を追ってL.A.に来たロネットは、そこでコフィーとセオドアのコンビに再会し、まずは74年にリリースされた「Lonette」でシンガーとして再デビュー。デニス・コフィーがプロデュース、ビル・ウィザースで知られるサセックスから発売される、サセックスのオーナーの故クラレンス・アヴァントは、サセックスに続いて、S.O.S.バンドやジャム&ルイスを輩出するTabuを設立したことでも知られていた。本作は全体を通してメロウで洗練された楽曲が揃った佳作で、ギターにラリー・カールトンとデヴィッド・T・ウォーカー、ディーン・パークス、レイ・パーカーJr、キーボードにジョー・サンプルとクラレンス・マクドナルド、ソニー・バーク、ドラムにジェイムス・ギャドソン、オリー・ブラウン、ベースにジェイムス・ジェマーソンとウィルトン・フェルダー、サックスにアーニー・ワッツ、そしてコーラス陣にメリー・クレイトンらが参加した。このメンバーは翌年のマリーナ・ショウの「WHO IS THIS BITCH, ANYWAY」とほぼ同じであったり、パティ・オースティンやランディ・クロフォードらの先駆けとなるようなアルバムである。その後女優活動が中心となり、92年にスパイク・リーのレーベルからアルバムを発表、同年に映画「マルコムX」にも出演している。

「See Ourselves, Be Ourselves, Free Ourselves」

「Do to Me」

「The Way I Want to Touch You」

「Message from the Earth」

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DICK ST. NICKLAUS Magic [CD]


マジック(期間生産限定盤)

マジック(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ディック・セント・ニクラウス
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/08/17
  • メディア: CD


ディック・セント・ニクラウスの初リーダー・アルバム「マジック」は79年にリリースされた。15歳の時ポートランド青少年交響楽団のティンパニー奏者をしていたという変わり種で、60年代にはロック・バンドキングスメンのドラムを担当し、63年にはリチャード・ベリーのカバー「Louie Louie」が全米チャート2位の大ヒットを記録して一躍有名になるが、69年にあえなくバンドは解散。ロスに渡りソングライターとして音楽出版社に勤めるようになり、その中でプロデュースにもたずさわり、結局はシンガーとしてもデビューすることになります。このアルバムのプロデュースはディック・セント・ニクラウスとベルトン・レイ・バンチでした。本国アメリカではほとんど相手にされなかったのだが表題曲「Magic」は哀愁感溢れるメロディーで、よっぽど日本人の琴線に触れたのか、日本では、大阪の輸入レコード店で人気となり、80年1月には国内盤が関西限定でリリースされ、3月には全国販売されるに至りました。当時、東京からの発信以外ありえなかった全国区の人気が、地方から生み出されたのは画期的なことでありました。

「Magic」

「What's The Reason」

「Can't Give Up」

「Sad Price To Pay」

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Al Green I'm Still In Love With You [CD]


アイム・スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー(日本独自企画、最新マスタリング、解説付)

アイム・スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー(日本独自企画、最新マスタリング、解説付)

  • アーティスト: アル・グリーン
  • 出版社/メーカー: SOLID/HI RECORDS
  • 発売日: 2018/07/04
  • メディア: CD


テキサスのクラブ出演中にウィリー・ミッチェルに認められ、ハイ・レコードと契約を結んだアル・グリーン。ハイからのデビューは69年、徐々に人気を獲得し、ウィリー・ミッチェルのプロデュースの下、ハイ・サンウンドと共に独自のスタイルを作られていく、ハイ・レコードからの3枚目となる「I'm Still In Love With You」は72年にリリースされ、この頃のアル・グリーンは絶頂期でミリオンを連発していた。前回紹介したアン・ピーブルズのシンプルなバンドサウンドがメインと同様に構成されたハイ・サウンドは、優美でゆったりとした中に豊かなニュアンスを持つサウンドにアル・グリーンの繊細で美意識のある歌唱法は斬新で70年代的であった。ヒット曲の「Still In Love With You」「Look What You Done For Me」「Love And Happiness」と有名なロイ・オービソンの「Oh, Pretty Woman」と、カントリー・ミュージシャンのクリス・クリストファーソンの「For The Good Times」の2曲は見事にアル・グリーン調になっていて素晴らしい。

「I'm Still In Love With You」

「Love And Happiness」

「Look What You Done For Me」

「Oh, Pretty Woman」

「For The Good Times」

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Ann Peebles Straight from the Heart [CD]


Straight from the Heart

Straight from the Heart

  • アーティスト: Peebles, Ann
  • 出版社/メーカー: Fat Possum Records
  • 発売日: 2015/07/10
  • メディア: CD


ミズーリ州セントルイス生まれの女性ソウル・シンガー、アン・ピーブルズ、メンフィス・クイーンとしてその名を不動の物としているアン・ピーブルズだが、このサード・アルバム「Straight from the Heart」で、その座を勝ち得たと言っても過言ではない。実際にこのアルバムと次のアルバム「I Can't Stand The Rain」が彼女の最高傑作として意見が二分している。このアルバムがリリースされた72年はハイ・レコードが勢いがあった時期で、アル・グリーンと共にハイ・サウンドを確立、独自のソリッドな音作りが、このアルバムに集約されている。ウィリー・ミッチェルがプロデュースをし、シンプルなバンドサウンドがメインなだけに、よりわかりやすく、非の打ちどころがない出来映えとなっている。ハイ・サウンドの神髄が味わえると同時にソウル・ミュージックのファン必聴のアルバムでもある。最後にアン・ピーブルズはロック界のスパー・スター達にも絶賛されているソウル・シンガーだという事を付け加えておく。

「Slipped, Tripped and Fell in Love」

「Somebody's on Your Case」

「Trouble, Heartaches & Sadness」

「I Take What I Want」

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Peter Allen Bi-Coastal [CD]


バイ・コースタル

バイ・コースタル

  • アーティスト: ピーター・アレン
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: CD


「バイ・コースタル」は、オーストラリアのシンガーソングライター、ピーター・アレンが80年にリリースした2枚目のスタジオ・アルバムです。ピーター・アレンはン何と言ってもクリストファー・クロスの大ヒット曲「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」の作詞者として、またライザ・ミネリの元夫としても知られます。このアルバムはピーター・アレンの最も成功したアルバムであり、アルバムの曲を最も多くも書いたデヴィッド・フォスターによってプロデュースされました。今回はデヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロ、ポウリーニョ・ダ・コスタなどTOTOのメンバーを中心に西海岸の売れっ子ミュージシャンを集め、デヴィッド・フォスターらしい洒落たAORアルバムに仕上がりました。特にシングル・カットされ素晴らしい出来となった「フライ・アウェイ」は、デヴィッド・フォスターとキャロル・ベイヤー・セイガーが共作し、作詩がピーター・アレンの曲で、日本では竹内まりやがアルバム「LOVE SONGS 」でカヴァーしています。スロー・バラードでは、ジュディー・ガーランドに見出されて、主にブロードウェイで活躍していたというピーター・アレンのソングライターとしての個性が思う存分発揮されています。あとペイジズの2人がコーラスで参加しているのも聴き逃せないです。

「Fly Away」

「I Don't Go Shopping」

「Pass This Time」

「When This Love Affair is Over」

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Aretha Franklin Aretha(1980) [CD]


ARETHA ~ EXPANDED EDITION

ARETHA ~ EXPANDED EDITION

  • アーティスト: ARETHA FRANKLIN
  • 出版社/メーカー: BBR
  • 発売日: 2012/07/30
  • メディア: CD


「アレサ(1980)」はアレサ・フランクリンの30枚目のスタジオ・アルバム、80年にアリスタ・レコードからリリースされた。60年代にアトランティック・レコードで数多くの名曲・名演を残し、クイーン・オブ・ソウルと呼ばれる。アレサ・フランクリンが長い間籍を置いていたアトランティック・レコードからアリスタ・レコードに移籍しての第一弾で、第二の黄金期が始まった作品と言える。アレサ・フランクリンの最初のアリスタでのシングル「United Together」は、ソウルチャートで3位に達し、ビルボードのホット56で100位になり、アルバムも47位となり、ビルボードのアルバムチャートで30週間過ごしました。プロデュースを担当したのはチャック・ジャクソンとアリフ・マーディンで、アリフ・マーディンの担当はカヴァー曲中心で、ルビー・ウィンターズが歌ったソウル・バラードの「Come To Me」オーティス・レディングが65年に歌った「Can't Turn You Loose」ドゥービー・ブラザーズのヒット曲「What A Fool Believes」を取り上げている。プロデューサーによってバック・ミュージシャンが異なり、アリフ・マーディン担当曲では、デビッド・フォスター、デビッド・ペイチ、ジェフ・ポーカロ、スティーブ・ルカサー、ルイス・ジョンソン などのTOTOのメンバーを中心とした西海岸のメンバーが参加。チャック・ジャクソンが担当の曲はチャック・ジャクソンとアレサ・フランクリンの書いた曲で構成、バックのメンバーもエド・グリーン、フランシスコ・センティーノ、リチャード・ティー、コーネル・デュプリー、マイケル・ブレッカー、デヴィッド・サンボーンなどの編成で安定感抜群の演奏をしている。バックの演奏がコンテンポラリーさを強めて聴きやすくなっても、アレサ・フランクリンの神がかりなノリは変わらず、実に存在感のあるシンガーであることを感じてしまう。

「Come To Me」

「Can't Turn You Loose」

「United Together」

「What a fool believes」81年のライブ映像、画質が良くないのですが、The Queen of Soulと言われたアレサ・フランクリンらしい抜群のノリの歌声は最高です。

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Natalie Cole Natalie [CD]


Natalie

Natalie

  • アーティスト: Cole, Natalie
  • 出版社/メーカー: One Way Records Inc
  • 発売日: 1996/08/20
  • メディア: CD


ナタリー・コールは、ジャズピアニスト、シンガーソングライターのナットキングコールの娘で、子供の頃から歌手として活動し、75年にデビューし、デビュー曲の「ジス・ウィル・ビー」はビルボード全米総合チャート6位のヒットを記録し、アフリカ系アメリカ人として初めてグラミー賞の最優秀R&B女性ボーカル賞、最優秀新人賞に輝き、メディアがナタリー・コールを「新しいアレサ・フランクリン」と呼んだことで、スターになったナタリー・コールでした。アルバム「Natalie」は76年にリリースされたセカンド・アルバムで、サウンドは洗練されたソウルだが、バック・グラウンドにはジャズの要素が随所に顔を出していて、アレサ・フランクリンやチャカ・カーンばりのダイナミックな歌唱法とジャズの歌唱法が合わさり洗練されたポップなソウル・アルバムとなりました。アルバムの1曲目を飾った「Mr. Melody」はシングル・カットされ全米R&Bシングル・チャート10位となり、「Sophisticated Lady (She's A Different Lady)」は全米R&Bシングル・チャート1位に輝きました。

「Mr. Melody」

「Heaven Is With You」

「Sophisticated Lady (She's A Different Lady)」

「Can We Get Together Again」

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Wah Wah Watson Elementary [CD]


エレメンタリー(期間生産限定盤)

エレメンタリー(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ワー・ワー・ワトソン
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/04/27
  • メディア: CD


モータウンのセッション・ギタリストで、60年代はテンプテーションのサイケ路線をはじめ、マーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、そしてハーヴィー・ハンコックのグループでの活躍など、数え切れないほどのソウル、フュージョン系名盤でのプレイでその名を轟かせたワウ・ワウ・ワトソン、ワウペダルの達人ギタリストで、70年代のソウルからジャズフュージョンまでファンキーカッティングの名を連ねた。数々のレコーディングで駆使したワウワウ・ギターに由来する愛称が名前になったが、本名はメルヴィン・レンジという、彼の唯一のソロ・アルバム「Elementary」は76年にリリースされた。ずっといぶし銀的存在だったワトソンが初めて前面に出て制作され、レイ・パーカー・ジュニア(g)デイヴィッド・T・ウォーカー(g)ジョー・サンプル(key)ルイス・ジョンソン(b)ウィリー・ウィークス(b)ウィルトン・フェルダー(sax)など豪華なメンバーが参加し、クインシー・ジョーンズとの共作「My Love for You Comes and Goes」ハーヴィー・ハンコックとの共作で、ハンコックのアルバム「Man Child」の中の曲「Bubbles」がカバーされている、そしてサイケなファンクでワウカッティングはもちろん、トーキングモジュレーターも、十分に堪能できる「Goo Goo Wah Wah」など佳作の作品が多く収録されています。

「Cry Baby」

「My Love for You Comes and Goes」

「Bubbles」

「Goo Goo Wah Wah」

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