大貫妙子 ROMANTIQUE [CD]
「ロマンティーク」は、80年にリリースされた大貫妙子4作目のスタジオ・アルバム。前作「ミニヨン」リリース後、大貫は約2年間の沈黙期に入る、音楽は好きで続けたいけれど、なんとなく二の足を踏んでいた時に、プロデューサーの牧村憲一からヨーロッパっぽい音楽をやってみないとアイデアを出してくれた、大貫自身もフランス映画や、フランソワーズ・アルディやジェーン・バーキンが好きだったこともあり、興味を持った。アルバムには坂本龍一の他に加藤和彦もアレンジャーとして参加している、この二人はすでに「Papa Hemingway」でヨーロッパ路線を先取りしていた、これにより新しい大貫妙子の個性豊かなポップスが誕生した。当時このアルバムの評価が予想を超えて支持されたことによって、大貫妙子は自分の居場所を見つけることができたと振り返っている。坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏らが全面バックアップし、当時YMOのツアーに参加していた大村憲司、松武秀樹も参加している。大貫妙子の代表曲「新しいシャツ」(大村憲司の何気ないギター・ソロがたまらない)やシュガーベイブの代表曲「蜃気楼の街」を軽快なボサノヴァ調にアレンジした曲などが入っている。
「若き日の望楼」作詞・作曲:大貫妙子、編曲:坂本龍一
「Bohemian」作詞・作曲:大貫妙子、編曲:坂本龍一
「新しいシャツ」作詞・作曲:大貫妙子、編曲:坂本龍一
「蜃気楼の街」作詞・作曲:大貫妙子、編曲:加藤和彦