Clifford Carter Walkin' Into The Sun [CD]
クリフォード・カーターは、キーボード奏者、音楽監督、アレンジャーでジェームス・テイラー、ブルース・スプリングスティーン、ポール・サイモン、マイケル・フランクス、アート・ガーファンクル、シンディ・ローパー、リンダ・ロンシュタット、スサナ・ラヤ、ハービー・マンなどのアーティストとのパフォーマンスやエレメンツ、Grace Pool、24丁目バンドといったグループのメンバーとして知られている。「Walkin' into the Sun 」は唯一のソロ・アルバムで、93年にリリースされました。タイトル曲を含む全12曲中5曲は、驚くほど堪能なヴォーカリスト、作詞家としてアーティストをフィーチャーし(24丁目バンドでも素晴らしヴォーカルを聴かせてくれました)、インストゥルメンタル・トラックも色々なジャンルを合わせた彼の才能を感じさせる物で、ポップ・ミュージックとフュージョン・ミュージックの両方熟達しているを感じさせる素晴らしい作品となりました。スティーヴ・ロドビー(b)、ウィル・リー(b)、マーク・イーガン(b)、ボブ・シェパード(sax)、ルイス・コンテ(per)、プロデューサー兼ギタリストのティム・ウェストンなどのミュージシャンが参加しています。
「Walking Into The Sun」
「Robots In The Jungle」
「Wavetrain」
「Homeward」
Daryl Hall Soul Alone [CD]
「ソウル・アローン」は、93年にリリースされた、ダリル・ホールの3枚目のソロのスタジオ・アルバム。ホール&オーツが小休止中に制作された。過去のソロ2作品はシングルはヒットしたがアルバムは不発だった、「ソウル・アローン」はタイトル通リの力作となり、ニューヨークとロンドンでレコーディングされた。このアルバムは、ダリル・ホールがR&Bグループ「ファミリー・スタンド」のピーター・ロード・モアランドとV・ジェフリー・スミス、マイケル・ピーデンと共にプロデュースし、よりソウルフルでジャジーな雰囲気を醸し出し、90年代らしいアグレッシブなサウンドと歌を披露している。シンガーのマライア・キャリー、アベレージ・ホワイト・バンドのアラン・ゴーリー、ウォルターをフューチャーし、さらにウォルター・アファナシエフを作曲家としてフィーチャーしている。そして4つのシングルはアルバムからリリースされた。
「Help Me Find a Way to Your Heart」
「I'm In a Philly Mood」
「Stop Loving Me, Stop Loving You」
「Written In Stone 」
Michael Mcdonald No Lookin' Back [CD]
「ノー・ルッキン・バック」は、マイケル・マクドナルドの2枚目のソロ・スタジオ・アルバム。85年にワーナー・ブラザース・レコードからリリースされた。前作のソロ・デビュー作から3年、初めてマイケル・マクドナルドはドゥービー・ブラザーズ、ヴァン・モリソン、ヴァン・ヘイレン等の作品を手がけたテッド・テンプルマンと全曲を共同プロデュース。ギタリストのジョー・ウォルシュやロベン・フォード、ドラムのジェフ・ポーカロ、ベースの元ドゥービー・ブラザーズのメンバーのウィリー・ウィークスなどが参加しているアルバムとなった。80年代特有の電子的なサウンドも取り入れているが、全体としては生楽器が主体で、ジェフ・ポーカロが1曲を除く全曲でドラムを叩いており、発表当時のウエストコースト・シーンで最も脂の乗り切ったサウンドを聞かせてくれる。このアルバムでも「No Lookin' Back」はケニー・ロギンスと共作しヒットさせている、その他の曲もほとんどが共作で チャック・サバティーノ、デビッド・パック、ランデイ・グッドラム、エイミー・ホランド(マイケル・マクドナルドの奥さん)との共作となっている。
「No Lookin' Back」ケニー・ロギンスとの共作
「Bad Times」ジョー・ウォルシュのブルージーな味わいのあるギターをフューチャーしている。
「[I Hang] On Your Every Word」エイミー・ホランドとの共作
「[I'll Be Your] Angel」チャック・サバティーノとの共作
Kenny Loggins High Adventure [CD]
「ハイ・アドベンチャー」は、82年にリリースされた、シンガーソングライター、ケニー・ロギンスの4枚目のスタジオ・アルバム。ドアーズのエンジニア出身のブルース・ボトニックとケニー・ロギンスの共同プロデュースによって作られたアルバム。ジャーニーのフロントマンであるスティーヴ・ペリーとのコラボレーションが話題となった「Don't Fight It」がヒット、この曲では、パット・ベネターの夫でギタリストのニール・ジラルドがフィーチャーされています。これをきっかけにケニー・ロギンスはロック色を強めたアルバムを作っていきます。親友であるマイケル・マクドナルドとの共作「I Gotta Try」「Only a Miracle」の2曲に加え、デビッド・フォスター、マイケル・マクドナルド、ケニー・ロギンスの3人による共作「Heart to Heart 」も録音されているアルバムでした。
「Don't Fight It
」
「I Gotta Try」
「Heart to Heart」
「Only A Miracle」
Melissa Manchester Don't Cry Out Loud [CD]
「Don't Cry Out Loud」はメリッサ・マンチェスターの7枚目のアルバム、78年にアリスタ・レコードからリリースされました。前作の「Singin'」での本格的なAOR路線を継続した作品となりました。ヴィニ・ポンシアとのコンビを解消、新たにレオン・ウェアのプロデュースとなりブラック・ミュージックにも挑戦し、進化したメリッサ・マンチェスターのヴォーカルが聴けるアルバムとなりました。ソングライターとしての彼女にフォーカスした内容で、73年にシュープリームスからシングルされたスティーヴィー・ワンダーの曲「Bad Weather」以外は全てオリジナル曲でした。「To Make You Smile Again」は親友のキャロル・ベイヤー・セイガーとの共作で、同年にリリースしたキャロル・ベイヤー・セイガーの名作アルバム「...to」にも収録されています。リチャード・ティー(key)デヴィッド・T・ウォーカー (g)チャック・レイニー (b)ジム・ケルトナー(ds)エド・グリーン(ds)などのニューヨークの素晴らしいミュージシャン達が演奏し、彼女をバックアップしています。
「Shine Like You Should」
「To Make You Smile Again」
「Don't Cry Out Loud」
「Bad Weather」
Lee Ritenour The Captain's Journey [CD]
「キャプテンズ・ジャーニー」は、78年にリリースされた、ギタリスト、リー・リトナーの3枚目のスタジオ・アルバム。エピックからエレクトラへの移籍第一弾で、ジェントル・ソウツのスリリングな演奏とは違った音作りで、自らのプロデュースによるサウンドは、非常にリラックスしたポップなものとなっている。70年代フュージョン・ブームにおいて、重要な役割を果たした名盤である。参加ミュージシャンは、リー・リトナーとは顔なじみのデイヴ・グルーシン(key)アーニー・ワッツ(sax)ドン・グルーシン(key)パトリース・ラッシェン(key)アンソニー・ジャクソン(b)エイブラハム・ラボリエル(b)スティーヴ・ガッド(ds)アレックス・アクーニャ(ds)パウリーニョ・ダ・コスタ(per)などで、全体のサウンド作りに大きな役割を果たしている。このアルバムからリー・リトナーの新しいスタイルが確立していく。
「The Captain's Journey」
「Sugarloaf Express」
「Matchmakers」
「That's Enough For Me」
Flora Purim Carry On [CD]
フローラ・プリムはブラジルのジャズ・シンガーで夫のアイアート・モレイラを含む、数多くのアーティストとレコーディングおよびパフォーマンスを行っている。 特にチック・コリアとの『リターン・トゥ・フォーエバー』の活動で有名になりました。フローラ・プリムは珍しい6オクターブの声の持ち主で、彼女のボーカルスタイルは、サラ・ヴォーンとエラ・フィッツジェラルドの影響を受けており、
ブラジルらしいメロディーとリズムを失うことなく、ブラジル出身の歌姫となりました。79年にリリースされた「キャリー・オン」は、ジョージ・デュークのプロデュースで、ポップ感覚溢れるヴォーカルが魅力的なアルバムとなりました。ジョージ・デューク(key)アイアート・モレイラ’(per)アル・ジャロウ(vo)レオン・ンドゥグ・チャンクラー(ds)マイケル・センベロ(g)グレッグ・フィリンゲンズ(key)ジェリvoー・ヘイ(tp)なごが豪華なミュージシャン達が参加し、ジョージ・デュークの狙い道理にブラジル音楽とファンクとAORが融合した楽しい作品となりました。
「From the Lonely Afternoon」
「Love Lock」
「Carry On」フローラ・プリムとアル・ジャロウの共演
Rickie Lee Jones The Magazine [CD]
「ザ・マガジン」は、84年9月にリリースされたリッキー・リー・ジョーンズの3枚目のフル・アルバム。このアルバムの一部はフランスで作曲され、リッキーとジェームズ・ニュートン・ハワードが共同プロデュースした。リッキー・リー・ジョーンズはボーカルの他にも、ピアノ、シンセサイザー、GS-1デジタルシンセサイザーを演奏し、ホーンアレンジも手がけている。デビュー・アルバム「浪漫」の路線に回帰した様な作品ではあるが、それは、アルコール依存症やヘロインとコカイン中毒を断ち切る為にパリに4ヶ月間滞在した為でした。初期の頃のような聴きやすく、強力なリズム・セクションを挿入している作品となりました。しかし、彼女がもっと地に足の着いた曲と無理のないリズムにこだわって、過去の努力をこれほどの喜びにしてくれた作品となり、孤独、反抗、記憶、再生をテーマにした曲の螺旋状のサイクルである「ザ・マガジン」は、次のステップの方向性を模索している作品でもありました。主要参加ミュージシャンはスティーヴ・ガッド(ds)、スティーヴ・ルカサー(g)、ハジ―・フェイトン(g)デビッド・ハンゲイト(b)ジェフ・ポーカロ(ds)ネイザン・イースト(b)ニール・ラーセン (key)などの強力な布陣でした。
「Juke Box Fury」
「The Real End」
「Magazine」
「It Must Be Love」
Joe Cool Party Animals [CD]
ニューヨークで活躍する第一線のスタジオ・ミュージシャンの4人、クリス・パーカー(ds)、ウィル・リー(b)、ロブ・マウンジー(key)、ジェフ・ミロノフ(g)が、ニューヨークのミケルズなどの有名ジャズクラブを中心に、ユニークで魅力的な作品や音楽作品を発表する場として、一緒に演奏してきた、82年初頭、彼らは冗談交じりにJOE COOLと名乗り、恒久的なグループとして本格的に活動し始め、83年に結成したのが「ジョー・クール」です。唯一のアルバム「パーティ・アニマルズ」は83年にリリースされました。サウンド的には、ウィル・リーのポップな感覚とロブ・マウンジーのハイ・センスなハーモニー感覚が相まって、ポップなサウンドの上に、ジェフ・ミロノフの渋いギターも良く歌っていてるし、なによりブレッカー・ブラザースの時代からのリズム・セクションである、クリス・パーカーとウィル・リーのリズム隊も気持ちいい物でした。この後に来日しツアーの様子もビデオで発売されました。ウィル・リー、ロブ・マウンジー、ジェフ・ミロノフの3人は渡辺貞夫のツアーにも参加していて、その関係からか、ジョー・クールのステージにスペシャル・ゲストとして渡辺貞夫が参加しています。85年に来日した映像を選んでみました。
「Turn Around, Relax 」
「Trans-Himalayan」
「Sometimes Bubba Gets Down~My Mom(I Feel Good)」
「Joe Cool」スペシャル・ゲスト:渡辺貞夫
Flying Monkey Orchestra Back In the Pool [CD]
Back in the Pool by Flying Monkey Orchestra
- アーティスト: Flying Monkey Orchestra
- 出版社/メーカー: Monkeyville
- メディア: CD
アルバム「バック・イン・ザ・プール」はキーボード奏者のロブ・マウンジーを中心に結成した、フライング・モンキー・オーケストラによるアルバムで93年にリリースされました。ロブ・マウンジーの素晴らしいプロデュースのスキルを披露し、ジャズ・フュージョン・ポップ・ファンク・ミュージックを合わせ、卓越したミュージシャンのすべてが一緒になって、独創的で型破りで、信じられないほどアイデアが濃密な形で作り上げています。フライング・モンキー・オーケストラのミュージシャンは、ケイシー・シシック(ヴォーカル)マイケル・ブレッカー(EWI)、スティーヴ・カーン(アコースティック・ギター)、ウィル・リー(4弦と8弦ベース)、ジェフ・ミロノフ(クラシック&エレクトリック・ギター)、ナナ・ヴァスコンセロス(パーカッション)、そして巨匠ハーモニカのトゥーツ・ティーレマンス氏などが参加しています。ロブ・マウンジーはオハイオ州で生まれ、75年までボストンのバークリー音楽大学に在籍。その後はニューヨーク市に移り、カーリー・サイモン、チャカ・カーン、ダイアナ・クラール、ダイアナ・ロス、ドナルド・フェイゲン、エリック・クラプトン、ジェームス・テイラー、カレン・カーペンターなど、幅広い有名アーティストのスタジオミュージシャン、アレンジャー、プロデューサーになりました。 85年、ニューヨークを拠点とするグループ「ジョー・クール」で、ウィル・リー、ジェフ・ミロノフ、クリストファー・パーカーと共に活動、日本でツアーも行いました。
「Back in the Pool」
「Yellow Taxicab」
「Emma」
「When the Moon People Come」