Will Lee Oh! [CD]
数々の名作・名演にジャンルを問わず参加する超一流ベーシストのウィル・リー、最初に聴いたのは山下達郎のファースト・アルバムの「Windy Lady」のカッコイイ・ベースラインだった、ほぼ同時期にブレッカー・ブラザース結成に召集される頃には売れっ子のベーシストなっていて、大好きなベーシストになっていた。日本で人気だった24丁目バンドではロック・バンドとしてベースとボーカルで活躍、ステージで見せるワイルドなパフォーマンスは素晴らしかった。ファーストソロ・アルバム「OH!」は93年にリリースされ、あまりに広範囲な音楽性を持っているゆえ、本当の自分を表現するタイミングがなく、あまりに遅いソロ・デビューのリリースとなった。ベン・シドランから誘われてファースト・アルバム「OH!」を完成させ、AOR系のヴォーカルを中心とした作品となり新たなウィル・リーの表現力を聴かせてもらった。ランディ・ブレッカ(tp)、ハイラム・ブロック(g)、チャーリー・ドレイトン(ds)、スティーヴ・ガッド(ds)、ドン・グロルニック(p)、クリス・パーカー(ds)、ジョン・トロペイ(g)などのニュヨークの仲間達が参加、何と言ってもジェフ・ベックの参加が話題になったアルバムでもあった、ウィル・リーの交友の広さを感じるものであった。「Driftin」でのジェフ・ベックのギターは素晴らしいです、ちょうど1年ほど前に亡くなりましたが、やはり素晴らしいギタリストでした。
「Maryanne」
「Georgy Porgy」
「Driftin」