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原久美子 No Smoking [CD]


No Smoking

No Smoking

  • アーティスト: 原久美子
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


少女期に先天性網膜色素変性症を患い盲目となって音楽にのめりこみ、東京音大付属卒業後、八城一夫の下でジャズピアノを本格的に始めてジャズ歌手へとなった原久美子。ジャズやソウルに影響された本格派女性シンガーとなった、ジャズを土台にソウル・ロック・ポップスの要素が混ざった、原久美子のファースト・アルバム「No Smoking」は78年にリリースされた。ハスキーでソウルフルなヴォーカルながらも、全曲日本語詞で歌っているのが印象的だ。自作ナンバーも数曲ありますが平野融、笛吹利明、安田裕美の様々タイプの曲を柔軟に歌っている、シングルにもなったファンキーな「恋は汽車のよう」はブレッカー・ブラザースが参加しているし、「スペース ドライブ」は高中正義によるアレンジの下、坂本龍一(key)、村上"ポンタ"秀一(ds)、高水健司(b)が参加しているグルーブ感のあるナンバーで、同時期の吉田美奈子にも通じるテイストののナンバー、編曲を深町純、高中正義、平野融が分け合う最強の布陣でもある。坂本龍一(key)、村上"ポンタ"秀一(ds)、中西康晴(key)、マイケル・ブレッカー(ts)、ランディ・ブレッカー(tp)、高水健司(b)、浜口茂外也(perc)、乾裕樹(key)等、最強ミュージシャン達が多数参加している。
残念ながら2005年に脳腫瘍のため50歳で死去している。

「スペース ドライブ 」

「恋は汽車のよう」

「ほっといて」

「水の流れに」


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LIVE! SOOO BAAD REVUE [CD]


LIVE! SOOO BAAD REVUE

LIVE! SOOO BAAD REVUE

  • アーティスト: ソー・バッド・レヴュー
  • 出版社/メーカー: グリーンウッド・レコーズ
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: CD


関西発の伝説のスーパー・バンド、ソー・バッド・レヴューの2作目となるライヴ盤「LIVE! SOOO BAAD REVUE」は76年9月の東京と10月の名古屋のライヴからのピックアップされたもの。 北京一(vo)、砂川正和(vo,perc)、山岸潤史(g)、石田長生(g)、永本忠(b)、ベーカー土居(ds)、国府輝幸(key)、チャールズ清水(key)からなるソー・バッド・レヴューは、ツイン・ヴォーカル、ツイン・ギター、ツイン・キーボードとヘヴィでファンキーなグルーヴを持つワン&オンリーなリズム隊によるのが特長、さらに予測がつかないスリリングな自然発生的ジャムでその場に居合わせた者のみが味えるライブは、76年当時のキャッチフレーズ“地上最大のソウルバンド”と言われ、その先進的だったパフォーマンスを聴く事が出来るライブ・アルバムだった。粋なフレーズのギター石田長生や、ソリッドで唸るギターの山岸潤史を始め腕達者5人の演奏陣をバックに、関西弁で味のあるトークと歌を聴かせる北京一のソウル・ファンクを歌ったら絶品で、その熱ーい魂と桁外れた演奏のスケール感と関西のノリで圧倒するライヴ・アルバムです。残念ながら、このアルバムがソー・バッド・レヴューの最後のアルバムとなってしまうのですが、解散後も、石田、砂川、国府が参加した「ザ・ボイス・アンド・リズム」、山岸、石田が参加した「勉強トリオ」、土居、国府、永本が参加した「ベーカーズ・ショップ」といったバンド活動またはセッションを通じてメンバー同士の共演が行われています。

「しょぼくれあかんたれ」

「What's Going On」

「おおきにブルース」

「青洟小僧」

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金子マリ&バックスバニー [CD]


MARI & BUX BUNNY(HQCD仕様)

MARI & BUX BUNNY(HQCD仕様)

  • アーティスト: 金子マリ&バックスバニー
  • 出版社/メーカー: SHINKO MUSIC RECORDS
  • 発売日: 2019/03/06
  • メディア: CD


金子マリは、72年 にキャロルのライブでCharと出会いをきっかけにして鳴瀬喜博(b)達と結成した伝説のバンド、「スモーキー・メディスン」は、当時のトレンドとも言えるファンキーなR&Bとハード・ロックをミックスした独特なサウンドに、Charの天才的なギター・プレイ、そしてマリのパワフルなヴォーカルで脚光を浴びたが、レコード・デビューすることもなく74年に解散、同年に金子マリと鳴瀬喜博は、元ジプシー・ブラッド~サディスティック・ミカ・バンド(一時期脱退した高中正義の後任)のギタリスト永井充男、学習院大学の軽音部でEL&Pコピー・バンドを率いていた難波弘之(キーボード)、慶應大学の音楽サークルで活動していた橋本英晴(ドラムス)と共に「金子マリ&バックスバニー」を結成。76年にファースト・アルバム「MARI & Bux Bunny」をリリースする。活動期間わずか3年にもかかわらず、ジャパニーズロックシーンに強烈な印象を残した。ソウルフルな金子マリのヴォーカルを中心に、スモーキー・メディスンのソウル・ファンク要素をさらに鮮明にし、メロディアスなギターとプログレッシヴなキーボードを融合させたサウンドと高い演奏力は、当時のジャパニーズロックシーンの中でも圧倒的な存在だった。同傾向の音楽性を持つ関西のグループ「ソー・バッド・レヴュー」(山岸潤史、石田長生などが在籍)と共に音楽業界の注目を集めていった。

「あるとき」作詞:金子真梨/谷口康清 作曲:鳴瀬喜博

「てれかくし」作詞:生田敬太郎/金子真梨 作曲:生田敬太郎

「化石の街」作詞:金子真梨/難波弘之 作曲:難波弘之

「最後の本音」作詞・作曲:石田長生

「遠い日々へ」

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西岡恭蔵 ろっか・ばい・まい・べいびい [CD]


ろっかばいまいべいびい

ろっかばいまいべいびい

  • アーティスト: 西岡恭蔵
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2003/01/22
  • メディア: CD


西岡恭蔵のサード・アルバム「ろっかばいまいべいびい」は75年にリリースされた。鈴木茂とハックルバック、細野晴臣のバックアップを受け、レイド・バックしたサウンド中にファンキーな味わいが光る傑作。細野のプロデュースだが、実質は共作で、細野の「トロピカル三部作」と対をなす作品。A面はハックルバックをバックにエレキ中心、B面は細野晴臣とのアコースティック中心という構成になっています。 さらに金子マリや薗田憲一とデキシー・キングもゲストで参加しているのも興味深いです。同じ年に発表された細野さんの「トロピカル・ダンディー」とアルバムの構成や空気感か似ていて、ニューオリンズやハワイ、上海などが混ざった無国籍音楽は西岡恭蔵らしくて、本当にこういう音楽が好きなんだろうなと感じさせてくれる名盤です。
参加したミュージシャンは、鈴木茂(E.G./Kalimba./Cho.)/佐藤博(Acoustic Piano/Electric Piano/Org./Cho.)/田中章弘(B./Cho.)/林敏明(Dr./Cho.)] / 石田長生(E.G./A.G./Cho.) / 浜口茂外也(Per./Fil.) / 金子真梨(Vo./Scat/Cho.) / 末永博嗣(Unison Vo.) / 園田憲一とデキシー・キングス[園田憲一(Tb.)/中川喜弘(Tp.)/石川順三(Cl.)/宮崎忠一(Bjo.)] / 細野晴臣(E.B./Wood B./A.G./Flat Mln./Per./Pf.)です。

「ジャマイカ・ラブ」

「ろっか・ばい・まい・べいびい」

「ファンキー・ドール」

「めりけんジョージ」

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JIMSAKU DISPENSATION [CD]


DISPENSATION

DISPENSATION

  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1996/11/21
  • メディア: CD


カシオペアのリズム・セクションだった櫻井哲夫(B)と神保彰(Dr)によるユニットJIMSAKU(ジンサク)の7枚目のアルバムが「DISPENSATION」96年にリリースされた。初の角松敏生プロデュースで、神保・櫻井による巧みな演奏に、角松による複雑に構築されたシンセの自動演奏を重ねる演奏と,さらに伊藤恵子のヴォーカルが入るという今までとは路線の違うのが特長の一つだ。面白いのは神保・櫻井のDUOはによる「SUPER JINGLE」という1分程度の曲が歌ものの曲のあいだに5曲 ちりばめられてということ。JIMSAKUと角松のそれぞれのカラーが十分でており、ゴキゲンなテクニックとグルーヴは 軽くて聴きやすく心地よいが、楽器の演奏の方はかなり 複雑で聴き応えのあることをやっている。さらに「渋谷PILON」では角松敏生がヴォーカルを取っている。今までのJIMSAKUとは明らかに違うけれど、また独自路線の個性のあるアルバムに 仕上がっている。

「Make My Time」作詞・作曲・編曲:角松敏生、

「Dance The Last Night Eve」作曲:神保彰

「渋谷PILON」作曲:神保彰 編曲:角松敏生・田中倫明

「Super Jingle」JIMSAKU のDuo Liveでアルバムに入っている5曲をまとめて演奏しています。

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二名敦子 Windy Island [CD]


ウィンディ・アイランド

ウィンディ・アイランド

  • アーティスト: 二名敦子
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


二名敦子の85年にリリースされたセカンド・アルバム「Windy Island」はLAで録音され、サーフ・ロックの代名詞、パブロ・クルーズと共演。ファースト・アルバムに続きリゾート路線を再びアピールしたアルバムとなった。アレンジャーに芳野藤丸を迎え、作詞は三浦徳子が担当。全曲、統一感のとれたサマーサウンドを提供してくれた。元スペクトラムで、当時AB'Sにも在籍した渡辺直樹(b)やバック・コーラスの第一人者、国分友里恵など日本から参加した一流ミュージシャン達に加え、加藤和彦、村田和人、木戸やすひろ、野呂一生、REICO、など作家陣も豪華。共演したパブロ・クルーズの代表曲「Tonight My Love」「Atlanta June」を日本語でカヴァー、佐藤健が作曲した「Icebox & Movie」村田和人が作曲した「April Shadow」さらにカシオペアのベーシスト櫻井哲夫が作曲した「PH-8」などを収録。シーサイド・ブリーズ漂うリゾート色の強いナンバーが揃った作品となった。

「Tonight My Love」

「Atlanta June」

「Icebox & Movie」

「April Shadow」

「PH-8」

おまけでパブロ・クルーズの「Tonight My Love」

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Char Live 1976 [CD]


Char Live 1976 <初回限定盤> [2CD+Blu-ray Disc]

Char Live 1976 <初回限定盤> [2CD+Blu-ray Disc]

  • アーティスト: Char
  • 出版社/メーカー: ZICCA RECORDS
  • 発売日: 2022/12/23
  • メディア: CD


76年にChar が行なったファースト・ツアーの模様を収めた貴重なライブ音源のアルバム「Char Live 1976」2022年12月23日にリリースされた。この時のバンド・メンバーは、ロバート・ブリル(d)、ジェリー・マーゴシアン(vo、key)、ジョージ・マステッチ(b)、佐藤準(key)。ファースト・ツアーの模様を収録したカセット・テープが⾒つかりデジタル・マスタリングした物で音質はそれなりだが臨場感はバッチリで、アイドル路線に入る前のデビュー・アルバムからの曲とジェフ・ベックやローリングストーンズのカヴァーと未発表曲も収録されている。高校生からの盟友でこの時のバンドのメンバー佐藤準(key)をはじめ、Char本人がロサンジェルスまで行き見つけて来たアメリカ人と組んだ5人は、その新バンド結成の嬉しさに溢れた若々しい演奏となり、その若さ溢れる勢いを聴く事が出来る。ロックだけでなく和製AORやファンク路線としても評価が高かったファースト・アルバムの曲は演奏だけでなく、Charのリードヴォーカルだけでなくジェリー・マーゴシアンもリードヴァーカルをし、他のメンバーもコーラスが出来る、歌えるバンドでもあった。外国人のビザの問題などもありバンドの継続は許されなくなったとこの作品の佐藤準との対談付属DVDでCharが残念そうに語っている。この演奏を聴くと、この後に歌謡界に行かなくても、このままこのメンバーで活動出来たら色々な方向性の音楽が出来たかもしれない。

「Shinin’ You Shinin' Day 」

「Smoky」

「空模様のかげんが悪くなる前に」

「視線」

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小坂忠&ウルトラ 気まぐれ天使 [CD]


気まぐれ天使

気まぐれ天使

  • アーティスト: 小坂忠&ウルトラ
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2003/08/25
  • メディア: CD


小坂忠のアルバムの中で異色作となるのが、76年にリリースされた「気まぐれ天使」だ。76年に放映されたドラマ「気まぐれ天使」のオリジナル・サウンド・トラックとして発売された。ルパン三世の作曲で有名な大野雄二がほとんどの曲と編曲を手掛けている。当時大野は石立鉄男が主演した「パパと呼ばないで」「雑居時代」などの一連のドラマを手掛けていた。「気まぐれ天使」は石立鉄男、大原麗子、悠木千帆(樹木希林)、森田健作らが共演したラブ・コメディで中でも渚役の坪田直子ほ奔放な演技が話題になりました。小坂忠&ウルトラはサントラ版のために結成されたグループで、メンバーは前作から引き続いて参加したドラムの林敏明、つのだひろのスペースバンドをへてこの後ピンクレディの音楽監督を務めるキードードの大浜和史、長渕剛のサポート・ギタリストの角田順、ゴールド・ラピッシュのベーシスト山本正明、そしてギタリストの堀越勤の構成だった。ドラマのサントラ盤ということでインストゥルメンタルが多く、小坂忠が歌っているのは4曲だけとなるが、すべて大野雄二の作曲で、ドラマのイメージを考えた曲は、これまでの小坂忠のイメージとは違う物だが、小坂忠のヴォーカルの持ち味を良く活かした曲となった、小坂忠の歌い手としての技量の高さを改めて再確認したアルバムとなった。インストではメンバーの大浜和史、角田順が作曲とアレンジをしている、インストの「天使のサンバ」は小坂忠の作曲となるが、小坂忠はこのアルバムから、TVの音楽やCMの制作を手掛けるようになり、これらの幅広い音楽の分野で活躍する足掛かりとなったのが、このアルバム「気まぐれ天使」である。

「気まぐれ天使」

「旅ごころ」

「オレンジの夕暮れ」

「天使のサンバ」


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彩恵津子 All I Need [CD]


ALL I NEED

ALL I NEED

  • アーティスト: 彩恵津子
  • 出版社/メーカー: ティー・グランドミュージック
  • 発売日: 1994/11/23
  • メディア: CD


山下達郎や竹内まりやのレコーディングやツアーに参加し、その後は角松敏生バンドへのバック・コーラス参加でも知られ、クリアなハイ・トーン・ヴォイスを放つ女性シンガー彩恵津子。85年のL.A.録音によるセカンド・アルバム「All I Need」DR. STRUTのギタリスト、ティム・ウェストンがプロデュース、カルロス・ヴェガ、ビル・チャンプリンなども参加し、そのハイ・ポテンシャルなサウンドに臆することなく、持ち味の透明感で伸びやかなクリスタル・ヴォイスを聴かせてくれる。作家陣には桐ケ谷仁、岸正之、田口俊、BUZZ等が参加し、ソフト&メロウ~アップ・チューンが目白押しで、クリスタル・ヴォイスにL.A.産のカラッとしたサウンドのソフト&メロウ~アップ・チューンが目白押しの名盤で上質のAORを聴かせてくれた。

「All I Need」

「ゆれていた心」

「止まった時間」

「Don't Say It」

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Rajie  Espresso [CD]


エスプレッソ(限定盤)(初CD化)

エスプレッソ(限定盤)(初CD化)

  • アーティスト: RAJIE
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2022/08/31
  • メディア: CD


RAJIE(ラジ)はムーンライダーズの妹分として、女子高生フォークグループROW(後にポニーテールに改名)「失われたもの達」でデビュー。その後にポニーテールを脱退し、CMソングなどを手がけたのち、77年にソロデビュー。サディスティックス、大滝詠一アルバム「A LONG VACATION」などへのコーラスにも参加。5枚のアルバムを発表し、結婚のため一時活動を休止し、3年ぶりに84年にリリースされた前作「午後のレリーフ」に続き、東京発のヨーロッパの香りがするアルバム「Espresso」は85年にリリースされました。エスプレッソの苦みの効いたポップスという設定で、初回プレスのみエスプレッソの匂い付きカードが付いていたそうです。サウンド・プロデュースはラジとTOP STONE(西本明、本田達也、滝本季延)。それにしても変わらない透明感溢れる歌声はさすがラジという感じでした。80年代後半以降は、バッキング・ボーカルを中心に活動。

「悲しみのエレファント」唐木裕史 作詞、本田達也 作曲

「夢色伝説」竜真知子 作詞、岸正之 作曲

「水の記憶」芹沢類・實川翔 作詞、本田達也 作曲

「光と影」實川翔 作詞、西木栄二 作曲

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