SSブログ

Jay Graydon Past To Present The 70s [CD]


Past to Present - the 70s (Remaster for Japan) [日本語解説付]

Past to Present - the 70s (Remaster for Japan) [日本語解説付]

  • アーティスト: Jay Graydon
  • 出版社/メーカー: AGATE Silhouette Series
  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: CD


スティーリー・ダンの名盤「彩 (エイジャ)」へギタリストとしての参加で一躍注目を浴びその後AOR系のアーティストのヒット作を手がけデヴィッド・フォスターと組んだAORを代表する名グループAirplayのメンバーでもあるジェイ・グレイドン.。70年代にジェイ・グレイドンが関わったレコーディングや未発表曲のデモ・テープ集が「Jay Graydon Past To Present The 70s」2006年にリリースされた。長らく廃盤状態にあったリーダー作がオリジナル・マスターから多少のてが加えられリマスターを実施された。デヴィッド・フォスター,、エアプレイ、ビル・チャンプリン、ジェイ・P・モーガン、TOTOのメンバーらの制作時における緻密な制作過程を聴く事ができるのは非常に面白い。70年代らしい、爽やかな清涼感を感じさせ、遊び心を忘れないアーバンで都会的な香りの音楽性は時代を先取りしている、そのポップ・センスはずば抜けている。この後にアース・ウィンド&ファイアーの「After The Love Has Gone」ジョージ・ベンソンの「Turn Your Love 、Around」のヒット曲などに繋がっていくの感じられる事が出来る作品達を聴く事が出来る。

「What Good Is Love」

「Secret Love」

「She Waits for Me」

「What Good Is Love 」

nice!(27)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

Pat Metheny & Lyle Mays As Falls Wichita So Falls Wichita Falls [CD]


As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls

As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls

  • アーティスト: Pat Metheny/Lyle Mays パットメセニー/ライルメイズ
  • 出版社/メーカー: Ecm
  • 発売日: 2022/06/03
  • メディア: CD


「As Falls Wichita, so Falls Wichita Falls」は、81年にECMレコードから発表した、パット・メセニーとライル・メイズによるアルバム。前作の「80/81」ではパット・メセニーを中心にジャック・ディジョネット(dr)マイケル・ブレッカー(sax)チャーリー・ヘイデン(b)などと卓越した技量と音楽性をぶつけ合うイマジネイション溢れるサウンドを生み出していたが、このアルバムではパット・メセニー自己のレギュラー・グループのライル・メイズ(key)とブラジル出身のナナ・バスコンセロス(per)とパット・メセニー(g)のトリオ編成で、さらにパット・メセニーはベースも弾いている。全曲パット・メセニーとライル・メイズのオリジナルで、叙情に満ちた夢のような音楽の世界を生み出し、またしても新たな世界観を作り上げている。「As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls」は20分にも及ぶ大曲で、演奏は各自のインプロビゼーションに委ね繰り広げられている。「It's For You」は優しいグルーブ感に心がなごむ曲で、矢野顕子のアルバム「WELCOME BACK」でカバーされている。「September Fifteenth (dedicated to Bill Evans)」は前年に急死した偉大なジャズ・ピアニスト、ビル・エバンスの冥福を祈った、名演奏である。

「As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls」

「It's For You」

「September Fifteenth (dedicated to Bill Evans)」

nice!(31)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

Steve Khan Eyewitness [CD]


Eyewitness

Eyewitness

  • アーティスト: Khan, Steve
  • 出版社/メーカー: Polygram Records
  • 発売日: 1991/08/06
  • メディア: CD


ギタリストのスティーヴ・カーンの父親は シナトラの作品の作詞を手がけた サミー カーンです、70年代初頭には、ラリー・コリエルとアコースティックギターのデュオで演奏し、ブレッカー・ブラザーズ・バンドのメンバーを務め、ビリー ジョエルのアルバム「ストレンジャー」のギターも彼が弾いています。東海岸の ニューヨークを代表する個性的なギタリストとなっていきます。アルバム「アイウィットネス」邦題「目撃者」は81年にリリースされ、スティーブ・カーンの新時代が始まったアルバムでした。その衝撃は新しいジャズ・ギターに残ると絶賛されました。それはキーボードレスの構成で、ジャムセッション/即興のアイデアと各ミュージシャン間の化学反応、そして最終的なスタジオレコーディングのために準備された洗練されたアイデアから生まれました。それはアイウィットネスというグループを結成しジャムセッションを繰り返して作られました、メンバーはマノロバドレーナ(per)、スティーブジョーダン(dr)、そしてアンソニージャクソン(b)で、彼らの創造的な演奏は、最小限の音数で最大限を表現するアプローチも新鮮で、それまで誰も出していなかったサウンドでした。「Dr. Slump」は来日中にドクター・スランプ・アラレちゃんを見てスティーヴ・カーンが書いた曲で、ドクターがスランプになるなんて面白い発想はアメリカ人には思いつかないよとインタビューで話していました。この後のアルバムに「ペンギン村」という曲も書いています。最後にアルバムジャケットに ジャン ミッシェル フォロンを起用、子供の頃から好きな画家で、アルバムが出るたびにジャケットを見るのが楽しみでした。

「Dr. Slump」

「Auxiliary Police」

「Guy Lafleur」

nice!(27)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

Ralph Towner  Solstice [CD]


SOLSTICE

SOLSTICE

  • アーティスト: TOWNER, RALPH
  • 出版社/メーカー: ECM
  • 発売日: 2008/09/19
  • メディア: CD


アルバム「ソルスティス」は、75年にECMレーベルからリリースされたアメリカのギタリストのラルフ・タウナーの4枚目のアルバムで、当時ドイツ・ミュンヘンの新興レーベルだったECMらしい独特の空気感を生み出している(キース・ジャレットはこのレーベル随一の人気を誇るアーティストである)。ラルフ・タウナーはアメリカワシントン州出身のギタリスト、ピアニスト、コンポーザー、アレンジャーで、12弦ギター、クラシックギター、ピアノ、シンセサイザー、パーカッション、トランペット等を演奏するマルチ奏者で、この作品ではラルフ・タウナーのギタリストの演奏だけでなく、特に作曲家としても高いレベルに引き上げました。そして共演者のメンバーの演奏も素晴らしく、ヤン・ガルバレク の別世界に連れて行ってくれそうなサックスとフルート演奏、エバーハルト・ウェーバー のユニークなベース・サウンド、ジョン・クリステンセンの正確なドラミング、このアルバムの音楽はECM/ユーロスタイルのジャズと即興音楽を純粋な表現主義の新しい領域に引き上げました。この音楽は驚くほど繊細で透明な、力強い美しい音楽でした。ヤン・ガルバレク のサックスは、キース・ジャレットのヨーロピアン・クァルテットの共演でも聴けますが、ノルウェー出身らしい北欧の景色が見えるような音を出してくれて、個人的に大好きなサックス奏者です。

「Oceanus」

「Nimbus」

「Winter Solstice」

「Piscean Dance」

nice!(29)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Larry Coryell Standing Ovation [CD]


スタンディング・オベーション(期間生産限定盤)

スタンディング・オベーション(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ラリー・コリエル
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2017/11/29
  • メディア: CD


元祖ジャズロックギタリストのラリーコリエル、70年代初頭からアコースティックギターにも熱を上げていて、ギター・ソロへの予兆はその頃から感じられるギタリストの一人だった。スティーブ・カーンやフィリップ・カテリーンとのデュオ作に続いて作られたのが本作で、タイトル通りオベーションギター1本によるソロ・アルバム「Standing Ovation」は82年にリリースされた。アルバム・タイトルは本来の意味と、ギター・メーカー名とを掛け合わせたダブル・ミーニング。オベーションギター6弦、12弦を駆使した多重録音を基本としながらも、ピアノソロがあったりと、一人で全てを作りあげている。素晴らしいインプロビゼーションと繊細なソリストとしての美しさが溶け合ったギター・プレイが聴け、ジャズ~ロック〜スパニッシュ〜幻想的なインド風など幅広く聴かせる傑作アルバムである。

「Sweet Shuffle」

「Wonderful Wolfgang」

「Ravel」

「Spiritual Dance」

nice!(28)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Stuff Live in Montreux 1976 [DVD]


ライヴ・アット・モントルー 1976 [DVD]

ライヴ・アット・モントルー 1976 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックアンドビジュアルズ
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: DVD


Stuff Live in Montreux 1976は、2008年にリリースされたDVDで、32年もの時間が空いているとは思えない、まさに感動的なライブ映像となった、販売元のビデオアーツが10年以上もオファーをし続け、遂に花開いたという、音楽への愛情が詰まった作品となった。スタッフはリーダーのゴードン・エドワード(b)コーネル・デュプリー(g)エリック・ゲイル(g)スティーブ・ガッド(dr)クリス・パーカー(dr)リチャード・ティー(key)という当時のニューヨークのセッション・ミュージシャンのトップが集まったグループだった。この映像は76年に結成したばかりのスタッフのデビュー・ライブ映像で(クリス・パーカー(dr)が参加していないのが残念)さらにレコードもまだリリースしていなかったので知名度も無いためか、オーディエンスも誰なんだろう、なんかすごい演奏をしているけど、そんな表情だったが、最後は大きな拍手と心から楽しんでいる姿が見られている。レコードで名を挙げる前にモントルージャズフェスティバルで名を挙げる戦略は見事に成功し、その噂は世界中を駆け巡る。ニューヨークのトップ・セッションマンが集まったスーパー・グループとして、その後一般リースナーはもちろん、同じミュージシャン達にも多大な影響をあたえるてしまった。2年後にロサンジェルスからデビューするTOTOも同じセッション・ミュージシャン達、少ながらずとも彼らも影響を受け、表舞台へ出る心強い励みになっていたはずだ。

「Signed,Sealed,Delivered I'm Yours」

「Stuff's Stuff」

「How long will it last」

nice!(31)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

Warren Bernhardt Trio [CD]


Warren Bernhardt Trio

Warren Bernhardt Trio

  • 出版社/メーカー: Digital Music Products
  • 発売日: 1987/01/01
  • メディア: CD


ビル・エヴァンスの愛弟子のピアニスト、ウォーレン・バーンハート。彼のアルバム「Amelia’s Song」「So Real」と並ぶピアノ・トリオの傑作「Warren Bernhardt Trio」は、エディ・ゴメスのウッド・ベース、ピーター・アースキンのドラムという申し分のないサポートを得て吹き込まれた83年の作品。ウォーレン・バーンハートらしい柔らかい雰囲気ときりりと冴えわたるような音色と流麗かつ華麗な表現力が光る。クラシックで学んだ豊かなテクニックはジャズ・ピアニストとして洗練され、そのフィーリングはより美しく、豊かさを深めている。同じクラシックからジャズピアニストになったビル・エバンスの門下生だけの事はある。ウォーレン・バーンハートはその後ジャズとクラシックのレコーディングを繰り返してリリースしている。93年のスティーリー・ダン再結成ライブでは、ウォーレン・バンハートがスティーリー・ダンのミュージカル・ディレクターとピアノの演奏も務めている、さらにドラムが偶然にもピター・アースキンだったのには驚きました。

「Fun Ride」Composed By – Bill Evans

「A Remark You Made」Composed By – J. Zawinul

「New Samba」Composed By – W. Bernhardt

「B-Loose Blues」Composed By – W. Bernhardt

nice!(33)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Blue Montreux II [CD]


ブルー・モントルーII

ブルー・モントルーII

  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1999/07/23
  • メディア: CD


1978年モントルー・ジャズ・フェスティバルでアリスタ・レコードはアリスタ・オールスターズのユニットを作り合計5枚のライブ・アルバムを作る。メンバーは、マイケル・ブレッカー(ts)ランディ・ブレッカー(tp)トニー・レビン(b)マイク・マイニエリ(vib)スティーブ・カーン(g)スティーブ・ジョーダン(dr)ウォーレン・バンハート(p)のユニットで様々なフォーマットの演奏をして、フェスティバルの最大の目玉となった、アリスタ・オールスターズのユニットからリリースされたライブ・アルバム「ブルー・モントルー」の緻密で迫力のある演奏は好評となり続編の「ブルー・モントルーII」が79年に発売する、ゲストでラリー・コリエル(g)やエディー・ゴメス(b)も参加し完全な形で、このステージを再現することになる。その内容は前編にも全く引けを取らない内容で、特にマイケル・ブレッカー作曲の「Uptowned」はエディ・ゴメス(b)の参加もあり、そのストレート・アヘッドのジャズは大きな話題を呼んだ。「Candles」ではマイケル・ブレッカーがソプラノ・サックスを吹いている、彼がソプラノを吹くのは珍しく、貴重な演奏である。彼らのリーダーは、マイク・マイニエリ(vib)で、このアルバムのプロデュースもつとめている。

「Uptowned」

「Candles」

おまけで前編「ブルー・モントルー」の映像から「Blue Montreux」トニー・レビン(b)がスティックを弾いています。

おまけで前編「ブルー・モントルー」の映像から「I'm Sorry」

nice!(31)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

STEPS STEP BY STEP [CD]


ステップ・バイ・ステップ STEP BY STEP

ステップ・バイ・ステップ STEP BY STEP

  • アーティスト: ステップス STEPS
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2018/01/31
  • メディア: CD


79年にヴィブラフォン奏者のマイク・マイニエリがニューヨークで結成したステップス、メンバーはマイク・マイニエリ(vib) マイク・ブレッカー(ts) ドン・グロルニック(p) エディ・ゴメス(b) スティーヴ・ガット(ds)で、ファースト・アルバムは渡辺香津美(g)をゲストに向かえ、東京の「六本木ピットイン」で録音された2枚組ライブアルバム「スモーキン・インザ・ピット」を80年にリリース、新感覚のアコースティック・ジャズは、当時のジャズ・シーンに大きな衝撃を与えた、ライブは80年12月14日と16日の2日間で、初日を見に行くことが出来ました、入れ替え制で一日2回の演奏、2回とも見る事ができ、結局6時間以上は演奏をし続ける物凄いライブでした。80年はウィントン・マルサリスの出現で4ビート・ジャズのシーンがにわかに復活してきた頃、80年代の音楽シーンも面白くなるんだろうなと楽しみにしていたのを思い出します。その後に日本でスタジオにも入り、オリジナル・ステップスとしては唯一のスタジオ録音盤「ステップ・バイ・ステップ」をレコーディング。その後ステップスは、ドラマーがウエザー・リポートのピーター・アースキンに代わり、バンド名もステップス・アヘッドに変わります、「STEP BY STEP」はスティーヴ・ガットが参加した最後のアルバムとなりました。

「Uncle Bob」

「Bullet Train」

「Belle」

nice!(25)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

Ndugu&The Chocolate Jam Company Do I Make You Feel Better? [CD]


ドゥー・アイ・メイク・ユー・フィール・ベター?

ドゥー・アイ・メイク・ユー・フィール・ベター?

  • アーティスト: チョコレート・ジャム・カンパニー
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2001/08/22
  • メディア: CD


名ドラマーのレオン「エンドゥーグ」チャンクラーがヴァージニア・エアースとレオ・ミラーの男女二人のシンガーと結成したエンドゥーグ&チョコレート・ジャム・カンパニー、セカンド・アルバム「Do I Make You Feel Better?」は80年にリリースされた。十代でハーヴィー・ハンコックやマイルス・デイヴィスとドラマーとして共演し、74年から76年にかけてサンタナのツアーに参加し、この時はドラマーとしてだけでなく楽曲も提供している。その後にジョージ・デュークとの活動が密になり、77年にジョージ・デューク初のポップ・ヒット曲「リーチ・フォー・イュト」はチャンクラーも含めたリズム・セクションの共作で同曲以外にも曲を提供している。このことをきっかけにチャンクラーは本格的にファンク・グループ「チョコレート・ジャム・カンパニー」結成するこになる。彼の人脈をフル稼働した豪華なミュージシャンを集結、ローランド・バティスタ(g)以外は前作と同じメンバーのバイロン・ミラー(b)ジョージ・ヂューク(key)デヴィッド・T・ウォーカー(g)ロニー・フォスター(key)アル・マッケイ(g)など、前作以上にポップなテイストになり聴きやすい作品が増えたのは、前作にはなかった聴かせ方でした。ビージーズの末っ子アンディのヒット曲「Shadow Dancing」以外はレオン・ンドゥグ・チャンクラーの作曲、プロデュースも本人である。最後に名ドラマーのスティーブ・ガットが当時一番注目しているバンドと言って注目していたバンドでした。、

「Shadow Dancing」

「Send You My Love」

「Take Some Time」

「A Chance with You」

nice!(27)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽