金子晴美 & Ron Carter I'M WALKIN' [CD]
88年にリリースされた「I'M WALKIN'」は、金子晴美だけでなくロン・カーターとの共有名義盤で、ロン・カーターはウッドベースの演奏だけでなく、プロデュース、アレンジまで担当、ファースト・アルバムの「I Love New York」にもハンク・ジョーンズ、グラディ・テイトなどと共に参加していた。ジャズスタンダードのカバー中心で、選曲や編曲も良い上に、曲の設定にも無理が感じられず、実にリラックスした雰囲気。彼女の歌唱技術については以前から定評があり、黒っぽいフィーリングとスケールのある歌声、ボブ・ドローに鍛えられた英語の発音により、スタンダードをスイングするリズム感も抜群で、その乾いたブルージーさは、日本人離れしている。
参加したミュージシャン達はグラディ・テイト(vo)エリック・ゲイル(g)ジーン・バートンシーニ(g)シダー・ウォルトン(p)ルイス・ナッシュ(dr)グラディ・テイト(vo)ロン・カーター(b)など。.
「I'm Walkin'」
「Moanin'」
「In A Mellow Tone」
「What A Little Moonlight Can Do」