難波弘之 Party Tonight [CD]
81年にリリースされた、難波弘之のセカンド・アルバム「 Party Tonight」RCAに遺跡した第1弾アルバムでもある。彼が山下達郎のライブ&レコーディング・メンバーになった頃、山下から「プログレとSF短編小説を合体させたアルバムを作ればいいのに」とアドヴァイスを受け、制作した作品。「パーティ・トゥナイト」というブックレットが付けられていて、アルバムのサウンドのコンセプトがこの短編小説を読むとよく理解できる。難波弘之の創り出すSFと音楽の関係性が溢れた好作品で、アルバム前半に緩急自在なシンフォニック・プログレサウンドを、後半に当時流行の大滝泳一、そして山下達郎に代表される日本製のポップなサウンドが上手に配置されたアルバム構成されている。山下達郎がメンバーに選んだ難波弘之の音楽に対するセンスの確かさを感じる事が出来る。「Party tonight」「City of silver gray」は山下達郎がコーラスとパーカッションで参加、グルーヴィーな曲で、山下達郎からの影響も感じられるのは興味深い。
「Party tonight」
「City of silver gray」