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Carole king Fantasy [CD]


Fantasy

Fantasy

  • アーティスト: King, Carole
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1991/03/01
  • メディア: CD


「ファンタジー」は73年にリリースされた、キャロルキングの5枚目のアルバム。ダニー・ハサウェイを気に入り、彼のアルバムを友人に配って回ったエピソードがあるほど、同世代のニュー・ソウル・アーティストからのメッセージを敏感に感じ、傾倒していたキャロル・キング。「ファンタジー」は彼女流のニュー・ソウルを表現した作品で、全曲の作詞、作曲を一人で行った唯一のアルバムでもある。デビッドT.ウォーカー(g)ハーヴイ・メイソン (dr)トム・スコット(sax)などが参加し、サウンド面でもニュー・ソウルを強化し、キャロル・キングの強い思いを支えている。ニュー・ソウルだけではなくて「Corazón」ではラテン・タッチで新たな一面を見せ、色々な面で意欲が溢れるアルバムでした。

「You've Been Around Too Long」

「Corazón」

「Haywood」

「You Light Up My Life」

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Joni Mitchell The Hissing Of Summer Lawns [CD]


Hissing of Summer Lawns

Hissing of Summer Lawns

  • アーティスト: Mitchell, Joni
  • 出版社/メーカー: Warner Bros UK
  • 発売日: 2000/03/13
  • メディア: CD


デイヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ジェイム・テイラー、ジョン・ゲランなどと、ジョニ・ミッチェルは恋をするたびに音楽を進化しアメリカの音楽界に新しい旋風を巻き起こした恋多きミュージシャンであり、音楽的なイノベーターである。「The Hissing of Summer Lawns(夏草の誘い)」は、75年にリリースされたカナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルによる7枚目のスタジオ・アルバム。前年に作られたアルバム「コート・アンド・スパーク」を踏襲し、フォークとジャズが絶妙な形でブレンドされている、さらに本人が語るようなトータル・アルバム的な色合いが強く表現されている。そしてジョニ・ミッチェル自身が手掛けたジャケットはアルバム全体のサウンド・デザインを見事に象徴している。当時の恋人だったジョン・ゲラン(dr)と、ラリー・カールトン(g)、ジョー・サンプ(key)、ロベン・フォード (g)、ジェフ・バクスター(g)などが参加し、よりジャズ路線を深めて、言葉とサウンドとの相乗効果を極めていく作品となっていく。この後にジャコ・パストリアスやウェイン・ショターと出会い、より大胆なサウンドへと進んで行く。

「In France They Kiss on Main Street」

「The Jungle Line」

「Harry's House / Centerpiece」

「Shadows and Light」

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Linda Ronstadt Simple Dreams [CD]


Simple Dreams

Simple Dreams

  • アーティスト: Ronstadt, Linda
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


「Simple Dreams」は、リンダ・ロンシュタットが77年にリリースした8枚目のアルバム。ピーター・アッシャーのプロデュースのこのアルバムにはローリング・ストーンズの「Tumbling Dice」やロイ・オービソンの「Blue Bayou」やウォーレンゼボンの「Poor Poor Pitiful Me」やウォーレン・ジヴォン「Poor Poor Pitiful Me」のカバーなどが収録され、特にバディ・ホリーの曲「It's So Easy!」のカヴァーはトップ5のヒットとなった。リンダ・ロンシュタットのキャリアの中で最も成功したアルバムの1つで、最も売れたスタジオアルバムであり、当時の女性アーティストでキャロルキングのアルバム「タペストリー」に次ぐ売り上げとなった。ギタリストのダン・ダグモアとワディ・ワクテル、ベーシストのケニー・エドワーズ、キードードのドン・グロルニック、バッキング・ボーカルにはドン・ヘンリー、JDサウザー、プロデューサー兼マルチインストゥルメンタリストのピーター・アッシャーなどが参加している。70年代の絶頂期のリンダ・ロンシュタットの作品で、カントリー系のシンガーとしてのイメージが強いが、この前のアルバムからモダンなウエスト・コーストのポップ・スタイルを打ち出し、このアルバムからはロック色も強くなる。この後はさらにジャズも歌うようになる、その自由奔放な音楽スタイルはライブが大好きなリンダ・ロンシュタットならではの魅力である。

「It's so Easy」

「Carmelita」

「Blue Bayou」

「Tumbling Dice」

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Carly Simon No Secrets [CD]


No Secrets

No Secrets

  • アーティスト: Simon, Carly
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1999/05/27
  • メディア: CD


「ノー・シークレット」は、アメリカのシンガーソングライター、カーリー・サイモンのサード・アルバムで、72年にリリースされた。リチャード・ペリー –がプロデューサーとなり、前二作と同様に、キャロル・キング風のフォーク調のナンバーが大半のアルバムだが、シングル・カットされた「You're So Vain(うつろな愛)」は、別れた男たちの事が歌われているポップなロック・ナンバーで、彼女の新たな魅力を見出し、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで1位のヒットとなり、この曲が転機となり、カーリー・サイモンは次々とヒット曲を放っていく。面白い事に、この曲では、ミック・ジャガーはこの曲にクレジットなしのバッキング・ボーカルで参加している。さらに「Night Owl」のバックコーラスにはポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーも参加し、もちろんジェームス・テイラーもバック・コーラスとして参加、豪華なバック・コーラス陣となっている。
この時代は女性シンガー・ソングライターといえばナイーブで内緒的なイメージの時代に、このアルバムからカーリー・サイモンは色気のある自由奔放なシンガー・ソングライターとして一世を風靡していく事になっていく。、

「The Right Thing to Do」

「You're So Vain」

「Night Owl」

「We Have No Secrets」

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Betty Wright I Love The Way You Love [CD]


アイ・ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ラヴ・ミー

アイ・ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ラヴ・ミー

  • アーティスト: ベティ・ライト
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/10/03
  • メディア: CD


マイアミのTKレコードの歌姫、マイアミ・ソウルの女王、ベティ・ライトはチャカ・カーンと同じ53年生まれで、このアルバム「I Love The Way You Love」がリリースされた72年は、まだ18歳だか、驚くのはデビューは13歳で、クラレンス・リードとウィリー・クラークに見いだされた。14歳で「Girls Can't Do What Than GuysDo」がソウル・チャート15位、全米33位のヒット曲を生み出している事からも、ただ者ではない。このセカンド・アルバム「 I Love The Way You Love」からは「Clean up Woman」がシングル・ヒットしているが、小沢健二が「ラブリー」でギターのリフをオマージュ?として使っている、このギターのリフは前にも紹介したリトル・ビーヴァーが弾いている、彼はこのアルバムで4曲のソングライトにも参加している。面白い所ではジャクソン・ファイブのカヴァー「I Found That Guy」を選択、見事に彼女にマッチしている。クラレンス・リードとウィリー・クラークがプロデュースをした本作は、可愛らしさと大人っぽさにマイアミ・ソウルならではのカリブぽさとキャッチーさが混ざり合い、独特のマイアミ・サウンドとなっている。

I Love the Way You Love」

「I Found That Guy」

「All Your Kissin' Sho' Don't Make True Lovin'」

「Clean up Woman」

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The O'jays Message In The Music [CD]


Message in the Music

Message in the Music

  • アーティスト: O'Jays
  • 出版社/メーカー: The Right Stuff
  • 発売日: 1998/08/11
  • メディア: CD


オージェイズは70年代のR&Bを牽引したフィリー・サウンドの中心的な役割を果たしていた、フィリー・サウンドの中心的な役割を果たしたレーベル、フィラデルフィア・インターナショナル・レコード(RIP)から通算5枚目となる「メッセージ・イン・ザ・ミュージック」は76年にリリースされた。シグマ・サウンド・スタジオで録音され、ギャンブル&ハフがプロデュースというのは変わらないし、アレンジもボビー・マーティンが担当し、バック・ミュージシャンもMFSBの職人技による極上のサウンドの作品となっている。病に倒れて帰らぬ人となったリード・ヴォーカル、ウィリアム・パウエルが在籍した最後のアルバムでもある。「Darlin' Darlin' Baby (Sweet, Tender, Love) 」はR&Bチャートでナンバー・ワン・ヒットとなり、そのふくよかなヴォーカルは今聴いても胸が高鳴る。「Message In Our Music」もR&Bチャートでナンバー・ワン・ヒットを獲得している。バニー・シングラーのプロデュースの「I Swear, I Love No One But You」も素晴らしく、他の曲も粒ぞろいの出来の作品となっている。

「Message In Our Music」

「Darlin' Darlin' Baby (Sweet, Tender, Love) 」

「I Swear, I Love No One But You」

「Let Life Flow」

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Van McCoy The Real McCoy [CD]


Real Mccoy

Real Mccoy

  • アーティスト: Van McCoy
  • 出版社/メーカー: Unidisc
  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: CD


ヴァン・マッコイはアメリカの音楽プロデューサー、作曲家。アレサ・フランクリン、ナンシー・ウィルソンなどに曲を提供し、アレンジャーとしてもスタイルスティクスの「Let's Put It All Together」をし、プロデューサーとしても「Can't Give You Anything (But My Love)」をして大ヒットをしています。「ザ・リアル・マッコイ」は、ヴァン・マッコイが76年にリリースしたアルバムで、彼の大ヒット「ハッスル」からわずか一年後リリースされました。このヒットによって西のバリー・ホワイトに対して、東のヴァン・マッコイとも位置づけられ、彼は、アメリカをはじめ、西側世界を中心としたディスコ・ブームの一翼を担った一人のなります。このアルバムもドラムスにスティーヴ・ガッド、ベースにゴードン・エドワーズ、ギターにエリック・ゲイルのスタッフのメンバーが参加しサウンドの中心になっています、後のインタビューでスタッフのメンバー全員がが一番影響を受けたのは、バン・マッコイと言っています、しかし79年に心臓発作を起こし急逝してしまいます。ヴァン・マッコイ流のポップなディスコ・サウンドは一世を風靡しましたが、もし死なずにいたらクインシー・ジョーンズぐらいの大御所になっていたと言われています。このアルバムに入っている「アフリカン・シンフォニー」は、日本では、吹奏楽や高校野球の応援曲として有名で、ヴァン・マッコイは「アフリカン・シンフォニー」の作曲者としても知られています。

「Jet Setting」

「African Symphony」

「Sweet, Sweet Rhythm」

「Party」

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The Stylistics Rockin' Roll Baby [CD]


Rockin Roll Baby

Rockin Roll Baby

  • アーティスト: Stylistics
  • 出版社/メーカー: Amherst Records
  • 発売日: 2000/09/19
  • メディア: CD


「ロッキン・ロール・ベイビー」は73年にリリースされた、スタイリスティックスのサード・アルバム。70年代を席巻したフィリー・サウンドを先導したプロデューサー、トム・ベル作の最終作となったアルバムとなり、フィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオ・ノースで録音された。ラッセル・トンプキンスJrが持つハイ・トーンのスウィーツ・ヴォイスと、クラシックにも精通しているトム・ベルのアレンジの融合による美しさは素晴らしい、そしてフィリー・サウンドながらも独自のスタイルを構築している。本作はこれまでとは比重が変わり、メッセージ・ソングが増え、その美しさは変わらないが、その分憂いが心に沁みる。日本でも「誓い」としてヒットしたスタイリスティックスの代表曲である名曲の「You Make Me Feel Brand New」がやはり秀逸です。

「Only For The Children」

「Payback Is A Dog」

「You Make Me Feel Brand New」

「I Won't Give You Up」

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David Ruffin  Who I Am [CD]


フー・アム・アイ

フー・アム・アイ

  • アーティスト: David Ruffin デイビッドラフィン
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


元テンプテーションズの歌手で、テンプテーションズの初代リード・ヴォーカリストである、デヴィッド・ラフィンの5枚目のアルバム「フー・アイ・アム」は、75年にリリースされた。ニューヨークのメディアサウンド・スタジオで録音され、ヴァン・マッコイがプロデュースとアレンジを担当し、ゴードン・エドワーズ (b)、エリック・ゲイル(g)、リチャード・ティー(key)、スティーヴ・ガッド(dr)など、この後に結成するスタッフのメンバーを中心とするミュージシャン達が参加し、デヴィッド・ラフィンの起死回生を図ったアルバムとなりました。そして、デヴィッド・ラフィンのソロ・キャリアの最大のヒット曲「ウォーク・アウェイ・フロム・ラブ」を生み出します。ヴァン・マッコイ流のポップなディスコ・サウンドに乗って、ハスキーな声で歌い上げていき、見事にカムバックしている作品となりました。

「Who I Am」

「Walk Away From Love」

「Heavy Love」

「Statue Of A Fool 」

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Eddie Kendricks [CD]


エディ・ケンドリックス

エディ・ケンドリックス

  • アーティスト: エディ・ケンドリックス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/10/22
  • メディア: CD


テンプテーションズの看板ファルセット・シンガーのエディ・ケンドリックス、独立後のソロ第3作のアルバム「エディ・ケンドリックス」は73年にリリースされた。プロデゥーサーはエディ・ケンドリックスの作品の常連フランク・ウィルソンとレオナード・キャストン。本作は心優しき希代のファルセッター、エディ・ケンドリックスの魅力をより引き出している、オーソドックスななかに、適度なポップス性と個性的なアイディアを溶け込ませた楽曲を、伸びやかに歌うエディ・ケンドリックスが素晴らしい。フランク・ウィルソンはケンドリックスが録音に慣れていた穏やかなバラードではなく、ダンスフロアを目指す曲に取り組み、キャッチーなビートとメロディーが特長の「キープ・オン・トラッキン」は、ソロ初の全米ナンバー・ワンとなります。この曲は、前作の「ガールズ・ユー・ネード・ア・チェンジズ・オブ・マインド」をファンキーにした秀作で、この後に起こるディスコ・ブームの先駆けになった曲でした。

「Only Room For Two」

「Keep On Truckin'」

「Each Day I Cry A Little」

「Where Do You Go (Baby)」

おまけで「The Way You Do The Things You Do/My Girl」ホール&オーツとエディ・ケンドリックとデヴィト・ラフィンのアポロ、ホールでのライブ。憧れの2人と一緒に歌えるホール&オーツの2人も楽しそうです。

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