Joni Mitchell The Hissing Of Summer Lawns [CD]
デイヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ジェイム・テイラー、ジョン・ゲランなどと、ジョニ・ミッチェルは恋をするたびに音楽を進化しアメリカの音楽界に新しい旋風を巻き起こした恋多きミュージシャンであり、音楽的なイノベーターである。「The Hissing of Summer Lawns(夏草の誘い)」は、75年にリリースされたカナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルによる7枚目のスタジオ・アルバム。前年に作られたアルバム「コート・アンド・スパーク」を踏襲し、フォークとジャズが絶妙な形でブレンドされている、さらに本人が語るようなトータル・アルバム的な色合いが強く表現されている。そしてジョニ・ミッチェル自身が手掛けたジャケットはアルバム全体のサウンド・デザインを見事に象徴している。当時の恋人だったジョン・ゲラン(dr)と、ラリー・カールトン(g)、ジョー・サンプ(key)、ロベン・フォード (g)、ジェフ・バクスター(g)などが参加し、よりジャズ路線を深めて、言葉とサウンドとの相乗効果を極めていく作品となっていく。この後にジャコ・パストリアスやウェイン・ショターと出会い、より大胆なサウンドへと進んで行く。
「In France They Kiss on Main Street」
「The Jungle Line」
「Harry's House / Centerpiece」
「Shadows and Light」
彼女の歌声って、ほんとに引き込まれますね。本来、彼女みたいな人を “アーティスト” っていうんだろうなと思います。
by バク・ハリー (2023-07-30 15:29)
バク・ハリー さん
ジョニ・ミッチェルの初期の「River」や「A Case Of You」の頃から大好きなアーティストです。巨大化するミュージック・ビジネスに巻かれる事無く活動が出来る、その音楽性は素晴らしいです。
最近買った「Joni Mitchell 75: A Birthday Celebration」のDVDはジョニ・ミッチェルの75歳の誕生日を記念して色々なアーティストが彼女の曲のカバー・バージョンを演奏するコンサートなのですが、ロス・ロボス、チャカ・カーン、ダイアナ・クラール、ノラ・ジョーンズ、ジェームス・テイラーなどが演奏、世代に関係なくジョニ・ミッチェルの曲を愛しているのを感じられるコンサートでした。
by ameneko (2023-07-30 22:42)