Steve Khan Eyewitness [CD]
ギタリストのスティーヴ・カーンの父親は シナトラの作品の作詞を手がけた サミー カーンです、70年代初頭には、ラリー・コリエルとアコースティックギターのデュオで演奏し、ブレッカー・ブラザーズ・バンドのメンバーを務め、ビリー ジョエルのアルバム「ストレンジャー」のギターも彼が弾いています。東海岸の ニューヨークを代表する個性的なギタリストとなっていきます。アルバム「アイウィットネス」邦題「目撃者」は81年にリリースされ、スティーブ・カーンの新時代が始まったアルバムでした。その衝撃は新しいジャズ・ギターに残ると絶賛されました。それはキーボードレスの構成で、ジャムセッション/即興のアイデアと各ミュージシャン間の化学反応、そして最終的なスタジオレコーディングのために準備された洗練されたアイデアから生まれました。それはアイウィットネスというグループを結成しジャムセッションを繰り返して作られました、メンバーはマノロバドレーナ(per)、スティーブジョーダン(dr)、そしてアンソニージャクソン(b)で、彼らの創造的な演奏は、最小限の音数で最大限を表現するアプローチも新鮮で、それまで誰も出していなかったサウンドでした。「Dr. Slump」は来日中にドクター・スランプ・アラレちゃんを見てスティーヴ・カーンが書いた曲で、ドクターがスランプになるなんて面白い発想はアメリカ人には思いつかないよとインタビューで話していました。この後のアルバムに「ペンギン村」という曲も書いています。最後にアルバムジャケットに ジャン ミッシェル フォロンを起用、子供の頃から好きな画家で、アルバムが出るたびにジャケットを見るのが楽しみでした。
「Dr. Slump」
「Auxiliary Police」
「Guy Lafleur」
ベーシスト名をジャコかと思い二度見してしまいました。
では、
by PopLife (2023-06-28 16:02)
ジャン ミッシェル フォロンの絵はとても素敵ですね。
どこかで絵本を見かけたことがあったような気がしたんですけど。
by バク・ハリー (2023-06-28 17:25)
PopLifeさん
ベーシストのアンソニー・ジャクソンはリー・リトナーのアルバム「キャプテン・フィンガーズ」やアル・ディ・メオラのアルバム「エレガント・ジプシー」で驚異的なベースを弾いていたベーシストですよ、このアルバムでは、まだ珍しかった6弦ベースに得意だったエフェクターのフランジャーを駆使してジャコ・パストリアスとはまた違った独自のスタイルをプレイをしていました。
by ameneko (2023-06-28 21:01)
バク・ハリーさん
スティーヴ・カーンのデビュー・アルバムからジャン ミッシェル フォロンのイラストを採用していて、それだけでも嬉しくて、ほとんどのアルバムを買っています。 スティーヴ・カーンはフォロンに捧げた曲を何曲か書いています。
by ameneko (2023-06-28 21:19)