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鈴木茂 Caution! [CD]


Caution! [UHQCD]

Caution! [UHQCD]

  • アーティスト: 鈴木茂
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: CD


鈴木茂が78年にリリースした「Caution!」。ファースト・アルバム「BAND WAGON」、2作目「LAGOON」に続く3枚目のソロ・アルバム。「BAND WAGON」で強く提示していたバンド・サウンドから、ハワイ録音のメロウでトロピカルな「LAGOON」を経て、時代の変遷にも伴いロックからポップスへ舵を切った一枚である。77年にやまがたすみこのアルバム「Flying」のサウンド・プロデュースを務めアレンジャーとして本格的に目覚める、このアルバムと同年に原田真二のヒット曲「てぃーんず・ぶるーす」をはじめ歌謡曲やニュー・ミュージック系の作品を多く手掛け注目を集める事になり、そんな時期にリリースされた「Caution! 」は、そのまま自身の作品にも反映された、そのポップな仕上がりは歌謡曲やニュー・ミュージックなどの親しみやすさとなった。参加ミュージシャンは細野晴臣、後藤次利、高水健司、林立夫、松任谷正隆、佐藤準、坂本龍一、斉藤ノブ、浜口茂外也、吉川忠英などの豪華な面々がレコーディングに参加、後に角松敏生がカバーしたことでも知られる「レイニー・ステイション」「サテン・ドール」「ジュリエット」などが収められている。

「レイニー・ステイション」作詞:松本 隆 作曲・編曲:鈴木 茂

「サテン・ドール」作詞:松本 隆 作曲・編曲:鈴木 茂

「ジュリエット」作詞:松本 隆 作曲・編曲:鈴木 茂

「TSUPPARING BLUES」作詞:松本 隆 作曲・編曲:鈴木 茂

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村松邦男  Roman [CD]


ROMAN(紙ジャケット仕様)

ROMAN(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 村松邦男
  • 出版社/メーカー: LOST HOUSE ARCHIVE CLUB
  • 発売日: 2007/03/28
  • メディア: CD


山下達郎、大貫妙子と共に言わずと知れた伝説のバンド、シュガー・ベイブのギタリストでありオリジナル・メンバーである村松邦男、解散後はギタリスト、プロデューサー、アレンジャーなどで活躍、大瀧詠一の「A LONG VACATION」等のナイアガラ・レーベル関係の作品の殆どにリードギターで参加。また80年代初頭にはシャネルズとの仕事でも注目をあつめた。日本の音楽シーンに多大な影響を与えているポップマエストロ村松邦男のセカンド・アルバム「Roman」は85年にリリースされた。村松邦男の個性がより際立ってきた二作目で、シュガー・ベイブ時代から変わらぬメロディ・センスが発揮されたアルバムとなり。極上なメロウ・ライトな「Lover's Party」や、吉田美奈子や大貫妙子らの歌詞による共作の出来も素晴らしく、「冬の陽だまり」では弦楽器をフューチャーいたクラシカルな曲もありと、ロマンティクなセンスも見事に付け加えられ、ファースト・アルバムよりさらにバラエティに富んだ楽曲が集まった。

「愛してルミナス」作詞:吉田美奈子 作曲・編曲:村松邦男

「Lover's Party」作詞・作曲・編曲:村松邦男

「冬の陽だまり」作詞:杉林恭雄 作曲:村松邦男 編曲:村松邦男/Hiroki Inui

「Get Together」作詞:大貫妙子 作曲・編曲:村松邦男

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岩崎元是&WINDY From South Avenue [CD]


フロム・サウス・アベニュー(タワーレコード限定)

フロム・サウス・アベニュー(タワーレコード限定)

  • 出版社/メーカー: Tower to the People /UNIVERSAL MUSIC LLC.
  • 発売日: 2022/07/24
  • メディア: CD


岩﨑元是&WINDYが87年にリリースしたセカンド・アルバム「From South Avenue」大瀧詠一作品でもおなじみの井上鑑がアレンジャーとして起用され、前作のナイアガラ・サウンドを期待していたが、バンド・サウンドを前面に打ち出していて、その結果バンドとしてのスキルが際立ち、シティ・ポップ路線もたかまり、ファンキーさもあるハイ・クオリティーなウェスト・コーストサウンドを展開している。今 剛 (g)、笛吹利明 (g)、浜口茂外也 (perc)らも参加した「海岸通り物語」は唯一前作のフィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」、大瀧詠一の「ナイアガラ・サウンド」を継承している。岩﨑元是&Windyはこのアルバムをリリース後に解散、その後、岩﨑元是はCMやアニメ、ゲーム音楽などの分野でコンポーザーやアレンジャーとして活躍していて、近年では「とっとこハム太郎」、「ときめきメモリアル」シリーズ、「機動戦士Vガンダム」などアニメやゲームのサウンドトラックなどを手掛けている。

「胸いっぱいのマーガレット」作詞:松井五郎 作曲:岩﨑元是 編曲:井上 艦

「まるで天使のように」作詞:荒木とよひさ 作曲:岩﨑元是 編曲:井上 艦

「海岸通り物語」作詞・作曲:岩﨑元是 編曲:井上 艦

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Page99 [CD]


ペイジ99

ペイジ99

  • アーティスト: ペイジ99
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2021/05/19
  • メディア: CD


バークリー出身のミュージシャン、ジョン・ニクソンが、偉大なる70年代、80年代の米西海岸の音楽の理想の姿を存続させるべく立ち上げたプロジェクト「ペイジ99」。ジョン・ニクソンは、バークリー出身で50歳代というから、新人といっても若くはなく、ニューエイジ系の作品を数多く手掛けてきた実績があるそうだ。ペイジズとTOTOの傑作バラードの「99」題名を合体させたネーミングからして音の方向性は察知がつく、そのデビュー・アルバム「Page99」は2021年にリリースされた。ほとんどの演奏がニクソンによるマルチプレイだが、サポートしているギタリストもいるようで、ヴォーカルも複数名いる。ペイジズやTOTOやエアプレイのカヴァーにもトライしているがそれ以上に素晴らしいのが、オリジナル楽曲のクオリティで、丹念に練り上げられたギター・フレーズやヴォーカル・ハーモニーが光る完成度の高い楽曲にはまさに音は極上のAOR。特にワンマンプロジェクトだと、どうしてもコンピュータメインの音作りになりがちで、デジタルくささが鼻につくのだが、あの時代の音作りへのこだわりが、随所に感じられる。

「September」

「Sunrise on the Water」

「Fantasy World」

「Lea」TOTOのカヴァー

「Nothing You Can Do About It」エアプレイのカヴァー

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Santana&Shorter  Montreux 1988 [DVD]


Live at Montreaux [DVD]

Live at Montreaux [DVD]

  • 出版社/メーカー: Image Entertainment
  • 発売日: 2007/02/27
  • メディア: DVD


カロス・サンタナとウェイン・ショーターは以前、サンタナの80年のアルバム「スウィング・オブ・ディライト」とウェザーリポートの最後のアルバム「ディス・イズ・ディス」で共演していました。87年にサンタナはショーターに一緒にバンドを組もうと誘い、ショーターは「いいよ」と答え、数か月後にはサンフランシスコのフィルモアを皮切りに全米と欧州の26ヵ所でのツアーが始まりました。本作は88年7月14日にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルにてのライブ映像です。カルロス・サンタナ - ギター、ウェイン・ショーター – サクソフォーン、パトリス・ラッシェン – キーボード、チェスター・D・トンプソン - キーボード、アルフォンソ・ジョンソン – ベース、レオン・"ンドゥグ"・チャンクレール – ドラムス、アルマンド・ペラザ – コンガ、ホセ・チェピトエリア – ティンバレスのミュージシャン達が集まり、まさにスーパー・バンドとなりました。想像のとおり、コンサートはジャズ、ラテン、ブルース、ロック、アフリカの音楽の要素など含んだものとなり、バック・バンドの素晴らしい演奏の助けを借りて、サンタナとショーターは自由に伸び伸びとソロへ邁進していきます。二人の絶妙な絡みは聴き応え満点で、サンタナとショーター互いの代表曲を披露し、ラストは「哀愁のヨーロッパ」でシメる貫禄のステージでした。

「Once It's Gotcha」

「Elegant People」

「Mandela」

「Europa」

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Alphonso Johnson Spellbound [CD]


Spellbound

Spellbound

  • アーティスト: Johnson, Alphonso
  • 出版社/メーカー: Music on CD
  • 発売日: 2018/09/13
  • メディア: CD


lequiche さんとバク・ハリーさんがハマスカ放送部 「レア楽器の集い」でチャップマン・スティックを取り上げていたので、今日はウェザー・リポートの2代目ベーシストとして活躍し、77年にリリースしたアルフォンソ・ジョンソンのサード・アルバム「Spellbound」です。アルフォンソ・ジョンソンはドラマーのビリー・コブハムとバンドを組む為にウェザー・リポートを脱その退、その頃にエピック・レコードから3枚のソロ・アルバムを出していて、その最後のソロ・アルバムです。メンバーは、アルフォンソ・ジョンソン(B/Stick/Vo ETC)・パット・スロール(LeadG)・ケヴィン・シュリーヴ(G)・デヴィッド・イゲフェルド(Dr)・クライ・デクリナー(Key)で、ジャズ・ファンク・フュージョンだけでなくプログレッシブロックの要素も入った作品で、それらの音楽がジャンルに関係なくミックスされたサウンドとグルーブは素晴らしく、ウェザーリポートにいただけの事はある素晴らしいサウンドでした。ジャケットに写っているのがチャップマン・スティックで、アルフォンソ・ジョンソンはそのチャップマン・スティックに精通していたことから、77年にギタリストのスティーヴ・ハケットが辞めた後のジェネシスに加入するよう誘われていたり、ジャズだけでなくプログレの人達とも交流があったプレイヤーでした。「Moonlight Conversations」はチャップマン・スティックを使った演奏です、良い音とですが、当時は弾いている映像もなくて、どう弾いているのかと思っていました。数年後に弾く機会があったのですが、両手でタッピングしながら音を出すのですがとんでもなく難しかった、コードとソロを同時に弾ける楽器でした。

「Face Blaster」

「Follow Your Heart」

「Moonlight Conversations」

おまけでカルロス・サンタナとの80年代にチャップマン・スティックを使ったデュオの映像です。

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Patterson Twins  Let Me Be Your Lover [CD]


レット・ミー・ビー・ユア・ラヴァー(紙ジャケット仕様)

レット・ミー・ビー・ユア・ラヴァー(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: パターソン・ツインズ
  • 出版社/メーカー: Think! Records
  • 発売日: 2013/03/06
  • メディア: CD


ミシシッピ生まれの双子のパターソン兄弟、その名もパターソン・ツインズのレア盤として名高い、そしてインパクトのあるジャケットの本作「Let Me Be Your Lover」、ケブ・ダージが本作中の「Gonna Find A True Love」を取り上げたことから、モダン・ソウルの文脈で人気に火が着いたのだが、確かにこの「Gonna Find A True Love」はフレッシュなモダン・ソウルで非常に気持ちいい曲だ。アルバム中ではやはりこの曲が断トツの出来だが、他の曲もなかなか楽しめる好盤。タイトル曲「Let Me Be Your Lover」は軽快なディスコ・ナンバー、フィリー調のスウィート・ナンバーの「How Long Must The Show Go On?」、南部臭い粘っこいノリの「A Good Thing」などを収録、本当にバラエティ豊かなアルバムとなっています。70年代にソウル・ファンから人気の高いマイナー・レーベルCommercialから78年にリリースした唯一の作「Let Me Be Your Lover」。ディープな歌声モダンでメロウなレイト70'sサウンドが絶妙に絡み合う名盤です。

「Let Me Be Your Lover」

「Gonna Find A True Love」

「A good thing 」

「How Long Must The Show Go On」

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Ray Gooliak Home Away from Home [CD]


Home Away From Home

Home Away From Home

  • アーティスト: Gooliak, Ray
  • 出版社/メーカー: Cool Sounds Japan
  • 発売日: 2003/12/02
  • メディア: CD


1979年リリースのデビュー・アルバム「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム」インディアナポリス出身のレイ・グーリアックが旅行で訪れたハワイのマウイ島に惚れ込み(その後マウイ島に移住し現在も住んでいるそう)制作したアルバム。制作はハワイではなくインディアナ・ポリスで制作されたが、ハワイへの思いが存分に伝わってくるハワイアンAORに仕上がっています。マイケル・ヘンダーソン等も参加、楽曲はすべてレイ・グーリアックのオリジナルであり、演奏の大半もマルチ・プレイヤーであるレイ・グーリアックがほとんどを演奏、ネッド・ドヒニーやマイケル・フランクスの初期作品にも通じる清涼感のあるサウンドとハワイ・コンテンポラリーの爽やかなテイストが融合したアルバム。70年代ハワイ産ブルー・アイド・ソウル/プレAORの傑作です。

「Home Away from Home」

「Making Amends」

「Goodbye Aloha」

「Maui on my Mind」

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Paul Simon  There Goes Rhymin' Simon [CD]


THERE GOES RHYMIN' SIMON

THERE GOES RHYMIN' SIMON

  • アーティスト: SIMON, PAUL
  • 出版社/メーカー: COLUM
  • 発売日: 2011/06/03
  • メディア: CD


「ゼア・ゴーズ・ライミン・サイモン」は、73年にリリースされた、ポール・サイモンの2枚目のソロ・スタジオ・アルバム。収録曲の多くはマッスル・ショールズで録音され、バリー・ベケットらのマッスルショールズリズムセクションらと、ホーン・アレンジにアラン・トゥーサンを迎えたりと、南部のサンウドを取り入れたり、ニューヨーク録音ではストリングスのアレンジをクインシー・ジョーンズを迎え、ジャズを取り入れたりと、ポール・サイモンの確固たる個性を打ち立てたアルバムとなった。写真撮影に没頭する屈託のない日々を明るく歌ったヒット曲「Kodachrome」、過去のサイモンとガーファンクルのスタイルを引き継ぎ、バッハのマタイの旋律を引用した「American Tune」もあれば、ディキシー・ハミングバーズをむかえてゴスペル風に歌う「Loves Me Like a Rock」、クインシー・ジョーンズのストリングス・アレンジの「Something so Right」などを収録。レゲエ・スカからゴスペルのタッチからジャマイカのリズム、サイモンとガーファンクルまでさまざまな音楽テクスチャーを組み合わせて作られたアルバム「ゼア・ゴーズ・ライミン・サイモン」は、ディオ時代のフォーク・ロック・サウンドから脱却し、その後に展開される多彩な音楽性を予見させるかのようなアルバムとなりました。

「Kodachrome」

「American Tune」

「Loves Me Like a Rock」

「Something so Right」

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Randy Edelman Farewell Fairbanks [CD]


フェアウェル・フェアバンクス

フェアウェル・フェアバンクス

  • アーティスト: ランディ・エデルマン
  • 出版社/メーカー: SOLID/CHERRY RED
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: CD


80年代「ツインズ」や「マスク」など、数多くの映画音楽を手がけ、現在ハリウッドで活躍するランディ・エデルマン。前作「Prime Cuts」に続いてリリースされた75年作の「Farewell Fairbanks」後にボズ・スキャッグスを手掛けるビル・シュニーがエンジニアとプロデュースを担当している。前作の流れをくむ洗練されたサウンドに開放的なメロディ展開と透き通るようなヴォーカルが生み出す心地よさはランディ・エデルマンらしさで、後のAOR期への橋渡しともいえるメロウな世界観を打ち出した。前作「Farewell Fairbanks」と本作「Farewell Fairbanks」の2枚が彼の魅力が最も凝縮されている。「You」はカーペンターズが取り上げていて、さらに名バラード「A Weekend In New England」はバリー・マニロウが取り上げヒットさせている。バックのミュージシャン達もリー・リトナー、ディーン・バークス、メリサ・マンチェスター、ヴィニ・ポンシア、ナイジェル・オルソン、ジム・ゴードン、スティーブ・クロッパーなど豪華な顔ぶれである。

「Concrete And Clay」

「You」

「Fresh Out Of Love」

「A Weekend In New England」

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