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Annie Haslam Annie in Wonderland [CD]


Annie in Wonderland

Annie in Wonderland

  • アーティスト: Haslam, Annie
  • 出版社/メーカー: Wea International
  • 発売日: 1999/01/26
  • メディア: CD


「Annie in Wonderland」は70年代のプログレッシブロックのバンド、ルネッサンスの顔で、気品のある歌いっぷりでプログレ・ファンを魅了したアニー・ハズラムの最初のソロ・アルバムで77年にリリースされた。ルネッサンスに在籍中に、その活動と並行して作られたアルバムで、プロデュースは当時の夫のロイ・ウッドで、すべての曲をアレンジし、ほぼすべての楽器を演奏し、カバーのイラストを描いた鬼才です。またウィゾ・バンドからデイヴ・ドノヴァン(dr)、オーケストラ・アレンジにはELOのルイス・クラークが参加して、細部までシンフォニックなサウンドに徹し、ニュー・ウエイブの波が迫っている時代に作られたが、当時はそれ程話題にならなかったが、その後時代を越えた傑作といわれた。本作のレコーディング当時、隣のスタジオでウイングスのアルバム「スピード・オブ・サウンド」のミキシングが行われており、「If I Loved You」のプレイ・バックを聴いたポール・マッカートニーが「背筋が震えるようだったよ」と称賛したエピソードがある。「Going Home」はドヴォルザークの「家路」を歌っている。

「I Never Believed in Love」

「If I Loved You」

「Hunioco」

「Going Home」


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America Holiday [CD]


ホリデイ[紙ジャケットCD]

ホリデイ[紙ジャケットCD]

  • アーティスト: アメリカ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: CD


英国ヨークシャー生まれのデューイ・バネル (Vo、g)、米国テキサス生まれのジェリー・ベックリー (Vo、g、key)、米国フロリダ生まれのダン・ピーク (Vo、b、g、key)の英米の3人が70年にロンドンで結成した「アメリカ」。71年のデビュー・アルバム「アメリカ」に収録された「A Horse With No Name」(邦題「名前のない馬」)が当時の全米チャートで第1位、全英チャートで第3位を記録する大ヒットになり、デビュー当初から高い人気を誇っていた。ビートルズなどのイギリスの音楽とアメリカのCSN&Yを思わせるアコースティック・サウンドと爽やかなコーラスが特長のトリオで、アメリカとイギリスの要素が混じり合い、より深みのあるポップ・サウンドとなった。アルバム「ホリデイ」は74年にリリースされ、73年からウィリー・リーコックス (dr 、per)が参加し、レコーディングデビューでしたアルバムでもあった。さらにビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンが プロデューサー、アレンジャー、キーボードで参加し、「Tin Man」「Lonely People」はともに全米トップ5に入り、「Mad Dog」ではビートルズ(ポール・マッカートニー)を彷彿させるポップ・ナンバー、「Glad to See You」でのストリングスとフレンチホルンの使い方はまるでビートルズのようで、ジョージ・マーティンらしさも感じられるアルバムとなります。次作の「Hearts」もジョージ・マーティンが手掛ける事になり、「ホリデイ」は初期のアメリカの名作の一つのアルバムとなります。

「Tin Man」

「Lonely People」

「Mad Dog」

「Glad to See You」

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Four Tops   Keeper Of The Castle [CD]


Keeper of the Castle

Keeper of the Castle

  • アーティスト: Four Tops
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 1992/05/11
  • メディア: CD


テンプテーションズと並び60年代モータウンを代表する男性ヴォーカル・グループ、フォー・トップスが72年に発表したアルバム「キーパー・オブ・ザ・キャッスル」。名門モータウンからダンヒルに移籍しての第一弾で、モータウンでこれまでに行ったよりもはるかにポップ志向となり、カーティス・メイフィールド風であったり、マーヴィン・ゲイ風であったりと時代のトレンドも抑えての作り方の作品となりました。ワウ・ワウ・ギターが印象的なファンキーなタイトル曲「Keeper Of The Castle」で始まり、数々のアーティストにカバーされたソウル名曲「Ain't No Woman (Like The One I've Got)」はソウル・チャート2位、ポップス・チャート4位のヒットとなり、マーヴィン・ゲイ風のメロウ・ソウル「When Tonight Meets Tomorrow」高揚感あるメロディーとコーラスワークが素晴らしい「(I Think I Must Be)Dreaming」など従来のコーラス・スタイルを活かした安定感もあるアルバムで、捨て曲無しの素晴らしい楽曲を収録した名盤です。

「Keeper Of The Castle」

「Ain't No Woman (Like The One I've Got)」

「When Tonight Meets Tomorrow」

「(I Think I Must Be)Dreaming」

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Gilbert O'Sullivan I'm A Writer Not A Fighter [CD]


Im a Writer Not a Fighter

Im a Writer Not a Fighter

  • アーティスト: Gilbert O'Sullivan
  • 出版社/メーカー: Salvo
  • 発売日: 2012/04/09
  • メディア: CD


アイルランド出身でビートルズ(なかでもポール・マッカートニーからの影響が大きい)とイギリスのヴォードヴィル音楽新旧のイギリスの音楽に影響を受けて、67年CBSより、シングル「Disappear」でデビューしたギルバート・オサリバン。アルバム「アイム・ア・ライター、ノット・ア・ファイター」は73年にリリースされたサード・アルバムで全盛期の一枚でもあります。ギルバート・オサリバンはロック・ミュージックやファンクの影響を受け(特にスティーヴィー・ワンダーの影響を反映しています)、当時の新しいエレクトリックキーボードの配列を取り入れ、新しいリズミカルな焦点を強調して、アルバムで新しい方向性を追求しました。アルバムの数ヶ月前にリリースされた「Get Down」は、英国でナンバーワンのシングルであり、米国でもトップ10に達しました。ギルバート・オサリバンの最も有名な代表曲「Alone Again (Naturally)」は国際的に成功したシングルにより、72年で最も成功したミュージシャンなりました。近年もコンスタントに良質なアルバムを発表し、キャッチーなメロディと叙情的な作詞は聴き手を魅了しています。

「Get Down」

「A Friend Of Mine」

「Ooh Baby」

おまけでギルバート・オサリバンの最も有名なシングル曲「ALONE AGAIN (NATURALLY)」

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Dee Dee Bridgewater  Bad For Me [CD]


Bad for Me

Bad for Me

  • アーティスト: Bridgewater, Dee Dee
  • 出版社/メーカー: Music on CD
  • 発売日: 2021/10/15
  • メディア: CD


ディー・ディー・ブリッジウォーターはブロードウェイ・ミュージカル「ザ・ウィズ」に出演し、良い魔女グリンダ役を演じ、75年、トニー賞助演女優賞を受賞し、76年、「ザ・ウィズ」はグラミー賞ミュージカル・ショー・アルバム賞を受賞した、シンガー・ソングライターであり、トニー賞を受賞した舞台女優でもあります。実力派ジャズ・シンガーとして注目を浴びていた彼女の79年にリリースした「Bad For Me」、前作はスタンリー・クラークがプロデュースをし、彼女のバラエティに富んだ幅広い表現力が発揮された作品だったが、今回はジョージ・デュークがプロデュースをし、ジョージ・デュークのポップ感覚とディー・ディー・ブリッジウォーターのヴォーカルが見事にフィットし素晴らしいヴォーカル・アルバムに仕上がりました。選曲も素晴らしく、キャロル・ベイヤー・セイガーとデヴィッド・フォスターの共作で名曲の「It's the Falling in Love」やラムゼイ・ルイスで有名な「Tequila Mockingbird」のヴォーカル・ヴァージョンなども入っています。バックのメンバーもシーラ・E(per)ローランド・バウティスタ(g)リッキー・ローソン(key)アルフォンソ・ジョンソン(b)ラリー・ダン(key)などのアーティストがアルバムに参加しました。
ディー・ディー・ブリッジウォーターの二女のチャイナ・モーゼス、1978年生まれもフランスや米国を中心に活躍するジャズ歌手です。

「Back of Your Mind」

「For the Girls」

「It's the Falling in Love」

「Tequila Mockingbird」

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Chicago 18 [CD]


Chicago 18

Chicago 18

  • アーティスト: Chicago
  • 出版社/メーカー: RHINO FLASHBACK
  • 発売日: 2009/02/03
  • メディア: CD


「シカゴ18」 は、86年に発表したシカゴの15枚目のアルバム。84年のマルチ・プラチナ・アルバムでシカゴ史上最大のセールスを記録した「シカゴ17」に続くアルバムではあったが、ピーター・セテラがバンドを去り、新たな局面を向かえるかたちとなった。81年にバンドに加わったジェイソン・シェフとビル・チャンプリンがピーター・セテラの穴を埋め、二枚看板のヴォーカルとして活躍、彼らはもう一度デイヴィッド・フォスターのプロデュースに従って「シカゴ17」を踏襲するアルバムを作ることにしたのである。フォスターと共に連続して3枚のアルバムを発表し、フォスター作曲の「Will You Still Love Me?」は全米3位に、ランディ・グッドラムとスティーヴ・キブナーの共作「If She Would Have Been Faithful... 」が17位とヒット、「25 or 6 to 4 (長い夜)」のハイテク・サウンドのリメイクはファースト・シングルに切られたが振るわなかったが、新たなシカゴからのメッセージと考えていいだろう。セールス的にはやや失速したが、80年代のシカゴを代表するアルバムの一つである。

「Will You Still Love Me?」

「If She Would Have Been Faithful... 」

「25 or 6 to 4 [1986 Version]」

おまけでオリジナルの「25 Or 6 To 4 」


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Splinter Harder To Live [CD]


ハーダー・トゥ・リヴ (生産限定紙ジャケット仕様)

ハーダー・トゥ・リヴ (生産限定紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: スプリンター
  • 出版社/メーカー: ヴィヴィド・サウンド
  • 発売日: 2015/12/30
  • メディア: CD


スプリンターは、70年代初頭に結成されたビル・エリオットとボビー・パービスで構成される、イギリスのサウスシールズ出身の英国のボーカルグループでした。彼らは元ビートルズのジョージ・ハリスンとつながりがあり、ジョージ・ハリスンのダークホースレコードレーベルと最初に契約したミュージシャンでした。セカンド・アルバム「Harder To Live」は75年にリリースされ、当時ジョージ・ハリスンのツアー・バンドを仕切っていたトム・スコットがプロデュースとアレンジを担当、しかしジョージ・ハリスンの意向はしっかり反映されている作品でした。参加したロスアンゼルスの腕利きのスタジオ・ミュージシャンはトム・スコット(sax)、クリス・スペディング(g)、ワディ・ワクテル(g)、アール・パーマー(ds)など、「ロンリー・マン」では、さらにジム・ケルトナー(ds)、ビリー・プレストン(org)、、ジョン・テイラー(p)、そして変名でジョージ・ハリスン本人(g)も参加。ナイーブなハーモニーと控えめなサウンドのナチュラルな作風は、いかにもジョージ・ハリスンらしさが反映されたものでした。

「Please Help Me」

「Sixty Miles Too Far」

「Which Way Will I Get Home」

「Lonely Man」

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Peter Cetera Solitude / Solitaire [CD]


Solitude/Solitaire

Solitude/Solitaire

  • アーティスト: Cetera, Peter
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 1994/11/24
  • メディア: CD


「ソリチュード/ソリティア」は、元シカゴのベーシスト兼ボーカリストのピーター・セテラのセカンド・アルバム、20年近くも在籍したシカゴを人気絶頂期の85年に離れ、クリストファー・クロスで名を挙げたマイケル・オマーティアンをプロデューサーに起用したピーター・セテラの意欲作は86年にリリースされた。シカゴの活動中の81年にもソロ・アルバムを残しており「ソリチュード/ソリティア」は二作目となる。デヴィッド・フォスターが作曲した「Glory of Love」とボビー・コールドウェルの時に紹介した、ボビー・コールドウェル作曲によるエイミー・グラントとのデュエット曲「The Next Time I Fall」が共に全米1位に輝いた。このアルバムはピーター・セテラがソロに専念し、成功を手に入れた作品となり、同じ86年にリリースしたピーター・セテラ無しのシカゴのアルバム「シカゴ18」(プロデューサーはデヴィッド・フォスターなのも面白い)よりも売り上げ枚数が上回っています。ボビー・コールドウェルの書いた「The Next Time I Fall」を除く全曲がピーター・セテラのオリジナルで、その全てが共作でした、もともとピーター・セテラはシカゴの主要なソングライターであったため、「ソリチュード/ソリティア」の曲の多くは、もともとシカゴで予定されていたと噂されていました。

「Glory of Love」

「They Don't Make 'Em Like They Used To」

「Wake up to Love」

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Donald Fagen Kamakiriad [CD]


Kamakiriad

Kamakiriad

  • アーティスト: Fagen, Donald
  • 出版社/メーカー: Reprise / Wea
  • 発売日: 1993/05/21
  • メディア: CD


ドナルド・フェイゲンのソロ二作目となる「カマキリアド」93年にリリースされた。ドナルド・フェイゲンの名作「ナイトフライト」から11年、スティーリー・ダンの片われウォルター・ベッカーをプロデューサーにし、「ナイトフライト」同様に、この「カマキリアド」も共通のテーマを持ったコンセプト・アルバムとなった。「ナイトフライト」は50年代から60年代の若者が抱く未来へのファンタジーをシニカルに表現した世界観だったが、「カマキリアド」では21世紀目前の近未来で、カマキリアド号なる自動車で近未来を旅するコンセプトとなった。これまでのアルバムと違うのはスター・プレイヤー達があまり参加していない事で、ウォルター・ベッカーがベースとギターで参加、ドナルド・フェイゲンがコンピューターで作ったガイドに合わせキーボードとギターの部分を録り、そこにスタッフのドラマー、クリストファー・パーカーのドラムとジョージ・ワディーニアのギターを加え基本のリズム・トラックを完成、ポール・グリフィンのオルガン、バリシオ・ジョンソンのパーカッションなどとホーンセクション加えたサウンドなのだが、すっかりドナルド・フェイゲンのあの音になっているのは流石としか言いようがない。「Snowbound」のミッシェル・コンドリー制作によるミュージック・ビデオも楽しめる。その後のスティーリー・ダン再結成のきっかけとなった作品でもある。

「Trans-Island Skyway」

「Countermoon」

「Snowbound」

「On the Dunes」

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Bobby Caldwell August Moon [CD]


オーガスト・ムーン(紙ジャケット仕様)

オーガスト・ムーン(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ボビー・コールドウェル
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/08/17
  • メディア: CD


ミスターAORとの愛称を持つボビー・コールドウェル、主に影響を受けたアーティストは、フランク・シナトラ、スティーヴィー・ワンダー、ドナルド・フェイゲン(スティーリー・ダン)とのこと。83年に日本だけでリリースされ、後にアメリカでもリリースされた、ボビー・コールドウェルの第4作「August Moon」。レコーディングはマイアミでもLAでもなくナッシュビルのモーニング・スタジオ。タイトルの由来は8月にレコーディングのクライマックスを迎えその時見上げた夜空に浮かぶ月が息も止まりそうなくらい美しかったからだとか。名曲「Sherry」やロバータ・フラックに提供した名バラード「Never Loved Before」のセルフ・カヴァー、ロビー・デュプリーも歌った「She Loves My Car」などがはいっている。過去3枚のアルバムと比べると全体的にロック色が濃くファンの間でも論議を呼んだ作品で、AORブームに陰りが見え始める中で新しい試みを模索している作品となった、打ち込みなどマルチ・プレイヤーぶりを発揮しているが、主要な所ではTOTOのジェフ・ポーカロ(dr)やデヴィッド・ハンゲイド(b)、イエロー・ジャケッツのジミー・ハスリップ(b)などが参加している。このアルバム発表後、表舞台から遠ざかりコンポーザーとして活動。86年にはピーター・セテラ&エイミー・グラントに提供した「Next Time I Fall」が全米チャート1位に輝き名実ともにコンポーザーとしての地位を確立する。代表作としてはボズ・スキャッグズのカム・バック作に提供した「Heart Of Mine」であろう。98年にアルバム「Heart Of Mine」をリリースし第一線に復帰をする。

「Sherry」

「Never Loved Before」

「Fraulein」

おまけでピーター・セテラ&エイミー・グラントの「The Next Time I Fall」

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