Chic Risque [CD]
シックはニューヨークでセッション・ミュージシャンとして活動していたギタリストのナイル・ロジャースとベーシストのバーナード・エドワードによって76年に結成されたグループ。グループのコンセプトはスタイリッシュなダンス・ミュージックを演奏する事、シックというバンド名は正しくはシークというフランス語の発音で、上品だとか粋、熟練などの意味で、シックのアルバムでもフランス語が使用されている。シックの特徴はひたすらダンサブルなリズムと粘りのあるベース、そしてナイル・ロジャースの小気味よいカッティング・ギターにある。79年にリリースされたサード・アルバム「Risque」は乗りに乗った勢いを感じさせるアルバムであるが、アルバムを出すごとに洗練され、綺麗すぎる印象もある作品となった。その後シックは80年代に入ると人気は低迷し解散、バーナード・エドワードとトニー・トンプソンはパワー・ステイションのメンバーとして活動し、ナイル・ロジャースはプロデューサーとしてマドンナの「Like A Virgin」デヴィッド・ボウイの「Let's Dance」などを手掛け、その他にもヂュラン・デュラン、ミック・ジャガーなどのプロデュースに携わり、ヒット請負人として名を馳せていく。
「Good Times」
「A Warm Summer Night」
「My Forbidden Lover」
「Can't Stand to Love You」
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