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Paco de Lucía, Al Di Meola, John McLaughlin Passion, Grace and Fire [CD]


"パッション,グレイス&ファイア~情炎"

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 2001/03/23
  • メディア: CD


ジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラ、パコ・デ・ルシアの3人が再び顔を合わせて吹き込んだ2作目のアルバム「Passion, Grace and Fire(情炎)」は83年にリリースされた。ずいぶん前に紹介した、前作「Friday Night In San Francisco」がライブ・レコーディングだった為、スタジオでのレコーディングは初めての作品となった。主たるレコーディングをジョン・マクラフリンの本拠地イギリスでで行なっている。このトリオはアル・ディ・メオラの発案に端を発したが、このアルバムレコーディングの頃にはジョン・マクラフリンが主導権を持っていたが、しかし演奏された曲目は3人が2曲づつ持ち寄って作られ、内容的にも三者対等の形がとられていて、それぞれの曲でメインのソロを取っているのが作曲者である。イギリス出身のジョン・マクラフリン、アメリカ出身のアル・ディ・メオラ、スペイン出身のパコ・デ・ルシア、それぞれの異なるバック・ボーンからなる音楽性が絡まったサウンドが大きな魅力となるトリオで、同じアコースティックギターを弾きながら、音色はもとより表現力がこうまで違うかと思わされる。音楽的にはこのアルバムがトリオの頂点に達した時点で行われたレコーディングと言われていて、3人が対等に渡り合い、その中から各個人の個性が最良な形で引き出された演奏を聴く事が出来るアルバムとなった。次の再結成は13年後になってしまう。

「Aspan」作曲:ジョン・マクラフリン

「David」作曲:ジョン・マクラフリン

「Passion Grace & Fire」作曲:アル・ディ・メオラ

「Sichia」作曲:パコ・デ・ルシア

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