America View From The Ground [CD]
ジェリー・ベックリー、デューイ・バネル、ダン・ピークの3人によりロンドンで結成したアメリカ。多感な時期にビートルズなどイギリスの音楽とアメリカのCSN&Yに影響を受け、アコースティックなサウンドと美しいハーモニーを特長とし、米国ならではの音楽に英国の要素が入り、より深みのあるサウンドになっている。71年のセカンド・アルバム「名前のない馬」がいきなり全英・全米No.1に輝き、その後も75年に「金色の髪の少女」も全米No.1に輝いた。77年にダン・ピークが脱退し、商業的にやや低迷していたが、2人の美しいハーモニーはそのままに、80年代らしいAORサウンドに進化したアルバム「View From The Ground(風のマジック)」を82年にリリース。デュオとなってからの3作目で、外部からのライターやセッション・ミュージシャンを積極的に起用。元アージェントのメンバーでソロ活動でも知られるラス・バラードとペイジズも手掛ける元ブラッド・スウェット&ティアーズのボビー・コロンビーが2曲ずつ、残りの曲はアメリカの2人がセルフ・プロデュースをし、久しぶりのヒット作となった。バックのミュージシャン達もTOTOのジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロ、スティーブ・ルカサー、ディーン・パークスなど、コーラス陣はカール・ウィルソン、クリストファー・クロス、ティモシー・B・シュミット、トム・ケリーなどで、超豪華なコーラスとなっている。
「You Can Do Magic」
「Right Before Your Eyes」
「Love On The Vine」
「Sometimes Lovers」