Flora Purim Everyday Everynight [CD]
ブラジル出身のフローラ・プリンは72年チック・コリアが結成したリターン・トゥ・フォーエヴァーに夫のアイルト・モレイラと共に参加、新時代のヴォーカリストとしてセンセーションを巻き起こした。「エブリデイ・エブリナイト」は78年にリリースされた。フローラ・プリンとミッシェル・コロンビエーとのコラボレーションを軸とするアルバムで、ミッシェル・コロンビエーはフランス人の作編曲でキーボード奏者で主に映画音楽の分野で活躍してきた。フローラ・プリンにミッシェル・コロンビエーを紹介したのはジャコ・パストリアスで、このアルバムでも4曲のレコーディングに参加している。前作あたりからポップ志向強めてきたフローラ・プリンにシンフォニックな構成美が持ち味のミッシェル・コロンビエーとの共作を含め収録曲の大多数を作曲。ミッシェル・コロンビエーはさらにキボードを弾き、ホーントとストリングスのアレンジも手掛けている。バックアップするミュージシャンもゴージャスでハービー・ハンコック、ジャコ・パストリアス、ジョージ・デューク、リー・リトナー、ハーヴィー・メイソン、アルフォンソ・ジョンソン、デヴィド・サンボーン、ブレッカー・ブラザースのランディ&マイケル、さらにデビッド・フォスターとジェイ・グレイドンなどで、その演奏能力でポップとジャズとブラジル音楽とが巧みに合わさった音楽を適材適所で力を発揮し、フローラ・プリンのヴォーカルを引き立たせている。
「Everyday, Everynight」
「The Hope」
「Five-Four」
「Walking Away」
「Las Olas」